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第35回高松宮記念(GI)
2005年3月27日(Sun) 中京芝1,200M 4歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 スリージェム 96 短距離通用もダート戦。テンで置かれて終了。  
2 ギャラントアロー 96 昨年は逃げて4着。脚質転換も付け焼刃か。  
2 3 ワンダーシアトル 92 中京は走るが近走を見る限り力不足は明白。  
4 ウインクリューガー 97 直線弾けた前走意外。フロック感拭えず静観。  
3 5 ゴールデンロドリゴ 95 ローカル短距離の穴馬。スムーズなら即通用。
6 タマモホットプレイ 98 前走全く流れに乗れず。後方待機で不安定。  
4 7 メイショウボーラー 105 快速馬集結で展開不向き。追走強要で埋没。  
8 シルヴァーゼット 91 先行するにも後続を凌ぐ手立て無く苦しい。  
5 9 クリノワールド 89 前走で持ち時計更新もまだ遅い。追走まで。  
10 ナイキアヘッド 91 上位クラスで見所無し。上がり目も望み薄。  
6 11 コスモラブシック 92 低レベルの前走で完敗では話にならない。  
12 プレシャスカフェ 95 スプリント戦4連勝中。瞬時の決め脚は脅威。
7 13 カルストンライトオ 98 左回り鬼門は事実。本格化認めて地力信頼。
14 ゴールデンキャスト 97 テンが速いと置かれる。追いかけるとイマイチ。  
15 キーンランドスワン 96 昨年は差込み3着。位置取り次第で十分通用。
8 16 キョウワハピネス 86 古馬との対戦で馬脚現わす。これでは無理。  
17 ブイヤマト 95 スピード不足。重賞で通用するレベルにもない。  
18 アドマイヤマックス 98 また外枠。溜めに溜めないと差し切りは困難。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 瞬時の決め脚で他馬圧倒・スプリントなら断然プレシャスカフェ
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【阪急杯連対経由馬の成績一覧('00年以降)】
年度(回) 馬名 阪急杯成績・戦法 高松宮記念成績・戦法
'00年(第30回) ブラックホーク 1着(1人気)・先 4着(1人気)・差
ディヴァインライト 2着(6人気)・先 2着(8人気)・差
'01年(第31回) ダイタクヤマト 1着(2人気)・先 8着(2人気)・先
ブラックホーク 2着(1人気)・差 2着(3人気)・差
'02年(第32回) アドマイヤコジーン 1着(2人気)・先 2着(2人気)・先
'03年(第33回) ショウナンカンプ 1着(1人気)・逃 10着(1人気)・逃
サニングデール 2着(3人気)・先 2着(2人気)・差
'04年(第34回) サニングデール 1着(3人気)・差 1着(2人気)・差
シーイズトウショウ 2着(5人気)・先 5着(3人気)・差

 高松宮記念はステップレースとの繋がりが極めて強く、5月上旬に行われていた'99年以前も当時の有力ステップ・シルクロードSを経由した馬が毎年連対していた。現在は阪急杯が有力ステップとして機能している。今年は勝ち馬キーンランドスワン、2着馬カルストンライトオに注目。


【上位入線馬の芝1,200M持ち時計一覧('00年以降)】
年度(回) テン3F 決着時計 1着馬 2着馬 3着馬
'00年(第30回) 33.1 1.08.6 1.08.4 1.08.9 1.06.5
'01年(第31回) 33.5 1.08.4 1.07.9 1.07.6 1.08.1
'02年(第32回) 32.9 1.08.4 1.07.3 1.07.9
'03年(第33回) 32.9 1.08.1 1.07.1 1.07.1 1.08.9
'04年(第34回) 32.9 1.07.9 1.07.1 1.07.8 1.07.8
※'02年3着スティンガーは高松宮記念が芝1,200M初出走。

 年を追う毎に高速決着化しており、特にここ3年はテン3ハロンが32秒9という超ハイペースで流れている。速い流れについて行けるだけの裏付けが必要。ここはシンプルに持ち時計に注目してみたい。一応の基準として1分07秒台を目安に考えると、カルストンライトオワンダーシアトルゴールデンキャストナイキアヘッドプレシャスカフェコスモラブシックキーンランドスワンの7頭が狙いに挙がる。


 軸はプレシャスカフェ。僅かな距離で瞬時に反応、そのまま一気に先行各馬を飲み込む内容で重賞を連取。前走はラストで流す余裕もみられた。福島でテン3ハロン32秒4の激烈ペースを後方から突き刺しており、速い流れも問題ないどころかむしろ歓迎。

 相手筆頭はキーンランドスワン。重賞で好走するのは決まって先行策を採った時。前走のテン3ハロンは33秒9と遅めで、楽に先行出来たことは否めない。昨年サニングデールと同じ位置から追い込んで3着しているだけに差し込みのほうで期待してみたい。

 単穴はカルストンライトオ。バーデンバーデンCは途中から先頭に立ち、1分07秒3のレコード決着でハナ差2着。その時のテン3ハロンは極限の32秒1。ラチを頼る癖は相変わらずだが、それだけで重賞を3つも勝てるわけがない。左周り不安は2kgの負担減で相殺と考えたい。

 連下はゴールデンロドリゴ。ローカルの短距離戦、特にこの中京ではやたら走る。3年連続出走のCBC賞はいずれも僅差。一昨年の高松宮記念でも絶望的な位置から上がり最速の脚を繰り出して5着。前々走は勝負どころで不利、前走は出遅れ。差し込み主体なのでペースが合えば時計不安は少ない。

◎プレシャスカフェ
○キーンランドスワン
▲カルストンライトオ
△ゴールデンロドリゴ


■馬券構築

 プレシャスカフェから馬単流し。

[馬単] プレシャスカフェ→キーンランドスワン 30%
[馬単] プレシャスカフェ→カルストンライトオ 50%
[馬単] プレシャスカフェ→ゴールデンロドリゴ 20%


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