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第23回ローレル競馬場賞中山牝馬S(GIII)
2005年3月12日(Sat) 中山芝1,800M 4歳以上オープン ハンデ (牝)(混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ユキノスイトピー 90 京都ではよく走るがここコース替わりで相手強化。  
2 オースミコスモ 100 直線置かれた前走不満。負幅僅少も低調隠せず。  
2 3 チアフルスマイル 90 差脚強力。速い流れに乗った差し込みで脈あり。
4 チャペルコンサート 96 信頼性低いがたまに居残る。ノーマークなら怖い。  
3 5 レクレドール 95 ここ2戦は直線勝負実らず。距離短くなるのは良い。
6 フラワーチャンプ 95 昨年無欲の追い込みで3着も当てには出来ない。  
4 7 チアズメッセージ 98 距離はこなす程度。行きっぷり低下も懸念要素。  
8 ヘヴンリーロマンス 98 前走は明らかに無謀。芝に戻って仕切り直し。
5 9 ブライアンズレター 94 骨っぽい相手と善戦評価。但し速い流れでは微妙。  
10 ウイングレット 96 昨冬同コースを同斤量で勝利。押し切りなるか。  
6 11 メイショウオスカル 94 悪くないがあと一押し足りない。ここも入着まで。  
12 マイネヌーヴェル 95 中山得意の追い込み馬。厳しい流れで巻き返す。
7 13 オルレアン 95 初めての芝使い。粘り込むにしてもここ相手揃う。  
14 ジョリーダンス 84 休み明けで格上挑戦。ここは付いて回るだけか。  
8 15 ベルモントパティ 97 芝ではいいところ無し。ハンデ魅力も見送り妥当。  
16 グローリアスデイズ 93 全体的に見て力負け目立つ。鉄砲駆けは不気味。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 後方待機の重賞ウイナーを狙え・見えないところから強襲マイネヌーヴェル
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【上位馬通過順一覧(過去10年)】
年度 馬場 テン3F 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'95年 稍重 37.9 35.3 1.49.4 1-1-1-1(逃) 5-7-7-8(差) 9-9-8-9(追)
'96年 36.2 36.4 1.48.2 4-4-4-3(先) 12-12-12-12(追) 15-15-14-13(追)
'97年 36.5 34.9 1.49.3 12-12-13-10(差) 11-9-6-3(捲) 4-3-3-2(先)
'98年 37.7 36.2 1.49.8 4-6-7-7(差) 2-2-2-2(先) 1-1-1-1(逃)
'99年 37.2 35.7 1.48.4 6-7-6-4(先) 6-2-1-1(捲) 4-5-6-7(差)
'00年 36.3 35.9 1.48.5 9-9-7-6(差) 11-11-11-8(差) 9-9-9-8(差)
'01年 36.0 36.9 1.49.5 1-1-1-1(逃) 15-15-12-8(捲) 13-13-14-11(追)
'02年 35.1 36.6 1.45.4 5-5-5-5(差) 10-8-7-6(差) 7-8-7-6(差)
'03年 35.4 36.2 1.46.7 9-10-8-7(差) 12-13-11-10(追) 6-6-5-7(差)
'04年 35.2 35.6 1.46.1 8-8-10-8(差) 15-15-14-11(追) 15-16-16-12(追)
※'98年以前はBコース、'99年以降はAコースを使用。

 中山牝馬Sは例年後方待機勢が幅を利かせている。近年は馬場高速化に伴い、この傾向が一際目立ってきている。狙いに挙がるのは速い流れで差せる馬


【連対馬の重賞実績一覧(過去10年)】
年度 1着馬 2着馬
'95年 アルファキュート(牝5・53kg)
'94年サファイアS(GIII)
ホクトベガ(牝5・57.5kg)
'93年エリザベス女王杯(GI)他、全3勝
'96年 プレイリークイーン(牝6・54kg)
重賞未連対
ショウリノメガミ(牝5・56kg)
'96年京都牝馬S(GIII)
'97年 ショウリノメガミ(牝6・56kg)
'96年京都牝馬S(GIII)
スプリングバーベナ(牝5・53kg)
重賞未連対
'98年 メジロランバダ(牝5・56kg)
'97年日経新春杯(GII)
ランフォザドリーム(牝4・52kg)
'98年京都牝馬S(GIII)2着
'99年 ナリタルナパーク(牝4・53kg)
'98年秋華賞(GI)2着
メジロドーベル(牝5・58.5kg)
'97年優駿牝馬(GI)他、全6勝
'00年 レッドチリペッパー(牝4・55kg)
'99年富士S(GIII)
エイダイクイン(牝5・54kg)
'98年クイーンC(GIII)
'01年 エイシンルーデンス(牝5・55kg)
'99年チューリップ賞(GIII)
グリーンプラネット(牝6・53kg)
重賞未連対
'02年 ダイヤモンドビコー(牝4・55kg)
'01年ローズS(GII)
ティコティコタック(牝5・56.5kg)
'00年秋華賞(GI)
'03年 レディパステル(牝5・56kg)
'01年優駿牝馬(GI)
テンエイウイング(牝4・50kg)
重賞未連対
'04年 オースミコスモ(牝5・55kg)
'03年関屋記念(GIII)
ハッピーパス(牝6・55.5kg)
'03年京都牝馬S(GIII)

 重斤量を背負った馬が順当に勝ち負けを演じており、勝ち馬10頭のうち8頭は既に重賞を勝っていた。重賞未勝利馬同士の決着は1回もなく、軸は既に重賞を勝っている馬とするのが妥当。


 軸はマイネヌーヴェル。紅一点で臨んだ中山金杯で外から豪快に突っ込み、クラフトワークの2着と好走。前走は1,000M通過61秒5のスローが祟った結果で度外視可。3コーナー過ぎから慌しくなるレース傾向からしてここは狙いが立つ。フラワーCでゴボウ抜きを演じた鞍上も心強い。

 相手筆頭はヘヴンリーロマンス。昨冬の阪神での連勝はいずれもハイペースを後方から差したもので、ここで求められる適性と一致する。京都牝馬Sは後方で構え過ぎただけで、ラストでしっかり詰めてきていたのを見る限り、ここでの上位争いは必至。

 単穴はチアフルスマイル。上がり33秒台を連発している末脚はこのメンバーに入っても全くヒケを取らない。短距離で差し慣れしている分、直線勝負では鋭い伸びがみられそうだ。前々走のユートピアSではヘヴンリーロマンスと同じ55kgを背負って0秒1差の負け。ここはハンデ戦で斤量差が付き妙味。

 連下はレクレドール。ローズSは前半1,000M58秒9、走破時計1分59秒0で、この時期の牝馬限定戦にしては速い水準でまとまっている。ここ2戦は直線平坦コースで溜めが入る流れで脚を余しており、直線の追い比べなら台頭があって然るべき。

◎マイネヌーヴェル
○ヘヴンリーロマンス
▲チアフルスマイル
△レクレドール


■馬券構築

 マイネヌーヴェルから馬複、3連複流し。

[馬複] マイネヌーヴェル−ヘヴンリーロマンス 30%
[馬複] マイネヌーヴェル−チアフルスマイル 20%
[馬複] マイネヌーヴェル−レクレドール 20%
[3連複] マイネヌーヴェル−ヘヴンリーロマンス−チアフルスマイル 10%
[3連複] マイネヌーヴェル−ヘヴンリーロマンス−レクレドール 10%
[3連複] マイネヌーヴェル−チアフルスマイル−レクレドール 10%


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