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第19回夕刊フジ賞クリスタルC(GIII)
2005年3月13日(Sun) 中山芝1,200M 3歳オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 2 ディープサマー 牡3 56.0kg 小野次郎 1.08.6 472kg(-2) 2
2   3 6 コパノフウジン 牡3 56.0kg 蛯名正義 1.08.8 1 1/2 444kg(-4) 10
3 2 3 アイルラヴァゲイン 牡3 56.0kg 柴田善臣 1.08.9 3/4 504kg(-4) 1
4   4 7 チアフルワールド 牡3 56.0kg 石橋脩 1.09.0 1/2 482kg(+2) 3
5 2 4 エイシンヴァイデン 牡3 57.0kg 江田照男 1.09.1 1/2 468kg(0) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.1 - 10.6 - 11.1 - 11.3 - 11.5 - 12.0
上がり 4F 45.9 - 3F 34.8
3コーナー (*2,11)6(7,8)(1,3,9,10,15)(4,5,13)-16,14,12
4コーナー 2,11(6,7,8)(1,3,10,15)(4,9,13)(5,16)(14,12)

■レース回顧 最適距離に戻って発奮・ディープサマーが二の脚繰り出し楽勝!
■レース解説

 エイシンニュートンがハナを奪う。内からディープサマーが追いかけて2番手。メジロハンター、チアフルワールド、コパノフウジンも差が無く続く。アイルラヴァゲインはそれらの直後につける。マイネルアルビオンが後方から外を通って徐々に進出。エイシンヴァイデンは後方の内で待機。フサイチアンテウスは離れた後方で前を追う。3コーナーをカーブしたところでディープサマーが先頭に替わる。エイシンニュートンが2番手、チアフルワールドが直後から押し上げて直線に向く。ディープサマーがすかさず後続を突き放し独走。エイシンニュートンが粘るところへ内からコパノフウジンが抜け出し2番手。後方勢は全く届かず、ディープサマーがそのまま押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。意外にも前残り決着。断然人気の軸馬も3着で完全にアウト。(´・ω・`)

 ディープサマーは距離短縮で積極さが戻っただけではなく、終始余裕の手応えだったのが目を引いた。テン3ハロン33秒8はこれでも近年最も遅いペース。これまで直線で伸びあぐねるシーンが多かったが、今回は早め先頭から最短距離を通り、他馬に付け入る隙を与えなかった。東京や京都外回りで同様のレースが出来るかが次の課題だろう。

 コパノフウジンは好位集団に身を委ねた状態から、ディープサマーの後を追うようにして直線で最内から抜けてきた。短距離戦にしては縦長の展開になり、コーナーワークで後続との差を更に広げられたのはラッキーだった。これで5年連続二桁人気馬が連対。展開一つで何でもありの傾向は健在。また過去に圧勝経歴を持つ馬が強いという傾向も一年置いて復活。ディープサマーは新馬戦でストーミーカフェ相手に1秒9差、コパノフウジンにも前々走のダート戦で1秒0差の圧勝があった。

 アイルラヴァゲインはスタートでやや後手を踏んでいた上、内に切れ込んできたエイシンニュートンの影響を間接的に受けて後方に押し遣られていた。多少持って行かれ気味で、押さえ込み過ぎた感もしなくはない。結局前に楽をさせたまま届かず。断然人気を背負いながらいつもと変わらず淡々とした騎乗ができるのはある意味凄いと思う。

 マイネルアルビオンは道中から積極的に動いて行ったものの、その他後続勢と同じような脚色になり埋没。逃げた馬と同じ上がりでは差を詰めようがない。エイシンヴァイデンは前走同様控え過ぎで差を詰め切れなかった。それでも勝ち馬から0秒5差ならまずまずといったところか。例年通りの超ハイペースならもっと見どころがあったかもしれない。

 フサイチアンテウスは上記2頭に先着されたとはいえ、最後方近くから上がり最速の脚を使って突っ込みをかけてきたレース振りを評価しておきたい。見た感じ大跳びでもっさりとした動きながらも、ハミをとってぐいぐい伸びていたのが印象的だった。


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