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第23回ニュージーランドトロフィー(GII)
2005年4月9日(Sat) 中山芝1,600M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 8 マイネルハーティー 牡3 56.0kg 内田博幸 1.33.4 474kg(+6) 2
2   6 11 イヤダイヤダ 牡3 56.0kg 柴田善臣 1.33.6 1 1/4 476kg(0) 11
3 5 9 インプレッション 牡3 56.0kg 松永幹夫 1.33.6 クビ 506kg(+12) 7
4   3 5 ピカレスクコート 牡3 56.0kg 安藤勝己 1.33.8 1 1/4 488kg(-2) 5
5   2 4 アグネスジェダイ 牡3 56.0kg 小野次郎 1.33.9 3/4 488kg(-2) 13
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 10.8 - 11.2 - 11.4 - 11.8 - 12.1 - 11.5 - 12.2
上がり 4F 47.6 - 3F 35.8
2コーナー (4,*15)(5,14)11(3,6,10,12)1(2,7,9,13)(8,16)
3コーナー 4,15,5(3,14)(1,6,11)(10,9,12)(2,7,13)(8,16)
4コーナー (*4,15,5)(3,1,14,11)(10,6,9,12)(2,7,13)8,16

■レース回顧 速い流れで決め手復活・最後方から豪脚一閃マイネルハーティー!
■レース解説

 アグネスジェダイが好スタートからハナを奪いにいくところへ外からディープサマーが並びかける。フサイチアンテウス、ピカレスクコートが好位を形成。ミスターケビン、イヤダイヤダも差がなく続く。インプレッションは中団、セイウンニムカウはその内を追走。マイネルハーティーは単独最後方を進む。アグネスジェダイがディープサマーをリードして3コーナーをカーブ。イヤダイヤダが外からするすると上がっていく。前の集団が横並びの状態で直線に向く。ディープサマー、ピカレスクコートがアグネスジェダイを捉えかけたところへイヤダイヤダが外から接近。僅かに前に出たところでマイネルハーティーが強襲、一瞬で交わして抜け出す。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。イヤダイヤダが2着なんて(´・д・`)イヤダー

 マイネルハーティーはいつも通りの後方待機から直線突き抜けた。アグネスジェダイという飛ばし屋にクリスタルCを逃げ切ったディープサマーが絡む流れでおあつらえ向きのハイペースになったのが最大の勝因。ストーミーカフェが引っ張った流れで突っ込んできた実績があるだけに、ここは正直落としてもらいたくなかったというのが本音。決め手は同世代でも屈指の存在。中村師は「マイルはギリギリ」との旨のコメントを出しているが、NHKマイルCでも展開次第で十分勝負になりそうだ。

 イヤダイヤダは珍しく(?)柴田善臣騎手が上手く乗った。いつもなら慎重に構え過ぎて何も出来ずというところで外から動いていき、直線横並びの状態から抜け出すことに成功。マイネルハーティーの差し込みを押さえ込むのは無理でも、直後から迫ったインプレッションを凌ぐだけの手応えは残していた。人気薄で一か八かの騎乗が出来たということだろうか。母系はメロンパン〜モットヒカリヲと続くバリバリの小田切血統。叔母に新潟2歳Sを勝ったワナがいる。

 インプレッションは後ろから脚を溜めてじっくり追い出したところ、今度は詰め切れなかった。使った脚はイヤダイヤダを上回りながら交わすところまでは至っておらず、力負けという感じもしなくはない。もう少し落ち着いた流れの方が良さそう。

 アグネスジェダイは無理に飛ばすところがなかったとはいえ、外からディープサマーに被されて引くに引けなくなっていた。直線は共倒れかと思ったが意外に踏ん張り、アグネスジェダイが僅かに先着。これらを直後から追ったピカレスクコートも含め、差し優勢の流れでの健闘は評価しておきたい。

 セイウンニムカウは絶好のスタートを切りながら、セレスエンブレムらに割り込まれて後ろに下がってしまったのが最後まで響いた。直線でも前が壁になるようなところがあり、まさに踏んだり蹴ったりの内容。京王杯2歳Sでは先行していたように、前走のような差し込みが身上ということもないので次走以降の巻き返しに期待したい。

 ミスターケビンは追走で少々掛かっていた上、勝負どころで他馬に包まれて直線見せ場無く沈んだ。同一コースで2戦2勝という点が買われての1番人気だったようだが、戦ってきた相手やそのパフォーマンスを照らし合わせて考えれば到底買える馬ではなかったように思う。マイネルハーティーに1秒7も離されていながら、走破時計(1分35秒1)が自己ベストを1秒近く上回っていたという事実が何よりの証拠。


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