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第55回ダイヤモンドS(GIII)
2005年2月13日(Sun) 東京芝3,400M 4歳以上オープン 別定 (混)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 4 ウイングランツ 牡5 51.0kg 松岡正海 3.33.5 494kg(0) 10
2   3 3 ハイフレンドトライ 牡5 52.0kg 小林淳一 3.33.5 クビ 478kg(0) 8
3 4 6 チャクラ 牡5 57.5kg 後藤浩輝 3.33.6 1/2 478kg(-4) 4
4   2 2 ハイアーゲーム 牡4 57.0kg 吉田豊 3.33.9 1 3/4 518kg(0) 1
5   6 10 ラヴァリージェニオ セ6 55.0kg D.バルジュー 3.33.9 ハナ 504kg(0) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 13.4 - 12.8 - 13.1 - 13.1 - 13.2 - 12.3 - 11.5 - 12.3 - 12.4 - 13.3 - 11.9 - 12.6 - 12.7 - 13.1 - 11.7 - 11.6 - 12.5
上がり 4F 48.9 - 3F 35.8
1コーナー (12,*8)=(11,14)-10,13,5(3,7)(1,6,9)(2,4)
2コーナー 8,12=(11,14)-10,13-5,7(3,9)(6,4)1,2
3コーナー(2周目) 12,8=(11,14,13)10(5,9)(3,4)7(6,2)1
4コーナー(2周目) (8,*12)(14,13,9)(11,10,5,4)(3,7,2)6,1

■レース回顧 適性勝った格下の反抗・ウイングランツが混戦断つ!
■レース解説

 スマートストリームがハナに立つ。コイントスが直後の2番手につける。タニノエタニティ、アドマイヤモナークも差がなく追走。チャクラとグラスポジションは後方寄り、ウイングランツとハイアーゲームが並んで最後方を進む。全馬固まった状態で1周目のスタンドを通過。1コーナーをカーブしたところでスマートストリームとコイントスがペースを上げて後続を離しにかかる。3番手アドマイヤモナーク、タニノエタニティとの差はおよそ10馬身。少し離れてラヴァリージェニオ、ダディースドリームと続く。後方集団は依然として固まったまま追走。3コーナー過ぎからウイングランツが徐々に進出。3番手集団も前2頭に迫っていく。ハイアーゲーム、グラスポジションは大外を回して強襲の構え。チャクラは内を突いて直線に向く。内ラチ一杯に粘るコイントスに直後からハイフレンドトライが接近。ウイングランツも馬場の真ん中を通って脚を伸ばす。チャクラ、ハイアーゲームも詰め寄るが脚色は鈍い。内から抜けたハイフレンドトライにウイングランツが外から寄りかけて競り落とす。


■レース回顧

 ハズレ。今週は軽ハンデ同士の決着。チャクラもそれなりに頑張ったが…。(-_-)

 ウイングランツは後方から早めに押し上げて直線に向き、ハイアーゲームに迫られたところですかさず追い出すと、そのままあっさりと抜け出した。脚色が一杯になりながらもゴール前でもう一伸びしており、それなりに評価できる勝ち方だった。鞍上の松岡正海騎手は重賞4回目の騎乗で初勝利。3コーナー過ぎからの進出時と直線抜け出た後に幅寄せしたことにつき審議となったがお咎め無し。

 ハイフレンドトライは内ラチ一杯のところを回って距離ロスを抑え、相対的にポジションを上げたところで勢い良く伸びてきた。これ以上ない最高の騎乗だったがウイングランツには一歩及ばず。軽ハンデのアシストがあったとはいえ、長距離適性の高さを窺い知るには十分の内容。

 チャクラは想定よりも後方の位置取り。いつ追い上げにかかるのかを注視していたが、いつまで経っても動く気配無し。馬群の中に突っ込ませたところでダメだと思った。それでもジリジリ追い上げて3着。ウイングランツに前をカットされる不利を受けながらも地力は示した。

 ハイアーゲームは4コーナーで大外を捲って勝負に出た。すぐ前にいたウイングランツに照準を定め、馬なりでついていったところまでは良かった。ただ相手が追い出してからは徐々に遅れ始め、残り200Mの標識を過ぎたところで一杯。早目の進出を考慮しても距離が長かったのは明白。

 グラスポジションはアメリカジョッキークラブCで何も出来ないまま終わっただけに、改めて真価を問うてみたがここも同じような結果に終わった。相変わらず鞍上の仕掛けのタイミングが遅い。ラストは脚を余したとも一杯に伸びたとも言い難い微妙な足取り。

 ワンダードリームは終始前が詰まってまともな追い出しが出来なかった上、ウイングランツの幅寄せの影響で内に斜行してきたチャクラと接触し後ろに下がってしまった。ただ不利が無くても勢いからして入着は難しかったと思われる。ラストにかけては地味に伸びていた。

 タニノエタニティは1コーナーで前2頭が飛ばしていなくなった後の追走で脚を使ってしまったらしく、4コーナーで後続が押し寄せてきたところで既に一杯。持ち味の好位差しを発揮するまでもなく圏外に消えた。ラストは追わずブービー負け。


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