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第39回日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII)
2005年1月10日(Mon) 京都芝1,600M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 2 ペールギュント 牡3 56.0kg 武豊 1.35.7 514kg(+4) 1
2 4 4 マイネルハーティー 牡3 56.0kg 安藤勝己 1.35.7 ハナ 468kg(0) 3
3 4 5 マルカジーク 牡3 56.0kg 福永祐一 1.36.1 2 1/2 468kg(+8) 4
4   6 9 ディープサマー 牡3 56.0kg 藤田伸二 1.36.1 クビ 474kg(+2) 2
5 7 10 ライラプス 牝3 54.0kg 松永幹夫 1.36.2 1/2 440kg(+4) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.3 - 12.0 - 12.5 - 12.2 - 11.8 - 11.4 - 11.8
上がり 4F 47.2 - 3F 35.0
3コーナー 11-(6,8)12(9,10)13(1,5)3-4(7,2)
4コーナー 11-(6,8)(12,9,10)(1,5,4,2)(7,3,13)

■レース回顧 一歩も譲らぬ追い比べ・紙一重で軍配挙がったペールギュント!
■レース解説

 シルクネクサスがじわりと前に出てハナを奪う。タガノデンジャラス、ドリームゲッター、デポジットブックらが直後の集団を形成。ディープサマー、ライラプスが幾分抑えてこれに続く。マイネルハーティーは後方の外、これを前に置いてペールギュントが追走。シルクネクサスが2〜3馬身のリードを保ちつつ4コーナーをカーブ。大外を回ってマイネルハーティー、ペールギュントが並んで進出。直線に向き、先頭を行くシルクネクサスを巡って後続は横一線。直線半ばでペールギュントとマイネルハーティーが大外から猛烈に競り合いながら一気に抜け出す。2頭が全く並んだままゴール。


■レース回顧

 ハズレ。タテ目対策万全のはずが、軸が飛んだら何にもならんじゃないか。(´・ω・`)ショボーン

 シルクネクサスの逃げで1,000M通過は60秒7とマイル戦にしてはスロー。ライラプスがこれを楽々マーク、と思ったが他の馬も考える事は同じ。全馬が4コーナーで一斉に進出し、直線横並びの状態から大外を通った2頭が一気に勝負を決めた。今の京都の馬場は京都金杯、シンザン記念と外差し有利のトラックバイアスが一際精彩を放っている

 ペールギュントはマイネルハーティーを前に置いていつでも発進OKの態勢。3コーナーの下りでマイネルハーティーが抜群の手応えで前に押し上げていくと、ペールギュントも楽々これについて行く。仲良く大外を回り、全く同じタイミングで追い出すとゴールまでそのまま。結局決め手で勝った2頭による決着だった。朝日杯フューチュリティS組が上位を占めており、実力通りに決まったとも言える。

 ライラプスは初っ端から男馬に揉まれる厳しい展開。外に壁を作るような位置取りで、行きっぷりを失くしていた。4コーナーから直線に向くところで早くもペールギュントらに並ばれ万事休す。直線で進路が狭まったことを差し引いても完敗の内容だった。ラストで多少なりとも詰めてきたのがせめてもの救いか。小刻みで回転の速いフットワークからしてダートのほうが向いているような気がする。

 マルカジークは4コーナーで馬群に潜り込み、直線は前を行くディープサマーを外に置いて追い込んできた。今となっては差し込む脚が完全に定着したようだ。通ったコースを考えれば前2頭から2馬身半遅れたのも致し方ない。

 ディープサマーも直線に向いたところでペールギュントらと横一線の状態に持ち込まれて対抗できず。やはりどれだけ脚を伸ばせるかを競う京都外回りでは劣勢だった。新馬戦圧勝のイメージほど速くもなく、好走パターンが見えてこないのが厄介。


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