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第49回産経大阪杯(GII)
2005年4月3日(Sun) 阪神芝2,000M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   5 5 サンライズペガサス 牡7 57.0kg 幸英明 1.59.0 496kg(+4) 1
2 8 9 ハーツクライ 牡4 58.0kg 横山典弘 1.59.2 1 1/4 490kg(+18) 4
3   8 8 サイレントディール 牡5 57.0kg 岩田康誠 1.59.4 1 1/4 534kg(-4) 6
4 3 3 アドマイヤグルーヴ 牝5 57.0kg 武豊 1.59.4 クビ 486kg(+22) 2
5 7 7 メガスターダム 牡6 57.0kg 松永幹夫 1.59.4 アタマ 514kg(-6) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 10.4 - 12.0 - 12.0 - 12.1 - 12.4 - 12.2 - 12.0 - 11.5 - 11.7
上がり 4F 47.4 - 3F 35.2
1コーナー 8,1=2(5,7)(6,4)3-9
2コーナー 8,1=2(5,7)(6,4)3-9
3コーナー 8,1-(2,7)5,4(6,3)-9
4コーナー 8(1,7)(2,5)(4,3)(6,9)

■レース回顧 3年越しの美酒・日はまた昇るサンライズペガサス!
■レース解説

 サイレントディールがトーセンダンディを制してハナを奪う。トーセンダンディから7〜8馬身離れてセフティーエンペラが3番手。こサンライズペガサスとメガスターダムがこの直後を並んで追走。アドマイヤドンとマイネルベナードを挟んでアドマイヤグルーヴが続く。ハーツクライは最後方待機。隊列は縦長。3コーナー手前でアドマイヤグルーヴが徐々に進出。メガスターダムは先頭集団へ取り付く構え。直線に向き、サイレントディールが二の脚を繰り出して後続を突き放しにかかる。後方からはサンライズペガサスが進出。好反応からサイレントディールを一瞬のうちに捉えて交わす。大外からハーツクライが強襲をかけるもサンライズペガサスが余裕を持ってゴール。


■レース回顧

 ハズレ。下手な洒落はやめなしゃれ。(´∀`;)

 サンライズペガサスは4〜5番手からいつでも発進OKの位置取り。持ったままで4コーナーを回り、直線に向いても暫くは静観。メガスターダムの外へ持ち出してから鞭を入れると、多少ヨレながらも自慢の末脚を炸裂させた。ただ何となくフワフワした走りで力強さは感じなかった。「一戦一戦が勝負。次のレースを考えられる馬じゃないから、脚元と相談しながら慎重にやっていく」との石坂師のコメントが現状を如実に物語っている。これでGIを勝てばお涙頂戴だが…。

 ハーツクライはここでも変わらず最後方待機。前2頭が想定以上に競ってくれたお陰でペースが上がった上、4コーナー手前で馬群が10馬身圏内に凝縮。これなら加速に手間取っても十分差し込める。2着までしか来れなかったのは予定調和。

 サイレントディールはトーセンダンディを差し置いてハナを奪い、その後も鈴をかけてきた相手をあしらい続けた。こうなると共倒れが筋だが、トーセンダンディのほうが先にヘバってしまい後退。対するサイレントディールは余力十分。キレ者2頭に抜かれただけで済んだのは評価したい。

 アドマイヤグルーヴは思っていたよりも後方の位置取り。サンライズペガサスを前に置いてしまってはキツい。武豊騎手は「3コーナーで(アドマイヤ)ドンに“ドン”と来られたからね。あれからハミを取ってしまって…」とコメント。どちらにせよ不本意の追走だったことには違いない。パドックでは牝馬とは思えない凄まじい馬体を披露。数字から来る太め感はなかった。

 セフティーエンペラは前2頭から離れた3番手で主導権を奪えず、ペースが上がり始めたところで後ろに下がってしまった。やはり緩急がある流れには弱い。メガスターダムは3コーナーから徐々に動いていく余裕がありながら直線の追い比べで脱落。前走でも切れ味が勝ったサンライズペガサスに1馬身圏内でマークされる展開では苦しい。アドマイヤドンは無難な追走、無難な追い上げで6着。出遅れなかったことが唯一の収穫。


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