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第79回中山記念(GII)
2005年2月27日(Sun) 中山芝1,800M 4歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 11 バランスオブゲーム 牡6 58.0kg 田中勝春 1.46.5 478kg(+8) 4
2 1 1 カンパニー 牡4 56.0kg 安藤勝己 1.46.6 3/4 448kg(+12) 2
3 2 2 アルビレオ 牡5 57.0kg 蛯名正義 1.46.8 1 1/4 482kg(+4) 7
4   3 4 エアシェイディ 牡4 56.0kg 後藤浩輝 1.47.2 2 1/2 474kg(0) 1
5   6 10 ダイワバンディット 牡4 56.0kg 北村宏司 1.47.2 クビ 494kg(0) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 12.2 - 11.9 - 11.3 - 11.2 - 11.8 - 11.9 - 11.7 - 11.9
上がり 4F 47.3 - 3F 35.5
1コーナー 10,11(2,8,13)14(4,5,9)(1,12)6,3,7
2コーナー 10(11,8)-2(4,13)(5,14,9)(1,12)6,3,7
3コーナー 8,10-11-(2,13,9)(5,4,14)12(1,6)(3,7)
4コーナー (*8,10)11,2(5,13)4(12,9)(6,14)(1,7)3

■レース回顧 格下相手に横綱相撲・GII稼業はやめられないバランスオブゲーム!
■レース解説

 グレイトジャーニーが出遅れ。ダイワバンディットが好スタートを決めてハナを奪う。バランスオブゲーム、ウインブレイズ、トーホウシデンがこれに続く。コーナリングでアルビレオも前に取り付く。向こう正面に入ったところでエルカミーノが外から追い上げて単独2番手につける。以下バランスオブゲーム、アルビレオと続く。エアシェイディはアルビレオの直後、馬場の内を追走。カンパニーとメイショウカイドウは並んで後方を追走。エルカミーノが先頭に替わって3コーナーをカーブ。離れた3番手からバランスオブゲームが徐々に接近。エアシェイディが外に持ち出して直線に向く。バランスオブゲームがすかさず追い出し先頭に替わる。アルビレオが食い下がるところへ内からカンパニーが猛追、さらに前を追うがバランスオブゲームが難なく振り切る。


■レース回顧

 タテ目ハズレ。軸選択をミスった…。GIIのバラゲー恐るべし。(^-^;)

 バランスオブゲームは前々の位置取りから直線向いてすぐ先頭に替わるというオーソドックスな戦法で楽勝。札幌記念と違ってラストで甘さをみせることもなく、見ていて全く危なげなかった。これでGIIは4勝目(弥生賞、セントライト記念、毎日王冠、中山記念)。これで何故GIで通用しないのかが不思議だ。

 カンパニーは内でじっと脚を溜め、暫く様子を窺った後に馬群を縫うようにして差し込んできた。他馬とは明らかに違う脚色で突き抜けてきたものの、バランスオブゲームには届かなかった。意外と小回りが利くようで、次走以降に望みがかけられそうだ。

 アルビレオはスタートから押して前に行く構えをみせていたように今回は積極策を選択。前を行くバランスオブゲームを追いかける形で順調に脚を伸ばせていた。カンパニーの決め手に屈したが4着以下を2馬身半も離したのは想定以上。やはり1,600〜1,800M辺りのそこそこ速い流れには強い。

 エアシェイディは4コーナーで進出を開始すべく、強引に外に持ち出してきた。ただ前との差はかなりあり、ジリジリとしか伸びない内にレースが終わってしまった。所詮はユキノサンロイヤルと首の上げ下げレベル。傾向分析では「アメリカジョッキークラブC上位馬の好走確率が高い」として特選馬としたが、買うつもりは全く無かった。競馬は中身を見てナンボである。

 メイショウカイドウは「今までになく落ち着いて」(武豊騎手)レースを進められたが、勝負どころで俄かに忙しくなり、知らない間に後方に取り残されていた。直線でも外に持ち出すのにモタついており、行きっぷりが悪かった。パドックで気難しいところをみせている時の方が良いのかもしれない。


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