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第29回エリザベス女王杯(GI) 2004年11月14日(Sun) 京都芝2,200M 3歳以上オープン 定量 (牝)(国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ○ | 6 | 12 | アドマイヤグルーヴ | 牝4 | 56.0kg | 武豊 | 2.13.6 | − | 464kg(0) | 2 |
2 | 2 | 4 | オースミハルカ | 牝4 | 56.0kg | 川島信二 | 2.13.7 | 3/4 | 468kg(0) | 5 | |
3 | 8 | 17 | エルノヴァ | 牝5 | 56.0kg | O.ペリエ | 2.13.9 | 1 1/4 | 464kg(-6) | 4 | |
4 | ▲ | 7 | 14 | エリモピクシー | 牝6 | 56.0kg | 福永祐一 | 2.13.9 | クビ | 464kg(+4) | 8 |
5 | ◎ | 4 | 7 | スイープトウショウ | 牝3 | 54.0kg | 池添謙一 | 2.13.9 | ハナ | 454kg(+4) | 1 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.6 - 11.2 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 12.6 - 12.5 - 12.1 - 11.6 - 11.6 - 12.2 上がり 4F 47.5 - 3F 35.4 1コーナー 10=4-1,3-(9,15)(5,8)12,6(13,16)(2,14)17(11,7,18) 2コーナー 10=4-1-3,9,15(5,8)12(6,16)13(2,14)17-(11,7)18 3コーナー 10-4-1-(5,3)9(8,15)12-(6,16)14(2,13,17)-7,11-18 4コーナー 10-4-1,5(3,9)(8,12,15)-(6,16,14)(2,17)(13,7)-11-18 |
■レース回顧 鞍上は前代未聞の4連覇・アドマイヤグルーヴが堂々連覇達成! |
■レース解説 スイープトウショウが出遅れ。オースミハルカが出を窺う中、外からメイショウバトラーがハナを奪う。メイショウバトラーが後続との差を広げながら逃げる。離れた2番手にオースミハルカ、以下メモリーキアヌ、グローリアスデイズと続く。スティルインラブは中団馬群の前方、アドマイヤグルーヴがその直後を進む。エルノヴァ、スイープトウショウは後方待機。3コーナーの坂を下り始めたところで後方からエリモピクシー、エルノヴァ、スイープトウショウが動き出す。メイショウバトラーが単独先頭のまま直線に向く。単独2番手のオースミハルカが前を追う。オースミハルカが一杯になったメイショウバトラーを交わしたところへアドマイヤグルーヴが急追。粘るオースミハルカを退ける。 ■レース回顧 ハズレ。後ろから行く馬の宿命ですな。まあ仕方ないか…。(-_-) レースはメイショウバトラーの積極的な逃げで縦長になったが、ペースは緩く前有利の流れ。有力どころがこぞって後方脚質なら前を行く馬を狙うというのは基本中の基本。そのことを弁えずスイープトウショウから入ってしまったことには反省したい。 アドマイヤグルーヴは馬場の中央に持ち出して楽々弾けた。以前は気性がウイークポイントだったが、今となってはその面影すら見られない。懸念された中1週の強行ローテも馬体維持で難なく切り抜けた。実力差が明確に出る定量戦なら今後も牝馬相手に取りこぼすことは無さそうだ。 オースミハルカは前走同様メイショウバトラーの逃げを前に見ながらの競馬で、ここも上手い具合に残った。前に行きそうな馬が同馬とメイショウバトラーぐらいしか見当たらなかったとはいえ、昨年9着というのをみて切ってしまった。昨年から重賞勝ちを2つ上乗せしていたのは事実。それ以上に流れ一つで結果も変わるということを実感。 混戦の3着争いはエルノヴァが先着。エリモピクシー、スイープトウショウが僅かに遅れた。いずれも上がり33秒台の脚を使っており、縦長の展開に泣いた形。この一戦を元に評価を変える必要は無いが、スイープトウショウに関しては常に額面通りの評価を与えていると今回のように痛い目に遭う。 スイープトウショウはゲート入り以前に馬場入りのところで立ち止まるなど、いつも以上に我がままなところを見せていた。ゲート入りも目隠しされた上、ファンファーレが鳴る前に先に押し込まれていた。これが気に入らなかったのか、スタートで立ち遅れた。追い込み馬なので問題ないと楽観視していると、今度は想定を越える縦長の展開が行く手を阻んだ。馬場悪化と前詰まりが懸念要素とみていたが甘かった。 スティルインラブはアドマイヤグルーヴとは対照的に没落の一途。前走で復活の兆しをみせたとはいえ、突き抜けるまでの感触は無かった。直線でエリモピクシーとエルノヴァに並ぶ間もなく交わされたのをみて、この馬は正直終わったと思った。 |