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第45回きさらぎ賞(GIII)
2005年2月13日(Sun) 京都芝1,800M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 7 コンゴウリキシオー 牡3 56.0kg 藤田伸二 1.48.5 490kg(-2) 2
2 5 5 マキハタサーメット 牡3 57.0kg 松永幹夫 1.48.5 ハナ 504kg(+4) 6
3 8 8 アドマイヤフジ 牡3 56.0kg 武豊 1.48.6 1/2 524kg(-4) 1
4 3 3 シックスセンス 牡3 56.0kg 四位洋文 1.48.7 クビ 450kg(-8) 3
5   4 4 テイエムヒットベ 牡3 56.0kg 熊沢重文 1.48.7 アタマ 490kg(-2) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.9 - 11.8 - 11.9 - 12.5 - 12.4 - 12.0 - 11.6 - 11.4 - 12.0
上がり 4F 47.0 - 3F 35.0
3コーナー 5-4(1,7)-6(3,9)(2,8)
4コーナー 5,4(1,7)-(2,6,3)(8,9)

■レース回顧 好位抜出難なく成功・前を見据えるコンゴウリキシオー!
■レース解説

 レジェンダロッサが出遅れ。マキハタサーメットが楽にハナを奪う。テイエムヒットベが直後の2番手、シルクネクサスとコンゴウリキシオーが並んで3番手を追走。レジェンダロッサを挟んで後方4頭は一団。前4頭、後方5頭分かれた状態で直線に向く。テイエムヒットベが前を行くマキハタサーメットを追いかける。コンゴウリキシオーが外からテイエムヒットベを交わし、マキハタサーメットとの差を縮めていく。後方からアドマイヤフジ、シックスセンスが迫ったところでコンゴウリキシオーがマキハタサーメットを捉える。


■レース回顧

 馬単◎→△(20%)的中。会心の勝利。ごちそうさまでした。(-人-)

 先週の続きではないが、このレースを予想するにあたり軸をコンゴウリキシオーにするかアドマイヤフジにするかで迷った。いつもならば「武豊騎手が騎乗機会6年連続連対中」「差し届かず続きなら京都外回りコースで有力」などの材料を手懸りにして後者を選んでいたはず。しかし前走で500万クラスを突破していたのは紛れもなくコンゴウリキシオー。前走で5馬身千切った馬と差し損ねた馬のどちらが強いのか。競馬は単純に考えた者が勝つゲームだと思った。

 コンゴウリキシオーはマキハタサーメットが逃げる展開でテイエムヒットベとシルクネクサスらと並んで好位を進み、直線でテイエムヒットベの脚色が鈍ったところでこれを交わしたところまでは完璧。マキハタサーメットが想定以上に粘ったが、これもゴール前できっちり差した。勝ち方は上々。ただ後方勢のレベルが疑わしく、相手に恵まれた勝利と言えなくもない。

 マキハタサーメットはシルクネクサスやテイエムヒットベを差し置いて楽に先頭に立ったのは意外だったが、テン3ハロンを36秒6のスローに落としてまんまと粘り込みに成功。前走から更に距離が伸びても折り合いがついたのは評価しておきたい。今回の2着で路線選択の幅が広がった。

 アドマイヤフジは3コーナーの下りで最後方の位置取り。持ったまま上がろうとしたところ反応がなく、急いで追い上げにかかったがそのまま後方に取り残された。結局展望で触れた通り前の馬に追い縋るだけで終了。上がり33秒台の脚を使っても、前の馬に34秒台の脚を使われてしまっては届かない。

 シックスセンスは今回も全力で追い込みながら及ばず。これまで強い相手と与してきたとはいえ、そこで同じような負け方をしていては何の価値もない。自分から動けるタイプでもなく、今後も相当苦戦を強いられそうだ。

 レジェンダロッサは単に出遅れたというよりはゲートが開いてもしばらくそこに留まっているといった感じ。頭を下げたような走法もどこかぎこちなく、全体的に幼い印象を受けた。シンメイレグルスは直線で姿が確認出来ないほどの惨敗。ただでさえ関東のダート戦はレベルが低いのに芝替わりでは1円も買えない。何となくだがスシトレインを連想した。今後ダートに戻っても凡走しそうな予感。


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