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第49回阪急杯(GIII)
2005年2月27日(Sun) 阪神芝1,200M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 4 キーンランドスワン 牡6 56.0kg 四位洋文 1.08.5 484kg(-6) 7
2 8 16 カルストンライトオ 牡7 59.0kg 大西直宏 1.08.5 アタマ 512kg(-4) 3
3   6 12 ウインクリューガー 牡5 58.0kg 岩田康誠 1.08.6 クビ 490kg(+10) 5
4 8 15 アドマイヤマックス 牡6 57.0kg 福永祐一 1.08.6 クビ 488kg(+6) 2
5   7 13 シルヴァーゼット 牡4 56.0kg 池添謙一 1.08.8 1 516kg(-6) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 11.9 - 10.8 - 11.0 - 11.2 - 11.1 - 12.5
上がり 4F 45.8 - 3F 34.8
3コーナー 16,13(4,10)(5,7,8)(1,3,14)(12,15)2,9,6,11
4コーナー (*16,13)(4,10)-(5,7,8)(1,3,14)15(2,12)9(11,6)

■レース回顧 不遇の近走撥ね退ける快走・先手で一変キーンランドスワン!
■レース解説

 スナークスズランとゴールデンロドリゴが出遅れ。カルストンライトオがダッシュを利かせてハナを奪う。シルヴァーゼット、キーンランドスワンが直後を追走。ギャラントアローも外から押し上げてこれらに並びかける。ウインクリューガーとアドマイヤマックスは並んで後方を追走。カルストンライトオが僅かにリードのまま直線に向く。カルストンライトオが直後に迫ったシルヴァーゼットを引き離すべく追い出しを開始、徐々にリードを広げる。3番手集団からキーンランドスワンが脚を伸ばす。ギャラントアローは後退、代わって外からアドマイヤマックスが接近。更にその内からウインクリューガーが猛追。ゴール前大接戦となるが、キーンランドスワンが頭一つ抜け出る。


■レース回顧

 ハズレ。傾向分析、そのものズバリ。何で買ってないんだ?(´Д`;)

 今週は何かと忙しく、阪急杯の傾向分析に取りかかったのは土曜日。分析結果によると、狙いに挙がるのは「内枠の先行馬」と「GI馬」。これは阪急杯ではお馴染みの傾向だ。ということで推奨馬はキーンランドスワン、カリプソパンチ、ウインクリューガー、カルストンライトオに決定。まあそれでも理論と実践は違うだろと思ってあまり当てにしなかった。結果、3連複ボックス(6点)で34,320円。

 キーンランドスワンはカルストンライトオとシルヴァーゼットを前に置いた状態で綺麗に内を回り、ほぼ最短距離を走って前との差を詰めてきた。カルストンライトオの失速を見逃さず、ゴール前できっちり捉えることに成功。ラストで上がりを要する流れに上手く乗った。ちなみに同馬は先行出来た時のほうが好走が多い。高松宮記念は先行馬の数がポイントになるだろう。

 カルストンライトオは今回も内ラチに向かって突進。昨夏のアイビスサマーダッシュでも5番枠から強引に外へ切れ込んでおり、余分な脚を使ってもラチ沿いさえ進むことが出来れば問題ないようだ。シルヴァーゼットに突付かれても動じることなく、一時は完全に抜け出していた。早い段階で一杯になりつつも2着を死守したあたりはGI馬の貫禄を思わせる。慣れない冬場で体重が絞れていたのは好感。

 ウインクリューガーはアドマイヤマックスと並んで後方を走っていたのをみて、この位置からは差して来れないだろうと高を括っていたところ、ラストで弾け飛んできたのをみてビックリ。上がり3ハロンはアドマイヤマックスと同じ33秒8。アドマイヤマックスは3ハロン全てを使って33秒8といった感じなら、ウインクリューガーは最後の1ハロンで10秒台の脚を使った感じ。一転して不気味な存在になった。

 アドマイヤマックスは今回も外を回ったツケが出た。短距離ではどうしても4コーナーで前が固まり、押し上げるのは外を回らざるを得なくなる。ウインクリューガーが直線勝負にかけて一旦内に潜り込ませたのとは対照的に、アドマイヤマックスはあくまで外差し一気のスタンスを崩さず。結果はクビ差となって着順に現れた。短距離はこの辺りがシビアである。

 ギャラントアローはチークピーシズ装着により確かに折り合いがつくようになったが、これと同時に積極性を欠くようになってしまったように思う。何が何でも行く必要がなくなったため、好位に取り付くまでに余分な脚を使っていた。直線に向いた時点でカルストンライトオとは5馬身差。元々は逃げ馬ということで決め手は二の次。となると後は沈むしかない。


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