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第12回平安S(GIII)
2005年1月23日(Sun) 京都ダート1,800M 4歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 4 ヒシアトラス 牡5 56.0kg 福永祐一 1.50.3 538kg(+4) 4
2   3 5 ブラックコンドル 牡4 55.0kg 赤木高太郎 1.50.9 3 1/2 464kg(+6) 8
3 7 14 ジンクライシス 牡4 55.0kg 蛯名正義 1.51.0 3/4 478kg(0) 1
4   6 12 サカラート 牡5 56.0kg 武豊 1.51.0 クビ 470kg(+2) 7
5   2 3 ホーマンベルウィン 牡8 56.0kg 幸英明 1.51.1 クビ 488kg(+2) 13
  4 7 クーリンガー 牡6 57.0kg 和田竜二 1.51.1 同着 536kg(+6) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 10.7 - 12.8 - 12.4 - 12.8 - 12.7 - 12.1 - 12.2 - 12.4
上がり 4F 49.4 - 3F 36.7
1コーナー 1,2,12,5(7,10)4,15(8,9)(3,14)-(6,13)16,11
2コーナー 1,2,12(5,7,10)(4,9,15)(8,14)3(6,13,16)11
3コーナー 1,2(5,12)(7,10,15)(4,14,13)(8,9,6)(3,16)11
4コーナー 1,2(5,12)(7,15)(4,10,14,13)(8,6)(3,16)(11,9)

■レース回顧 期待の星を軽く一蹴・ヒシアトラスが独走V!
■レース解説

 クーカイ、ローエングリン、ブラックコンドルらの先行争いに外からサカラートが加わる。まずはクーカイがハナを奪う。ローエングリンがこれを外からマーク。サカラート、ブラックコンドルも差が無く続く。クーリンガー、マルブツトップなど好位が固まる。ヒシアトラスは馬群の中、ピットファイターは外目を追走。ジンクライシスはこの直後を進む。各馬ほぼ一団で3コーナーの丘を通過。ピットファイター、ジンクライシス、ローマンエンパイアが外を回って進出開始。サカラートが先頭を窺いながら直線に向く。先頭を行くクーカイを巡ってヒシアトラス、サカラート、ブラックコンドルが接近。ヒシアトラスが最内から抜けて先頭に立つと、そのまま一方的に突き放し楽勝。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。なんでこんなに1着−3着が多いんだ?ヽ(`Д´)ノウワアアン

 ヒシアトラスは4コーナーで前に出来た壁を捌けるのかと半信半疑で見ていたところ、鞭を入れる度にぐんぐん加速。抜け出してからは誰もついて来なかった。同馬が持ち時計で優位に立っていたことを改めて実感。ただ頭の高い大雑把な走法で、距離が短くなると忙しいような印象を受ける。フェブラリーSに出てくるようなら若干割り引いて考えたい。

 ブラックコンドルは前に逃げ馬を置く形で好位を追走。直線で前が下がってきたところで追い出し、同じく外から迫ってきたサカラートを競り落とすという内容で2着を確保。昨年の花園Sで先行して1分50秒8の持ち時計を有しており、この結果もほぼ順当。平安Sは速い持ち時計を有した先行馬が狙い目と覚えておきたい。

 ジンクライシスは4コーナーで外を回し、直線で敢然と追ったが肝心の伸びはみられなかった。元々決め手に優れる馬でもなく、自然と後方の位置取りを強いられた時点で苦しかったか。初コースで後ろから行って1分51秒0ということでギリギリ及第点をつけておきたい。堅実さは依然キープ。

 ピットファイターは3コーナーでスーッと動いていったかと思うと、4コーナーでいきなり手応えが悪化。クーリンガーとジンクライシスの間から抜けようにも勢いが無く後ろに下がってしまった。ジンクライシス以上に京都の高速馬場が合わなかったようだ。勝ち馬からは1秒2も離されたが、ラストはあまり追っていなかったので次走での巻き返しに期待したい。

 クーリンガーはスタート直後から手綱が動いていたように、明らかに行きっぷりが悪化している。先行勢を捉えきれないまま直線に向いた後は完全に後追い。スマートボーイの直後につけて出し抜いてきた同馬が今回は5番手を走らされるほどで、同型が多かったことも敗因の一つに数えられる。

 ローエングリンは2番手で折り合っていたにも関わらず、直線で追われてみるとサッパリ。後続が直後でごった返す最悪の展開で、先手必勝傾向を織り込んでも逃げ込みは困難だということは初めから予想はついていた。人気を落としてノーマークになるまではとても手が出ない。何故か毎回人気を集めるので取捨は楽だ。


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