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第10回アンタレスS(GIII) 2005年4月24日(Sun) 京都ダート1,800M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 3 | 6 | ピットファイター | 牡6 | 57.0kg | 安藤勝己 | 1.49.8 | − | 494kg(+4) | 5 | |
2 | 6 | 11 | オーガストバイオ | 牡4 | 56.0kg | 池添謙一 | 1.50.0 | 1 1/2 | 502kg(+2) | 10 | |
3 | 6 | 12 | サワノブレイブ | 牡4 | 56.0kg | 小牧太 | 1.50.2 | 1 | 486kg(+2) | 12 | |
4 | ○ | 3 | 5 | ヒシアトラス | 牡5 | 57.0kg | 横山典弘 | 1.50.2 | ハナ | 534kg(-5) | 1 |
5 | 5 | 10 | ブラックコンドル | 牡4 | 56.0kg | 武幸四郎 | 1.50.3 | 1/2 | 460kg(+4) | 8 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.1 - 11.0 - 12.9 - 12.7 - 12.6 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 12.4 上がり 4F 48.5 - 3F 36.3 1コーナー 16-8,6(5,11)(4,12,14)3(2,10)(13,15)1,7,9 2コーナー 16,8(5,6,11)(4,12,14)3(2,10)13(1,15)-7,9 3コーナー 16(6,11)14(4,12)(5,10)(8,2)(3,13,15)(1,9)7 4コーナー 16(6,11)14(4,12)(5,10)13(8,3,2,15)1(7,9) |
■レース回顧 積極策で目覚めた勝負勘・快速実演ピットファイター! |
■レース解説 サミーミラクルが出遅れ。スリージェムが出を窺う中、サイレンスボーイが飛び出してハナを奪う。この直後にピットファイター、オーガストバイオ、ヒシアトラスが続く。サカラートは中団馬群の内、ブラックコンドルはその外を進む。エンシェントヒルとサミーミラクルが並んで最後方待機。前後10馬身圏内で推移。ピットファイターとオーガストバイオがサイレンスボーイをぴったりマークしながら3〜4コーナーをカーブ。タイキエニグマが外から仕掛け気味に進出。前3頭が横並びで直線に向く。内からピットファイターが抜け出し先頭。オーガストバイオもこれに喰らい付く。最内からはサワノブレイブが接近。タイキエニグマの外からヒシアトラスが追い上げるも前の2頭が悠々押し切る。 ■レース回顧 ハズレ。結局行った者勝ち。この時計では後ろから行ったら届かん罠…。('A`) ピットファイターは積極的な立ち回りで快勝。これは安藤勝己騎手が上手く乗った。ペース自体は11着に敗れた平安Sとほぼ同じだったが、抜群の手応えを生かして上がりを1秒4も縮めてきた。平安Sと見比べてみると、後ろから行くとダメで前につけると強いということが良く分かる。戦跡もこれにほぼ同調している。 オーガストバイオはスタート直後からピットファイターにコバンザメの如くぴったりと張り付いて最後まで離れなかった。それまで大した持ち時計を有していなかったにも関わらず、重賞の舞台で相手なりに走ってきたのは意外。昨年末にダート1,800Mを使うようになってから成績が安定し始めている。次からは人気を集めるだろうが、今回の走りを見れば順張りで良いと思う。 サワノブレイブは中団外寄りの追走から4コーナーで内へ切れ込み、内から確実に伸びてきた。前2頭の脚色が良く、交わすまでには至らなかったものの、ヒシアトラスの追撃を僅かに振り切って3連ベースでの波乱をアシストした。戦跡を振り返ると阪神コースで凡走した後、京都コースで立ち直るというパターンの繰り返し。平坦なら能力以上に走るという見解で良いだろう。 ヒシアトラスは3コーナー手前でペースが上がり始めたところで後ろに置かれてしまい、早い段階で鞭が飛んでいた。追走段階から頭が高かったように、激戦続きで流れに乗れなかったというのが一応の敗因になるだろう。ただ実績馬だからこそ勝ちに行く姿勢をみせてもらいたかったという感は残る。 エンシェントヒルは最後方から4コーナーで追い上げにかかったところ、道中同じ位置にいたサミーミラクルに先に行かれてつっかかってしまい、直線に向いたところでもまだ最後方。そもそも前につけた馬が軒並み36秒台で上がるような展開ではお手上げ。ダートでは追い込み馬は抑えまで。京都では尚のこと前が止まらない。今日は砂埃が舞い上がるほどパサパサだったことも付け加えておく。 サイレンスボーイは直後の2頭の良いペースメーカーになり、溜めが作れなかったのが全て。何とかして番手から抜け出す方策をとってもらいたい。サカラートは同じ負け方の繰り返し。灘Sの勝ち方がちらついて切るに切れない困った馬になりつつある。馬場が渋った時にもう一度狙いを立ててみて、それでもダメだったらもう知らん。 |