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第40回サンケイスポーツ賞フローラS(GII) 2005年4月24日(Sun) 東京芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 8 | 15 | ディアデラノビア | 牝3 | 54.0kg | 武豊 | 2.01.8 | − | 422kg(+2) | 2 |
2 | ○ | 2 | 3 | レースパイロット | 牝3 | 54.0kg | 蛯名正義 | 2.01.8 | クビ | 462kg(-2) | 1 |
3 | 8 | 14 | アスピリンスノー | 牝3 | 54.0kg | 小野次郎 | 2.01.9 | クビ | 436kg(-8) | 11 | |
4 | 4 | 7 | ピサノグラフ | 牝3 | 54.0kg | K.デザーモ | 2.01.9 | アタマ | 454kg(-4) | 3 | |
5 | 7 | 13 | パーフェクトマッチ | 牝3 | 54.0kg | 石崎隆之 | 2.01.9 | アタマ | 454kg(-10) | 4 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.9 - 12.1 - 11.4 - 12.1 - 12.9 - 12.7 - 13.0 - 11.7 - 11.3 - 11.7 上がり 4F 47.7 - 3F 34.7 2コーナー 11,14(3,4)(2,6)(1,8)10,7(5,12,9)15,13 3コーナー 11,14-(3,4)2(7,6,8)10,12-(5,9)(13,15)=1 4コーナー 11,14(3,4)(7,10,2)12(9,6,8)(13,5,15) |
■レース回顧 トライアル3度目の正直・大外なで斬りディアデラノビア! |
■レース解説 クインオブクインが押し上げてハナを奪う。アスピリンスノーがすかさず2番手で続く。セリーナトロフィー、レースパイロットも早めの競馬。イエローパピヨンは中団から抑えて後方に控える。ピサノグラフは中団馬群の内、ディアデラノビアは最後方の外を追走。前2頭がリードを保ちながら3コーナーを通過するも、4コーナーを迎えるまでに馬群は凝縮。クインオブクインが僅かに先頭で直線に向く。最内からレースパイロットが前に出る。同時にアスピリンスノーもクインオブクインを交わしてレースパイロットに接近。ピサノグラフもレースパイロットの直後からじわじわ迫る。この3頭が抜け出して競り合うも、大外からディアデラノビアがまとめて差し切る。 ■レース回顧 馬単◎→○(50%)的中。配当安くても馬単でバシッと決めると気持ちいい。(^o^) ディアデラノビアは外に壁を作れない苦しい立場ながら、綺麗に折り合いがついていた。4コーナーで無理して大外に回すこともなく、あくまで直線に賭ける構え。落ち着いて外に持ち出し、鞭を入れるとこれまた綺麗に反応した。加速中は鞭が入っておらず、無理した様子はなかった。これならオークスでも通用しそうだ。ただ武豊騎手が「代打騎乗」と公言しているように、現時点では安藤勝己騎手に手綱が戻る可能性が高い。武豊騎手がエアメサイアを断ってまでもこの馬を選ぶかが興味深い。 レースパイロットは初めての積極策。終始内を進み、直線最短距離で抜け出しに成功。3頭併せの真ん中で両脇の馬に抜かせなかった。ただディアデラノビアにきっちり差し込まれたように、後ろから一気に来られると辛い。本番はさらにシーザリオという強敵が加わる。その意味において今回一杯一杯の競馬で勝てなかったのはどうか。 アスピリンスノーはクインオブクインを前に置いて脚を温存。直線に向いても持ったままを継続していたのをみて驚いた。エルフィンSで逃げてレースパイロットにハナ+アタマ差。開幕週の絶好馬場なら十分対抗出来たということになるだろうか。ただ今回も力で捻じ伏せられた感は否めない。 ピサノグラフはレースパイロットの追い出しを見届けてから仕掛けに移ったが、そこから前に行けなかった。来日早々勝ちまくっていたデザーモ騎手でも「2,000Mもこなせなくはないが強いメンバーに入ると微妙」と半ば白旗モード。西高東低と言われて久しからず、特に関東の平場はレベルが低い。ニュージーランドトロフィーのミスターケビン(1人気15着)も必要以上に持ち上げられた挙句、マイネルハーティーを筆頭とする関西勢に圧倒されたのは記憶に新しい。 パーフェクトマッチは何故後ろから行ったのか不明。ディアデラノビアに次ぐ上がり(34秒0)をマークしたが、これは本来の乗られ方ではない。追い上げる際には首を横に向けて苦しそうにしていた。現時点では相手なりに走る馬と解釈しておくに留めたい。 なおウェディングヒミコは3コーナー手前でズルズル後退。田中勝春騎手が下馬した直後に倒れ込んでそのまま息を引き取ったとのこと。自在性のある馬で期待していただけに残念。 |