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第21回ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)
2004年12月25日(Sat) 阪神芝2,000M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 9 ヴァーミリアン 牡2 55.0kg 武豊 2.03.5 496kg(0) 2
2 2 2 ローゼンクロイツ 牡2 55.0kg 安藤勝己 2.03.7 1 460kg(-2) 1
3 1 1 アドマイヤジャパン 牡2 55.0kg 横山典弘 2.03.8 1/2 482kg(0) 3
4 5 5 シックスセンス 牡2 55.0kg 四位洋文 2.04.0 1 1/2 450kg(-4) 4
5   7 7 シルクネクサス 牡2 55.0kg 幸英明 2.04.2 1 480kg(+2) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.9 - 12.4 - 13.5 - 13.4 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 11.4 - 11.1 - 11.5
上がり 4F 46.1 - 3F 34.0
1コーナー 7-9,4-6-2,3,1,5,8
2コーナー 7-9,4-6-2(1,3)5-8
3コーナー 7-9,4,6,2,1(5,3)-8
4コーナー 7,9(4,6,2)1(5,3)8

■レース回顧 出世に関わる大一番・先行策でしてやったりヴァーミリアン!
■レース解説

 シルクネクサスが楽な手応えでハナを奪う。少し離れてケイアイヘネシーとヴァーミリアンが追走。ローゼンクロイツは直後の内を進む。シックスセンス、トーセンマエストロは後方待機。向こう正面に入るまでに既に縦長の展開。馬順変わらず淡々とした流れのまま3コーナーをカーブ。前を行くシルクネクサスを射程に置いてヴァーミリアンが持ったままで続く。ローゼンクロイツが外に回って2番手集団の一角まで押し上げる。直線に向き、ヴァーミリアンがシルクネクサスに並びかける。外からローゼンクロイツが迫ったところでヴァーミリアンが間髪入れずスパート、一瞬で突き放す。なおもローゼンクロイツが追い縋るがそのまま押し切る。


■レース回顧

 馬複◎−○(100%)的中。印通りに決まったのに稼ぎが少ない。買い方の問題か…。(-_-)

 前半64秒9、後半58秒6。その差何と6秒3。超スローだった京都2歳Sですら前後半の差は4秒9。こうなればもはや行った者勝ち。ヴァーミリアンは直線でローゼンクロイツを引き付けてから一方的に突き放しており、完勝といえる内容だった。ただ他路線組との力関係は不明。ハイペースでなだれ込むストーミーカフェとは対極にある馬だということは分かった。ちなみにスペシャルウィーク(スムースバリトン@東京スポーツ賞2歳S)、グラスワンダー(フェリシア@フェアリーS)に続き、エルコンドルパサーも今年中に重賞ウイナーを出してきた。

 ローゼンクロイツはヴァーミリアンに同じような脚を繰り出されて追いつけず敗退。幾ら反応良く伸びたところで、前に陣取った馬に先に抜けられてしまってはどうしようもない。京都2歳Sはヴァーミリアンが先に動いた分だけ差し込みが利いたということになるだろうか。ラストでもう一度詰めていった点は評価してよい。先々見込みはあるが、ローズバドの全弟ということは忘れてはならない(?)。

 アドマイヤジャパンは後半一気にペースが上がったところで追走が苦しくなり、追い鞭が数発飛んでいた。今回の展開で後ろから行った分は考慮するにしても、自分から動けなかったことには多少不満が残る。差し引きで及第点を与えておきたい。次走は自己条件で人気しそうだが、現時点では人気ほどの信頼は置けそうにない。

 その他は似たり寄ったり。京都2歳S3着のシックスセンスはアドマイヤジャパンに競り負けた時点で底が見えた。2つ上の全兄ノーブルフォースは3戦目に初勝利を挙げた後、目下22戦未勝利。エリカ賞勝ち馬トーセンマエストロは前走と同じ乗り方で完敗。ただこちらは位置取りからして展開を言い訳に出来る負け方。今後人気落ちで拾っておきたい。


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