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第35回高松宮記念(GI)
2005年3月27日(Sun) 中京芝1,200M 4歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 18 アドマイヤマックス 牡6 57.0kg 武豊 1.08.4 484kg(-4) 4
2 7 15 キーンランドスワン 牡6 57.0kg 四位洋文 1.08.8 2 1/2 482kg(-2) 6
3 6 12 プレシャスカフェ 牡6 57.0kg 蛯名正義 1.08.8 クビ 492kg(-6) 1
4 7 13 カルストンライトオ 牡7 57.0kg 大西直宏 1.08.9 1/2 504kg(-8) 3
5   5 10 ナイキアヘッド 牡6 57.0kg 村田一誠 1.09.0 クビ 488kg(-8) 15
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 11.8 - 10.3 - 11.2 - 11.4 - 11.6 - 12.1
上がり 4F 46.3 - 3F 35.1
3コーナー 13,11(2,7,9)14(12,18)(1,15)(8,6,10)(3,17)-(5,4,16)
4コーナー (11,2,*13)-(7,9,14)(12,18)(1,6,15)(8,10,17)16(5,3)4

■レース回顧 惜敗続きに終止符・春の短距離王はアドマイヤマックス!
■レース解説

 プレシャスカフェ、キョウワハピネスが出遅れ。カルストンライトオが好スタートからすんなりハナを奪う。コスモラブシック、ギャラントアローがこれに続く。メイショウボーラーはこれらの直後。アドマイヤマックスは中団の外を進む。プレシャスカフェがそのすぐ内を追い上げていく。キーンランドスワンは後方の外を追走。4コーナーを回るところでカルストンライトオのリードは僅か。馬場の3分どころを回しながら直線に向く。カルストンライトオ、ギャラントアロー、コスモラブシックが横並びで叩き合う。内からプレシャスカフェが抜け出してくるが外からアドマイヤマックスが急追。そのまま一気に突き抜ける。


■レース回顧

 ハズレ。肝心要の大一番でESP…。_| ̄|○ガックシ

 アドマイヤマックスは大外から他馬を俯瞰する形での追走。4コーナーで多少おっつけながら迷わず外へ誘導。感触を確かめるようにして鞭を一発づつ入れて追い出すと、次の瞬間には先頭に立っていた。CBC賞(5着)と阪急杯(4着)の敗因は外枠発走から4コーナーで外に振ったことにあるとみていたが、ここも条件的には一緒。なのに今回は拍子抜けするほどアッサリ行った。武豊騎手は勝利騎手インタビューで「内に入ることは考えていませんでした」と答えており、外伸び馬場を確信していたようだった。

 キーンランドスワンは3〜4コーナーの中間地点から動き出し、早々に鞭を取り出して一気に進出。スピードが乗った状態を上手く繋いで一頭づつ順調に交わしていったが、自身より前にいたアドマイヤマックスは捉え切れなかった。ラストで俄然伸びており、脚色も衰えていなかっただけにもう少し前につけていたかった。

 プレシャスカフェは痛恨の出遅れ。短距離戦、しかも快速自慢が集結するGIでのスタート失敗は致命的。馬群を縫うようにして何とか好位に取り付いていったが、これで完全に馬が気負ってしまった。距離ロスを抑えるべく内を突き、前で粘るギャラントアローを内から交わしていったがそこで終了。馬場の悪いところを通った関係で決め脚を削がれてしまった感もある。

 カルストンライトオはいつものような「ラチピタ」作戦を採らず、馬場の良いところを選んでの単騎逃げ。直後の2頭が内を突いたため4コーナーでリードがなくなり、不本意ながら叩き合いに参加。内外から挟まれる形で走りにくそうにしていた。差し込み優勢の流れで逃げて4着は流石。

 メイショウボーラーは好位の4番手で折り合っていたはずが、4コーナー手前でバチバチと鞭が入りだした。後続馬に次々と抜かれながらも必死に追い縋るも全く伸びず。やはり追走を強要されると冴えない。ダートのマイルを逃げ切った後に芝のスプリントを使うというローテーションも馬にとってはなじめなかったようだ。


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