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第23回ニュージーランドトロフィー(GII)
2005年4月9日(Sat) 中山芝1,600M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マルターズビクター 75 積極的な位置取り敷けるが相手揃ってどうか。  
2 セイウンニムカウ 84 重賞で堅実な成績。差脚好調で引き続き通用。
2 3 セレスエンブレム 77 距離伸びて多少はマシもスピード勝負では劣勢。  
4 アグネスジェダイ 84 スタートダッシュに定評も現状はダート向きか。  
3 5 ピカレスクコート 79 勝った2戦はいずれも逃げ切り。追走強要で微妙。  
6 ミスターケビン 79 時計平凡の上関西勢と未対戦。ここは苦しいか。  
4 7 マチカネオーラ 82 牽制合戦の前走度外視。素軽さ戻れば通用。
8 マイネルハーティー 85 前走差し不発。ここは距離短縮で展開も向く。
5 9 インプレッション 82 前走敗退も早仕掛け考慮。構えて抜け出したい。
10 セイウンプレジャー 76 連勝の内容悪くない。決め手生かせれば浮上も。  
6 11 イヤダイヤダ 80 シンザン記念完敗。前走立て直すもまだ足りない。  
12 モエレフェニックス 76 変わらず低調。何も出来ずでは狙い様がない。  
7 13 チアフルワールド 81 ここも同型多い。快速生かした積極策でどこまで。  
14 フサイチアンテウス 82 荒削りも伸び脚しっかり。地力足りず展開頼み。  
8 15 ディープサマー 85 前走軽快な逃げ切り。並ばれた時が少々不安。  
16 スプリットメイド 75 戦跡からして無理筋も終いに賭けて一発狙い。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 もう一頭のマイル重賞連対馬・適距離&速い流れで決め脚復活マイネルハーティー
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【アーリントンC経由馬の成績一覧('00年以降)】
年度(回) 着順 馬名 前走着順(着差) 前走位置 今回位置
'00年(第18回) 1着 エイシンプレストン 1着(+0秒1) 5-3-3 12-10-9
4着 トーヨーデヘア 4着(-0秒6) 8-6-5 3-2-2
'01年(第19回) 1着 キタサンチャンネル 2着(-0秒0) 1-1-1 1-1-1
6着 エイシンスペンサー 6着(-0秒5) 7-8-9 13-13-11
'02年(第20回) 10着 キネティクス 6着(-0秒9) 6-6-6 8-9-11
15着 サンヴァレー 10着(-1秒9) 1-1-1 1-2-2
'03年(第21回) 5着 ゴールデンキャスト 7着(-1秒0) 14-13-13 14-16-12
'04年(第22回) 1着 シーキングザダイヤ 1着(+0秒1) 2-2-2 7-6-7

 '00年に東京芝1,400Mから中山芝1,600Mに舞台を移してからの過去5年、アーリントンCを経由した馬は延べ8頭が出走して【3・0・0・5】(37.5%)。このうちそこで連対していた馬に限ると3頭がいずれも勝っている。今年はセイウンニムカウが有力視されるが、同馬は勝ち馬から0秒3離されていた点、及び差し込みだった点で少々疑問が残る。データ的には軸推奨もここは抑えまで。


【脚質別成績('00年以降)】
今回脚質 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 【1・2・1・2】 16.7% 50.0% 66.7% 135 203
先行 【0・0・3・13】 0.0% 0.0% 18.8% 0 53
差し 【4・0・1・25】 13.3% 13.3% 16.7% 279 69
追込 【0・3・0・21】 0.0% 12.5% 12.5% 0 125

年度 馬場 テン3F 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'00年 35.4 35.7 1.34.4 12-10-9(差) 15-15-13(追) 2-2-3(先)
'01年 36.0 35.2 1.35.7 1-1-1(逃) 9-9-11(差) 3-3-3(先)
'02年 33.9 36.2 1.32.1 3-7-6(差) 2-1-1(逃) 5-5-4(先)
'03年 35.0 35.7 1.34.6 5-6-5(差) 1-1-1(逃) 5-5-5(差)
'04年 34.9 35.6 1.33.5 7-6-7(差) 15-14-12(追) 1-1-1(逃)

 決着パターンは差し馬同士か逃げ馬の前残り。今年はテンが速いアグネスジェダイをはじめ、ディープサマーやピカレスクコートなど行きたい馬が揃っており、展開的には差し込みが有効。


 軸はマイネルハーティー。朝日杯フューチュリティS(4着)でセイウンニムカウ(5着)、ディープサマー(6着)に先着。その時に使った脚は最速(34秒8)。続くシンザン記念でもペールギュントとハナ差の接戦。差し優勢だった前走で何も出来なかったのは気になるが、マイルのハイペースなら強気になれる。

 相手筆頭はセイウンニムカウ。前走は勝負どころで完全に包まれながら直線で盛り返して2着。それまで好位付けで善戦していただけに差し込み自体は評価。マイネルハーティーに対しては自在性で優位に立つ。但し差し込みの勢いは一枚劣る。

 単穴はマチカネオーラ。純粋な追い比べに適性があり、場合によっては捲りも可能。前走は独特のスローを全力で捲って半ば自滅。ひいらぎ賞の勝ち時計は朝日杯フューチュリティS組に次ぐ速い時計。マイネルハーティーと同様に適鞍で一変が期待できる。

 連下はインプレッション。前走はビッグプラネットを楽に行かせてしまった上、直線で早仕掛けに出たところをセイウンニムカウに交わされた。速い流れに対する適性は未知数だが、じっくり待って追い出せば前走のようなことはないと思われる。

◎マイネルハーティー
○セイウンニムカウ
▲マチカネオーラ
△インプレッション


■馬券構築

 マイネルハーティーから馬複流しで手堅く。

[馬複] マイネルハーティー−セイウンニムカウ 40%
[馬複] マイネルハーティー−マチカネオーラ 30%
[馬複] マイネルハーティー−インプレッション 30%


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