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第36回読売マイラーズC(GII)
2005年4月16日(Sat) 阪神芝1,600M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 5 9 ローエングリン 牡6 57.0kg 横山典弘 1.33.5 492kg(-4) 3
2   4 8 プリサイスマシーン 牡6 57.0kg 後藤浩輝 1.33.5 クビ 480kg(+4) 7
3   3 6 アサクサデンエン 牡6 57.0kg 四位洋文 1.33.7 1 1/2 498kg(-8) 10
4 8 16 カンパニー 牡4 57.0kg 安藤勝己 1.33.8 クビ 450kg(+2) 2
5   1 2 ダンツジャッジ 牡6 57.0kg 和田竜二 1.33.8 ハナ 506kg(+10) 9
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.0 - 11.6 - 12.3 - 11.9 - 11.4 - 11.2 - 11.6
上がり 4F 46.1 - 3F 34.2
2コーナー 11,9-5(2,8)(3,7,13)1(10,15)(4,12)16(6,14)
3コーナー 11,9,8(5,7)(2,3)(10,13)(1,4,15)12(6,16)14
4コーナー (11,*9)8,5(2,3,7)(10,13)(1,4,15,16)12,6,14

■レース回顧 快速生かせる芝の上・2年振りに押し切り実演ローエングリン!
■レース解説

 スターイレブン、ダンツジャッジが好スタートから前を窺うが、外からローエングリンとマイティスピードが交わしていく。マイティスピードがハナを主張し、ローエングリンは2番手に控える。プリサイスマシーンは好位集団の一角を追走。ハットトリックは中団やや後方寄り、その内にアルビレオが続く。テレグノシス、カンパニーはこれらの直後。3コーナーを回ったところで、ローエングリンがマイティスピードの外から並びかける。プリサイスマシーンも早めの進出でローエングリンの直後まで押し上げる。前3頭が並んで直線に向く。ローエングリンがマイティスピードを交わして先頭に立つ。直後からプリサイスマシーンが追撃。前2頭が後続を離しながら併せの状態でゴール。


■レース回顧

 ハズレ。えーと、これは日経新春杯のリプレイですか?(^-^;)

 ローエングリンは大方の予想通り2番手からの競馬。ハナを主張するだけで逃げ脚は緩いマイティスピード主導の流れを持ったままで追走。勝負どころで自分から動いていき、直線で後続を突き放しての完勝だった。ただペースが落ち着いた割には縦長になっていたように、プリサイスマシーンにマークされていた以外は殆ど無視の状態で、展開が向いたという感じもしなくはない。

 プリサイスマシーンも好位で絶好の手応えをキープ。ローエングリンよりも早い段階、3コーナー過ぎから仕掛けて前に迫りかけていったのは正解。このまま並びかけて一気に抜き去りたいところだったが、そこはローエングリンの手応えが勝っていた。休み明けでこれだけ動いてくるとは思わなかった。GIIIまでの実力から一歩前進といったところか。

 前2頭が抜けた後の熾烈な3着争いを制したのはアサクサデンエンだった。不利があったハットトリックに対してはともかく、すぐ前にいたカンパニーを上回る差脚にはビックリ。スタート下手で追い込み一辺倒でも嵌ったら手がつけられないというのは馬券を買う側としては厄介な存在。

 テレグノシスは6着まで追い上げてきたが全くといっていいほど勢いがなかった。ポン駆けが利くだけに休み明けは敗因にならない。事実、休み明けで臨んだ昨年の毎日王冠ではローエングリンの逃げ込みをゴール前であっさり捉えている。やはり府中でこそ大きく買うというスタンスで良さそう。京王杯スプリングCから安田記念というローテでの巻き返しは必至。

 ハットトリックは勝負どころで堪える不利。タマモホットプレイとカンパニーに挟まれる形で進路を塞がれてしまった。その様子はまるで日経新春杯のナリタセンチュリーをみているようだった。ただ前との差はかなりあっただけに、不利がなくても届いていたかどうかは微妙。差し・追い込み型を軸に据える時はそれで本当にいいのかもう一度よく確認する必要がある


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