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第12回マーチS(GIII)
2005年3月27日(Sun) 中山ダート1,800M 4歳以上オープン ハンデ (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 タイキエニグマ 94 時計更新しつつ連勝。昇級も行き脚つけば通用。
2 ブラックコンドル 97 先行して安定。中山の重い砂が合うかどうか。  
2 3 ユートピア 101 逃げて大物喰いあり。何も出来ずの前走度外視。
4 ウインブレイズ 86 近走イマイチ。過去にダートこなしているが微妙。  
3 5 スターキングマン 久々が問題。右回り・急坂共に不得意の部類。  
6 ハギノハイグレイド 後ろから行くだけでマイナス。地力あるが辛い。  
4 7 タカラアジュディ 68 中央勢に迫るほどの力も勢いもない。軽量頼み。  
8 ハードクリスタル 94 相手弱化で追走は楽。小回りコースで巻き返す。
5 9 サミーミラクル 93 差し届かずばかり。距離伸びて非力さ目立つ。  
10 ビッグウルフ 93 近走どうも流れに乗れない。変わらず低調。  
6 11 クーリンガー 97 依然渋太さみせるが後手に回ると詰め切れない。  
12 カフェオリンポス 96 ここ3走の凡走気になる。立て直し図るも苦戦。  
7 13 トップオブワールド 98 前に行けない。レース振りは悪くないが結果出ず。  
14 ホウザングラマー 交流重賞でレマーズガールに6連敗では苦しい。  
8 15 レマーズガール 90 着々と地力アップ。前につけられれば脈あり。  
16 サカラート 99 叩かれ復調気配。好位から突き放す脚に期待。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 早め進出にも機敏に対応・出し抜けの絶好機到来サカラート
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【良馬場施行時の時計指標と上位通過順(過去10年)】
年度 テン3F 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'96年 38.5 38.0 1.53.3 1-1-1-1(逃) 2-2-2-2(先) 2-4-4-3(先)
'97年 36.4 38.0 1.51.5 11-10-6-3(捲) 3-3-3-3(先) 1-1-1-1(逃)
'98年 35.5 38.6 1.51.9 4-4-3-5(先) 2-2-2-2(先) 9-9-7-5(差)
'01年 35.7 38.3 1.50.8 6-6-3-2(先) 6-7-6-4(差) 8-7-6-9(差)
'02年 36.9 37.4 1.51.3 2-3-2-2(先) 1-1-1-1(逃) 5-6-5-4(差)
'03年 35.7 39.5 1.52.0 1-1-1-1(逃) 11-11-11-6(捲) 2-2-2-2(先)
'04年 37.3 37.5 1.53.0 6-6-9-6(差) 1-2-1-1(逃) 3-3-3-2(先)

 マーチSはとにかく行った者勝ちで、ここ3年は逃げた馬が連対している。差し込むにしても3コーナーから動かないと届かない。上がりがやたらと掛かるので、決め脚の差は表立って出てこない。前につけてどれだけ粘れるかを試す一戦といえる。


【負担斤量別成績一覧(過去10年)】
負担斤量(牡・セン) 着別度数 単勝率 連対率 複勝率
51kg以下 【1・0・1・7】 11.1% 11.1% 11.1%
51.5〜53kg 【1・2・3・31】 2.7% 8.1% 16.2%
53.5〜55kg 【2・3・3・47】 3.6% 9.1% 14.5%
55.5〜57kg 【2・3・1・20】 7.7% 19.2% 23.1%
57.5kg以上 【4・2・1・3】 40.0% 60.0% 70.0%

【連対馬の負担斤量とトップハンデ馬の成績(過去10年)】
年度(回) 1着馬 2着馬 トップハンデ馬
'95年(第2回) トーヨーリファール
牡5・59kg
ロイヤルハーバー
牡5・53kg
ローリエアンドレ
牡6・57kg(15着)
'96年(第3回) アミサイクロン
牡6・50kg
プレミアムプリンス
牡4・52kg
アイオーユー
牝5・55.5kg(4着)
'97年(第4回) ワイルドブラスター
牡5・55kg
グレイトチャーマー
牡6・55kg
テセウスフリーゼ
牡5・56kg(8着)
'98年(第5回) ワイルドブラスター
牡6・56.5kg
ナモンレグラス
牡4・54kg
エムアイブラン
牡6・58.5kg(3着)
'99年(第6回) タヤスケーポイント
牡4・53kg
ビーマイナカヤマ
牡5・57kg
オースミジェット
牡5・58kg(10着)
'00年(第7回) タマモストロング
牡5・57.5kg
スマートボーイ
牡5・56kg
(1着)
'01年(第8回) アイランドオオジャ
牡5・54kg
ホーマンスピリット
牡6・56kg
サンフォードシチー
牡6・58kg(4着)
'02年(第9回) マンボツイスト
牡7・57.5kg
スマートボーイ
牡7・58kg
(2着)
'03年(第10回) スマートボーイ
牡8・58kg
ワンモアマイライン
牡5・55kg
レギュラーメンバー
牡6・59.5kg(16着)
'04年(第11回) アンドゥオール
牡5・56kg
プリサイスマシーン
牡5・57.5kg
(2着)

 以前は軽ハンデ馬が通用していたが、近年はトップハンデ馬を筆頭に重ハンデ馬が盛り返してきている。負担斤量別成績一覧を見る限りでは、重ハンデを割引材料と捉えない方が良さそうだ


 軸はサカラート。直線入口で動いて突き放した灘Sの内容が光る。平安Sは直線で一旦置かれながらもう一度盛り返す内容。仁川Sは外から一気にやってきたエイシェントヒルの決め手に屈するも2着は確保。逃げ馬を前に見遣る形で4角進出、その後の突き放す脚に期待したい。

 相手筆頭はタイキエニグマ。コース適性の高さと先行脚質が狙える材料。1枠2頭の先行争いではテンのスピードでこちらが劣勢。ただここで出遅れるとそのまま内に閉じ込められそうなだけに無理して行くかもしれない。いずれにしてもここ2戦のような楽は出来そうにない。

 単穴はユートピア。南部杯で逃げてアドマイヤドンを完封した実績からすればトップハンデでも仕方ない。前走はさながら公開調教といった感じで、本当に何もしていなかった。ダービーグランプリ以来となる安藤勝己騎手への乗り替わりで変わり身に期待。

 連下はハードクリスタル。ここ2走はメイショウボーラーが織り成すハイペースを遥か後方で追いかけるだけに終始しており、本来の行きっぷりは鳴りを潜めたまま。好位付けで結果を出してきた馬だけにとりあえず前に行ってもらいたい。

◎サカラート
○タイキエニグマ
▲ユートピア
△ハードクリスタル


■馬券構築

 サカラートから馬複流し。

[馬複] サカラート−タイキエニグマ 40%
[馬複] サカラート−ユートピア 30%
[馬複] サカラート−ハードクリスタル 30%


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