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第12回マーチS(GIII)
2005年3月27日(Sun) 中山ダート1,800M 4歳以上オープン ハンデ (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   6 11 クーリンガー 牡6 57.5kg 和田竜二 1.52.0 534kg(-7) 6
2   5 9 サミーミラクル 牡5 56.0kg 田中勝春 1.52.0 クビ 520kg(+4) 8
3 2 3 ユートピア 牡5 59.0kg 安藤勝己 1.52.2 1 1/4 470kg(0) 3
4 8 16 サカラート 牡5 56.0kg 中舘英二 1.52.6 2 1/2 468kg(-6) 2
5   6 12 カフェオリンポス 牡4 57.0kg 柴田善臣 1.52.8 1 1/4 510kg(-2) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 11.1 - 12.6 - 13.0 - 12.5 - 12.5 - 12.5 - 12.5 - 13.0
上がり 4F 50.5 - 3F 38.0
1コーナー 2,3,11(1,16)(8,10,15)14,4-(7,13)(5,12)-6-9
2コーナー 2,3,11(1,16)(8,10)(4,15)14(7,13)12,5-6,9
3コーナー 2(3,11)16(1,8,10,4,15)(13,14,12)-(7,5)(6,9)
4コーナー (2,*3)(11,16)1,8(13,10,4)(14,15)12,5(7,6,9)

■レース回顧 一杯一杯の手応えでさあこれから・渋太さ一番クーリンガー!
■レース解説

 ブラックコンドルがダッシュ良くハナを奪う。ユートピアとクーリンガーがこれを追う。外からサカラートも前につける。タイキエニグマは内の4番手をハードクリスタルと併走。前は固まり気味に推移。サミーミラクルはハギノハイグレイドを前に置いて最後方を進む。3コーナーを過ぎたところでユートピアがブラックコンドルに並びかける。クーリンガーも手綱をしごいてこれを追いかける。サカラートはその外を通って進出。前4頭が並んで直線に向く。ユートピアが内で尚も粘るブラックコンドルを交わして先頭に立つ。その外からクーリンガーがじわじわ接近、ユートピアを交わす。単独先頭に立ったところで後方からサミーミラクルが猛追。みるみる差を縮められるが何とか振り切る。


■レース回顧

 ハズレ。クーリンガーの底力とサミーミラクルの猛追。どっちも(・∀・)チゴイネ!

 クーリンガーは鞭を一発入れて好位に取り付き、道中は逃げるブラックコンドルを見る形で外を追走。後半でペースが上がり始めると俄かに手応えが怪しくなり、4コーナーを回るところで手綱が激しく動いていたにも関わらず、直線で完歩を広げて追い上げてきた。名古屋大賞典も今回と同じような内容で制しており、ここに来て渋太さを増している。

 サミーミラクルは最後方からの決め打ちを敢行。4コーナーで惜し気もなく大外を回し、直線だけで追い込みをかけると矢のように伸びた。前崩れの展開でもないのに追い込みが届いたのは意外。距離の長短に関係なく、脚を溜めた分だけしっかり弾けたということになるだろうか。ラストの勢いは短距離馬のそれだった。

 ユートピアはスタートからブラックコンドルを追いかけていった。少し口を割る仕草をみせており、安藤騎手からすれば不本意な追走だったようだ。ブラックコンドルを終始マークし、直線手前でこれを潰しにかかる強攻策で早くも先頭。クーリンガーに交わされてからは観念して流していた。

 サカラートはクーリンガーとユートピアの直後につけ、勝負どころでクーリンガーの外へ回したところ、思いのほか伸びを欠いた。気付いた時にはクーリンガーは遥か前。上がりが掛かる馬場では持ち味の突き放す脚が使えないようだ。

 タイキエニグマは懸念していた通りブラックコンドルに先に行かれて番手追走を強要された挙句、4コーナー手前でフェードアウト。自分の競馬をさせてもらえずというのは昇級初戦馬が散る最たるパターン。ここを使った収穫は無かった。


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