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第12回チューリップ賞(GIII)
2005年3月5日(Sat) 阪神芝1,600M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 3 エイシンテンダー 牝3 54.0kg 武幸四郎 1.35.3 490kg(+14) 3
2   2 2 アドマイヤメガミ 牝3 54.0kg 池添謙一 1.35.7 2 1/2 444kg(0) 7
3   6 11 ダンツクインビー 牝3 54.0kg 小牧太 1.35.8 3/4 480kg(+4) 10
4 6 10 オリエントチャーム 牝3 54.0kg 武豊 1.35.8 ハナ 430kg(-8) 2
5   8 14 エリモファイナル 牝3 54.0kg 福永祐一 1.35.9 1/2 448kg(0) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.8 - 11.1 - 11.6 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 11.8
上がり 4F 47.5 - 3F 35.4
2コーナー (*4,7,9)(3,8,11,12)15(6,10,13)(1,5,14)2
3コーナー (*4,7)9(3,8,11)(6,1,13,12)(10,14,15)(2,5)
4コーナー (*4,7)(3,8,9,11)(1,15)(13,12)(6,10,14)(2,5)

■レース回顧 インでじっくり脚を溜めた好騎乗・桜へ一直線エイシンテンダー!
■レース解説

 ケイアイメルヘンが僅かにハナを奪う。コスモフォーチュン、シゲルコレデモカがこれに並ぶように続く。エイシンテンダーは控えて4番手。外を通ってダンツクインビー、アスピリンスノーも前につける。ディアデラノビア、オリエントチャームは馬群の中で待機。エリモファイナルは後方の外、アドマイヤメガミは最内最後方を追走。4コーナーをカーブし、各馬固まりながら直線に向く。ケイアイメルヘンが粘るところへ内からエイシンテンダーが抜け出て先頭に替わる。外からダンツクインビーも徐々に接近。更に内からオリエントチャームも迫るが、それを上回る勢いで大外からアドマイヤメガミが猛追。それでも先に抜け出していたエイシンテンダーには遠く及ばず、エイシンテンダーが快勝。


■レース回顧

 ハズレ。テンダメ・中ダメ・終いダメ。三拍子揃った凡走でした。(-_-)

 エイシンテンダーは上々のスタートから積極策も辞さない位置に取り付いたが、前3頭が並ぶ体勢をみてすかさず後ろへ下げた。ただ後ろといっても前とは2〜3馬身の圏内。直線で逃げ馬の脚色が鈍ったところで追い出しを開始すると拍子抜けするほどアッサリ行った。初距離にしては妙に落ち着きがあったのが印象的。差す競馬も出来るので、桜花賞で外枠に入っても善戦できそうだ。父エイシンサンディ、母エイシンララミー共に実際の競馬を走ったことがなく、今後どのような馬に育つのかが興味深い。

 アドマイヤメガミは多少行きたがっていたように見えた。馬群を前に置く形で折り合いがつき、最後方待機で虎視眈々。直線に向いたところで完全に前が塞がっていたが、斜めに走らせる強引な騎乗で外へ持ち出して他馬をゴボウ抜きにした。やはり決め手は申し分ない。今回のように前につけた馬が先に抜け出るような展開では苦しい。

 ダンツクインビーは終始外を回って気分良く追走出来たことが何より。大型馬らしくもっさりとした動きながら確実に伸びており、一旦は完全に抜かれたオリエントチャームをゴール前で捉えていた。距離はもっとあったほうが良さそうだが、マイルも十分こなせる。

 ディアデラノビアはスタートで多少出負けした後、前に取り付いていくところで掛かっていた。馬群の中に入れてようやく位置取りが定まったが、未だ興奮冷めやらぬといった感じ。直線に向くと今度はエリモファイナルとハギノコマチに何度かぶつけられて前に行けなかった。半ば自滅のような敗戦だが、他馬を捌いて出て来れなかったのは小型馬としての宿命か。

 オリエントチャームはコーナーワークでエイシンテンダーの直後まで追い付き、ほぼ同時に追い出しを開始。当初は1馬身の圏内に喰らい付いていたが、坂を駆け上った辺りで徐々に遅れ出した。鞭を振るってラストスパートをかけたところで一杯。直線勝負に出たアドマイヤメガミに交わされたのはともかく、ダンツクインビーにも抜かれてしまい、桜花賞への優先出走権を逃したのは痛恨。


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