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第55回ダイヤモンドS(GIII)
2005年2月13日(Sun) 京都芝3,400M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 グラスポジション 94 常に後方一手。力あるだけに鞍上の乗り方次第。
2 2 ハイアーゲーム 98 昨秋以降イマイチ。菊花賞大敗で距離適性疑問。  
3 3 ハイフレンドトライ 92 軽ハンデながら前々走通用。早め進出で不気味。  
4 ウイングランツ 84 切れ味一番も同じ相手に差し届かずは問題あり。  
4 5 ワンダードリーム 92 格下同士でも差し切り評価。軽量で活性化期待。
6 チャクラ 100 実績上位。上がり要するスタミナ勝負で即浮上。
5 7 マイネルポロネーズ 84 不良馬場に決め手相殺の前走考慮も力不足。  
8 コイントス 97 前走逃げたのは好判断も体力勝負でガス欠懸念。  
6 9 アンフィトリオン 94 一方的に後退の前走不満。距離伸びて厳しい。  
10 ラヴァリージェニオ 96 有力各馬に先駆け動けるもその後が今一つ。  
7 11 アドマイヤモナーク 84 先手取れるのは大きい。初の重賞使いがどうか。  
12 スマートストリーム 80 完全な格下。勢いもなく超軽量でも出番無し。  
8 13 ダディーズドリーム 94 決め手不足深刻。相手なりに走るが凌ぎ利かない。  
14 タニノエタニティ 97 東京で堅実に走る。昨年3着からの上積み十分。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 万葉Sを叩かれ復調気配・府中の長汀場合うチャクラ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の負担斤量と実績一覧(過去10年)】
年度 着順 馬名 性齢 斤量 実績
'95年 1着 エアダブリン 牡4 59.0kg 青葉賞(GIII)、ダイヤモンドS(GIII)
2着 シュアリーウイン 牡5 55.0kg ダイヤモンドS(GIII)2着
'96年 1着 ユウセンショウ 牡4 52.0kg (900万下勝ち直後)
2着 オースミベスト 牡4 52.0kg (900万下勝ち直後)
'97年 1着 ユウセンショウ 牡5 57.0kg 目黒記念(GII)、ダイヤモンドS(GIII)
2着 ビッグシンボル 牡4 56.0kg 万葉S(OP)
'98年 1着 ユーセイトップラン 牡5 55.0kg 万葉S(OP)
2着 ステイゴールド 牡4 54.0kg 万葉S(OP)2着
'99年 1着 タマモイナズマ 牡5 54.0kg 万葉S(OP)
2着 ロングワールド 牡7 50.0kg (1600万下2着)
'00年 1着 ユーセイトップラン 牡7 55.0kg アル共杯(GII)、ダイヤモンドS(GIII)
2着 ジョーヤマト 牡7 51.0kg (1600万下)
'01年 1着 イブキヤマノオー 牡6 54.0kg (1600万下)
2着 メジロランバート 牡6 55.0kg (1600万下)
'02年 1着 キングザファクト 牡5 53.0kg (1600万下2着)
2着 フサイチランハート 牡5 57.5kg アメリカJCC(GII)
'03年 1着 イングランディーレ 牡4 52.0kg ステイヤーズS(GII)4着
2着 ハッピールック 牡5 54.0kg アルゼンチン共和国杯(GII)2着
'04年 1着 ナムラサンクス 牡5 56.0kg 万葉S(OP)
2着 ミッキーベル 牡4 53.0kg (1600万下)

 ダイヤモンドSは厳寒期の長距離戦という位置付けからして毎年メンバーが手薄。格下の台頭も散見されるが、最低でも1000万クラスは卒業している必要があるハイフレンドトライウイングランツスマートストリームは軽ハンデであることを加味しても正直辛い。900万(現1000万)クラス勝ち上がり直後で連対した'96年の連対馬2頭にしても過去に東京施行の重賞で5着以内があり、重賞初出走のアドマイヤモナークは格負けの可能性が高い。格下で狙えそうなのはワンダードリーム、マイネルポロネーズ、ダディーズドリームの3頭。


【万葉S最先着馬の成績(過去8年)】
年度 馬名 性齢 万葉S成績 今回成績
'97年 ビッグシンボル 牡4 1着(55kg) 2着(56kg)
'98年 ユーセイトップラン 牡5 1着(56kg) 1着(55kg)
'99年 タマモイナズマ 牡5 1着(56kg) 1着(54kg)
'00年 (該当馬不出走)
'01年 トシザブイ 牡5 1着(55kg) 3着(55kg)
'02年 アドマイヤロード 牡4 1着(54kg) 5着(55kg)
'03年 ダイタクバートラム 牡5 1着(56kg) 3着(57kg)
'04年 ナムラサンクス 牡5 1着(56kg) 1着(56kg)

 OP特別昇格後の万葉Sを経由した馬は延べ23頭が出走して【5・2・3・13】(30.4%)、うち最先着馬は【3・1・2・1】(57.1%)。今のところ「最先着=1着」となっているが、今年の勝ち馬アイポッパーは不出走。代わりに2着のチャクラが出走してきた。ちなみに2着馬は【0・0・0・4】(0.0%)。


 軸はチャクラ。昨秋の3戦は勝ち馬の上がりが33秒台という完全な瞬発力勝負の前に沈黙。スローでも上がりが掛かるレース傾向からしてここは走り頃。直前追い切りでベストに近い時計が出ており、ここ2走の太めが解消されていればトップハンデでも十分勝負になるとみる。

 相手筆頭はグラスポジション。前走は調教師が呆れるほどの駄騎乗で完敗。エンジンの掛かり(加速の付き方)が遅く、悠長に構え過ぎると届かない。ステイヤーズSは大外を回りながら直線豪快に追い込んで2着しており、早めに動くことで推進力を促したいところ。

 単穴はタニノエタニティ。直近の東京芝コースでの成績はダイヤモンドSが0秒7差3着、メトロポリタンSが0秒1差2着、目黒記念が0秒5差4着とそこそこには来ている。久々使いの前走でしっかりした脚が使えたのも収穫。

 連下はワンダードリーム。重賞初挑戦のステイヤーズSが直線詰めて5着。2段階の格上挑戦だが、上がり最速で制した直後かつ「初めての軽ハンデ」に該当することから着拾いは可能。この相手でも中団で我慢できるかが焦点。

◎チャクラ
○グラスポジション
▲タニノエタニティ
△ワンダードリーム


■馬券構築

 チャクラから馬複流し。

[馬複] チャクラ−グラスポジション 40%
[馬複] チャクラ−タニノエタニティ 30%
[馬複] チャクラ−ワンダードリーム 30%


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