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第56回朝日杯フューチュリティS(GI)
2004年12月12日(Sun) 中山芝1,600M 2歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   4 7 マイネルレコルト 牡2 55.0kg 後藤浩輝 1.33.4 (レコード) 450kg(+2) 2
2 4 8 ストーミーカフェ 牡2 55.0kg 四位洋文 1.33.7 2 496kg(+10) 3
3 1 2 ペールギュント 牡2 55.0kg 小牧太 1.33.8 1/2 510kg(+4) 1
4   6 12 マイネルハーティ 牡2 55.0kg 武豊 1.33.8 クビ 468kg(0) 7
5   3 5 セイウンニムカウ 牡2 55.0kg 田中勝春 1.33.8 ハナ 484kg(+12) 12
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 10.8 - 10.9 - 11.4 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.2
上がり 4F 48.0 - 3F 36.0
2コーナー (1,3,*8)13(4,9)15(5,7,14)(2,6,11)-(10,12,16)
3コーナー 8,3(1,9)(4,13,7,10)(5,14,15,11)-6(2,16)12
4コーナー 8(3,9,7)1(4,15,10)(5,14,13,11)(6,16)(2,12)

■レース回顧 ハイレベル新潟組の大将格・マイネルレコルトが堂々完勝!
■レース解説

 コパノフウジンが好スタートから先頭に立つも、ストーミーカフェが外から交わしてハナを奪う。直後にテイエムヒットベがつけ、この3頭が後続を離し気味に飛ばす。スキップジャックは4番手集団の内、マイネルレコルトは中団を追走。ペールギュントがこの直後を進む。エイシンヴァイデンが後方から徐々に押し上げていく。3コーナーを回ったところでマイネルレコルトも進出。各馬固まりながら直線に向く。ストーミーカフェがすかさずスパートをかけるも、馬場の真ん中からマイネルレコルトが追い上げる。直線半ばでストーミーカフェを交わして先頭。なおも粘るストーミーカフェ、馬群を割って突っ込んできたペールギュントの追撃を難なく退ける。


■レース回顧

 ハズレ。今度は2着−3着?ほんと笑っちゃうよね。わっはっは(^o^)

 マイネルレコルトは3コーナー過ぎからの早め進出で一気に先頭集団の一角に取り付くと、そこから力強い伸びでストーミーカフェをあっさり捉えた。前走は後方のまま外を回して前を捉えきれずという内容だっただけに乗り方一つで変わる下地はあった。データ党は過去の結果にとらわれる余り、目先の当たりをみすみす逃すことがある。何を言わんとしているのかはお分かりいただけると思う。

 ストーミーカフェは特に意識しないまま先頭に立つと、そのままガンガン飛ばしてハイペースを演出。1,000M通過57秒4は想定よりかなり速い。にも関わらず4コーナーを回ったところでも持ったまま。終始経済コースを走ったという利点もあったが、休み明けでこのパフォーマンスは驚異的。気負い過ぎる性格がネックだが、特に悪癖には映らない。レースを重ねていくうちに修正されていくだろう。

 ペールギュントはメジロスパイダーやエイシンヴァイデンらに蓋をされ外へ持ち出す機会を逸し、直線入口で最後方。前が固まっていてすぐには追い出せず、幾分外へ持ち出して実質200Mでラストスパート。豪脚の片鱗をみせたが後の祭りだった。このペースで前が止まらなかったという不運もあるが、勝った馬が早め進出の手際の良さをみせていたことからするとこの騎乗は褒められたものではない。負け方は'98年皐月賞のスペシャルウィークに似ている。

 スキップジャックは内から抜けた前走の再現を狙ったが、前からタレてきたテイエムヒットベに突っ掛かってバランスを崩し、後方に下がってしまい万事休す。戦績的には勝つか負けるかの両極端で、今回は悪い方が出たという解釈で良さそうである。まがりなりにも重賞で強い勝ち方をした馬で、今後の動向にも気を配っておきたい。

 マルカジークは外枠を引いた時点でこのレースとは縁が無かった。中山コースは一般に内沿いを進んだ馬が有利にレースを進められる。内回りではコーナーのきつさも手伝って、外を回すだけであっと言う間に前との差が開いてしまう。ディープサマーやエイシンヴァイデンも外を回した結果圏外。そのような中、大外最後方から上がり最速で突っ込んできたマイネルハーティーは忘れず評価しておきたい。


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