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第37回ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII) 2005年4月3日(Sun) 中山芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定] |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 3 | 5 | ダイワメジャー | 牡4 | 57.5kg | 柴田善臣 | 1.32.3 | − | 520kg(0) | 3 | |
2 | 7 | 14 | チアズメッセージ | 牝5 | 54.0kg | 田中勝春 | 1.32.6 | 2 | 510kg(+6) | 10 | |
3 | 1 | 1 | トレジャー | 牡7 | 54.0kg | 北村宏司 | 1.32.6 | アタマ | 518kg(0) | 8 | |
4 | 4 | 7 | エルカミーノ | 牡7 | 53.0kg | 江田照男 | 1.32.7 | 3/4 | 496kg(-8) | 14 | |
5 | ○ | 2 | 4 | マイネルソロモン | 牡5 | 57.0kg | 後藤浩輝 | 1.32.7 | クビ | 472kg(-8) | 1 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.6 - 10.8 - 11.5 - 11.5 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 11.7 上がり 4F 45.9 - 3F 34.5 2コーナー 9(2,3)(1,5,10,11)(12,16)(4,8,13)-14(6,7)-15 3コーナー (*9,5)(3,10)(1,2,11)(4,12,13,16)(8,7,14)-(6,15) 4コーナー (*9,5)(1,3,10)(2,12,11,16)4(8,13)14,7(6,15) |
■レース回顧 病気治してあっさり復活・素軽さ戻ったダイワメジャー! |
■レース解説 イシノミューズが出遅れ。ダンツジャッジが僅かに前に出る。トレジャー、シルキーラグーン、ダイワエルシエーロが続く。その外からダイワメジャーが押し上げて2番手。フジサイレンスは前を見る形で6番手を進む。マイネルソロモンは中団の内を追走。先行勢が一塊の状態のまま3コーナーをカーブ。ダイワメジャーがダンツジャッジと併走しながら直線に向く。暫くの併走からダイワメジャーが抜け出し、ダンツジャッジを突き放して単独先頭。2番手以降は大混戦。ラストで大外最後方からチアズメッセージが突っ込んでくるもダイワメジャーが流しながら2馬身先着。 ■レース回顧 大ハズレ。ここで先生ですか。キッツイなぁ…。(+_+) ダイワメジャーは内寄りの枠を生かしてすかさず2番手をキープ。3コーナーを過ぎたところで前を行くダンツジャッジに並びかけ、直線余裕を持って突き放した。必死になって追わないことで知られる柴田善臣騎手もここぞとばかりに鞭を連発。抜け出してからもその鞭は緩まなかった。それにしても喘鳴症は手術を施すだけですぐ立ち直れるものだとは思いもしなかった。こうなるとゴールドアリュールの引退時期はあれで良かったのかとさえ思えてくる。 チアズメッセージはスタートで後手を踏んだことで後方決め打ちを敢行。4コーナーで最後方近くに置かれながらも大外へ誘導。幸いにもダイワメジャーが抜け出した後の集団は各馬バタバタ。ゴール前の脚色は明らかに違っていた。エンゲルグレーセ(ガーネットS2着)やサミーミラクル(マーチS2着)然り、田中勝春騎手は今年に入ってからハンデ戦で今回と同じような乗り方をして穴を量産している。 トレジャーは最内枠からのスタートから流れに上手く乗り、直線で内から地味に伸びてきた。3年前のこのレースで勝ち馬グラスワールドと同じ1分32秒4で駆けており、速い時計に適性があったのは明らか。いかにも持久戦向きの馬。 フジサイレンスは先行集団を前に置く理想的な位置取り。4コーナーでも持ったままで期待出来そうだったが、肝心の追い上げが利かず直線沈没。今回の走破タイム1分33秒0でも自己ベスト更新で、単純に時計面の壁にぶち当たった感がある。 マイネルソロモンは前でダイワメジャーが抜け出しを図ったところでも馬群の中でもがいており、鞭を入れてもあまり反応していなかった。休み明け初戦のローテは昨年と同じ。その時見せた手際の良さと比較すると、今年は付いて回っただけの印象しか残らなかった。昨年から3kg増のハンデも利いたか。 ジンクライシスは芝での速い流れに全く付いていけなかった。バテて下がったというよりは初めから勝負を捨てたような乗り方で、ここを使ったことによるダメージは無さそうである。芝はこなす程度で、やはりダートに活路を見出すべきだろう。重賞とは言わず、まずはオープンで堅実に稼いでもらいたい。 ダイワエルシエーロは1枠2頭に先を越された上、後からやってきたダイワメジャーに抜かれて後退を余儀なくされ、そのまま番手追走を強要。その間もフジサイレンスに外から蓋をされて完全に気分を害していた。直線は自分から勝負を捨てており、1頭だけ蚊帳の外。他馬に絡まれると脆いのは折り込み済みなのでこの結果でも特に驚かない。せせこましい中山や阪神より、広々とした京都外回りや東京・新潟のようなコースが合っている。 |