HOME > 重賞回顧 > 第23回ローレル競馬場賞中山牝馬S
第23回ローレル競馬場賞中山牝馬S(GIII) 2005年3月12日(Sat) 中山芝1,800M 4歳以上オープン ハンデ (牝)(混)[指定] |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 5 | 10 | ウイングレット | 牝4 | 55.0kg | 田中勝春 | 1.49.7 | − | 466kg(+6) | 1 | |
2 | 6 | 11 | メイショウオスカル | 牝4 | 54.0kg | 江田照男 | 1.49.7 | クビ | 480kg(-2) | 9 | |
3 | ▲ | 2 | 3 | チアフルスマイル | 牝5 | 53.0kg | 北村宏司 | 1.49.8 | 1/2 | 436kg(-4) | 10 |
4 | 7 | 13 | オルレアン | 牝4 | 52.0kg | 吉田豊 | 1.49.8 | ハナ | 468kg(+8) | 14 | |
5 | ◎ | 6 | 12 | マイネヌーヴェル | 牝5 | 54.0kg | 横山典弘 | 1.50.0 | 1 1/4 | 512kg(+12) | 5 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.7 - 12.3 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 11.9 上がり 4F 47.4- 3F 35.2 1コーナー 13(10,14)(1,16)(2,4)11(3,12)7(6,8,9)-15,5 2コーナー 13(10,14)(1,16)(2,4)(3,11)(7,12)(6,8,9)(15,5) 3コーナー (*13,10)(1,2,14,16)4(3,11)(7,12)(6,9)8(15,5) 4コーナー (*13,10)(14,16)(1,2,4,11)(3,7,12)(6,8,9)(15,5) |
■レース回顧 緩い流れで好位抜け出し・一足先に春の訪れウイングレット! |
■レース解説 オルレアンがハナを奪う。ユキノスイトピー、ウイングレットが直後につける。ジョリーダンス、オースミコスモなども前につけ、好位はごった返す。メイショウオスカルは中団外、チアフルスマイルはその内を追走。マイネヌーヴェルは中団やや後方の位置。その直後にヘヴンリーロマンスが続く。レクレドールは最後方待機。3コーナーを過ぎた辺りでウイングレットが徐々に動き出す。外を通ってチャペルコンサート、メイショウオスカルも進出。各馬が殺到しながら直線に向く。オルレアンが懸命に粘るも、ウイングレットが余裕を持って追い出し先頭に替わる。直後の集団からメイショウオスカルが鋭く伸びて前に詰め寄るもウイングレットがこれを凌ぎ切る。 ■レース回顧 ハズレ。木を見て森を見ず。展開読みを怠ったのは不覚。(-_-) 今回の予想にあたっては重ハンデ馬(=重賞勝ち馬)が活躍している点、後方待機馬の台頭が多い点に注目してみたのだが、結果は見ての通り。特に後者の視点がてんでダメ。レースを引っ張ったのは芝初出走のオルレアン。1,000M通過は62秒3と超スロー。当初逃げると思われていたユキノスイトピーにしても前走はスローに落としており、ここで速い流れは考えにくかった。 ウイングレットはオルレアンに終始鈴をかける形で追走し、直線ほぼ持ったままでこれを交わした。後ろからやってきたメイショウオスカルは京都牝馬Sで下した相手で、接近を許したものの抜かせはしなかった。この2走でスローをモノにした感がある。緩急自在で今後も楽しみな存在になった。 メイショウオスカルは3コーナー過ぎから勢い良く進出してきたかと思うと、そのまま間髪入れず追撃体制に移った。距離ロスがありながらもこの伸びは想定外。阪神牝馬Sで差し込みを実践し始めてからこれが4戦目。その間も京都金杯で牡馬の骨っぽいところと接戦を演じており、この2着はさしずめ当然といったところか。 チアフルスマイルは直線で溜めを入れるほど余裕があった。ウイングレットが先頭に出たところを見計らって追い出したものの、力及ばず3着まで。短距離で速い流れしか体験したことがなかったにも関わらず、ここで掛からず追走出来たのは評価対象としたい。 マイネヌーヴェルは緩い流れを見越していつもより前につけてきたが、それでも間に合わなかった。前が止まったところをブッコ抜くというのが基本戦術なだけに、流れが落ち着いてしまうと持ち味が出ない。先行激化が予想される時に再度狙いを立てたい。 オースミコスモはあまりのスローに痺れを切らせてとにかく行きたがっていた。昨年よりも1,000M通過が4秒も遅い流れでは戸惑っても仕方ない。最初のコーナーをカーブするところで他馬に挟まれ後退、直線でもメイショウオスカルとチアフルスマイルに先に行かれて行き場を失って後退するなど、不利が重なったのも不運だった。 ヘヴンリーロマンスもオースミコスモと同様行きたがっていた。ただ差脚に賭けたにしても少し構えすぎたか。昨秋の古都S(2着)でサクラセンチュリー(3着)に差し勝ったことがあるように、スローでも問題ないように思えるだけにこの敗戦は気掛かり。 |