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第39回日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII)
2005年1月10日(Mon) 京都芝1,600M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ビッグタイガー 87 悪くないが善戦止まりは不満。ここも相手なりに。  
2 2 ペールギュント 94 ここ2走は不完全燃焼。乗り替わりで確勝期す。
3 3 エレスサール 80 前走好反応示すも距離延長で強気になれず。  
4 4 マイネルハーティー 94 決め手断然も戦法に融通利かないのが難点。
5 マルカジーク 91 好位からの競馬も可能。早め進出で巻き返す。
5 6 ドリームゲッター 77 時計・内容共に平凡。強調点は見当たらず。  
7 ヒカルバローロ 85 前走圧勝もここ舞台違う。前につけてどこまで。  
6 8 デポジットブック 80 不良ダート勝ちだけでは評価不能。見送り。  
9 ディープサマー 93 外を回らされた前走考慮も追い比べで見劣る。  
7 10 ライラプス 91 ここ2戦は持ち味生かせず。先手取れば一変も。
11 シルクネクサス 90 京都芝2戦2勝も居残れるかは他馬の出方次第。  
8 12 タガノデンジャラス 91 前走は捲り嵌っただけ。京都での再現は難しい。  
13 イヤダイヤダ 85 前走完敗で時計面の不安浮上。粘り込み困難。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 斤量据え置きの利点と展開利を力に変えるライラプス
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【過去10年の1,000M通過と決着時計、連対馬脚質】
年度(回) 1,000M 決着時計 1着馬(3角-4角位置) 2着馬(3角-4角位置)
'95年(第29回) 59.0 1.34.5 メイショウテゾロ(2-2) タニノリファーズ(7-6)
'96年(第30回) 57.7 1.34.5 ゼネラリスト(4-4) ロゼカラー(12-11)
'97回(第31回) 58.1 1.34.6 シーキングザパール(7-1) ホッコービューティ(8-4)
'98年(第32回) 59.3 1.36.8 ダンツシリウス(4-3) アグネスワールド(2-1)
'99年(第33回) 58.8 1.34.6 フサイチエアデール(3-2) マルシゲファイター(2-4)
'00年(第34回) 59.9 1.35.4 ダイタクリーヴァ(8-3) チタニックオー(13-12)
'01年(第35回) 58.7 1.35.4 ダービーレグノ(5-3) ビッグゴールド(13-8)
'02年(第36回) 59.9 1.34.8 タニノギムレット(3-6) チアズシュタルク(8-6)
'03年(第37回) 59.7 1.34.8 サイレントディール(6-6) マッキーマックス(10-10)
'04年(第38回) 60.7 1.35.4 グレイトジャーニー(1-1) タマモホットプレイ(3-2)
※'98年は不良、'01年は稍重、その他は良馬場で施行。

 例年メンバーが手薄で、時計そのものは平凡。昨年こそグレイトジャーニーがスローに落としてまんまと逃げ切ったが、レースを引っ張った馬は基本的に振るわない。その直後につけた馬が直線抜け出して押し切るというパターンが目立つ。

 今回の流れを作りそうなのはシルクネクサス。前走もそうだったが、かなり緩い逃げを打つタイプでスローを想定。前走思うようなレース運びが出来なかったディープサマー、ライラプス辺りも前に行く。この2頭の優劣はデイリー杯2歳Sで早めに動いて僅差2着のライラプスが格上。朝日杯フューチュリティS組は軒並み後方待機で、あくまで地力に頼らざるを得ない。


 軸はライラプス。ファンタジーSは縦長の展開で後ろから行って届かず、阪神ジュベナイルフィリーズはスタートから後手を踏む内容で本来の力を出せず終い。シルクネクサス主導の緩い流れなら楽に好位が取れるはず。年が明けて間もないにも関わらず牡馬より2kg軽い斤量で済むのも良い。

 相手筆頭はペールギュント。東京スポーツ杯2歳Sはスタートから抑えて届かず、朝日杯フューチュリティSは勝負どころで後ろに下がる痛恨の騎乗で敗退。過去10年で5勝2着1回の武豊騎手への乗り替わりは大幅プラス。但し今回は他馬に比べて1kgのハンデが付く。

 単穴はマルカジーク。一線級と合間見えた前走が案外だったが、本来の行きっぷりになかったのも事実。1,200Mと1,800Mで先行経験があるように、本来は前でレースを進めるタイプ。上がり34〜35秒台をコンスタントにマークしているのも見逃せない。

 連下はマイネルハーティー。常に後方一気のスタイルで、末脚の威力はペールギュントを凌ぐ。腹を括って追い込んでくるのである意味潔い。朝日杯フューチュリティSでは4コーナーで大外に振って追い込んでおり、決め打ちとはいえ見栄えがする内容だった。

◎ライラプス
○ペールギュント
▲マルカジーク
△マイネルハーティー


■馬券構築

 ライラプスからペールギュントへの馬単が本線。3連複で裏表・タテ目対策を施す。

[馬単] ライラプス→ペールギュント 50%
[3連複] ライラプス−ペールギュント−マルカジーク 30%
[3連複] ライラプス−ペールギュント−マイネルハーティー 20%


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