HOME > 重賞回顧 > 第7回富士S

第7回富士S(GIII)
2004年10月23日(Sat) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 1 アドマイヤマックス 牡5 56.0kg 武豊 1.33.2 470kg(-6) 1
2 4 6 モノポール 牡5 56.0kg 蛯名正義 1.33.4 1 1/4 464kg(+2) 2
3   5 8 メテオバースト 牡3 54.0kg 横山典弘 1.33.5 クビ 480kg(+18) 4
4 3 4 ロードフラッグ セ7 56.0kg 田中勝春 1.33.6 3/4 466kg(+4) 5
5 6 10 シャイニンルビー 牝5 54.0kg 北村宏司 1.33.7 3/4 468kg(+2) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.2 - 11.3 - 11.6 - 11.8 - 11.4 - 11.4 - 12.1
上がり 4F 46.7 - 3F 34.9
3コーナー 11,5(2,13)(6,7,14)1,9(4,12)8(3,10)
4コーナー 11,5(2,13)(6,14)(1,7,9,12)4(3,8)10

■レース回顧 実に3年振りの勝利・渾身の右鞭に応えて突き抜けたアドマイヤマックス!
■レース解説

 イーグルカフェが出遅れ。マイティスピードがマイネルゼストを制してハナに立つ。アドマイヤマックスが2番手集団の一角に位置取る。モノポールはロードフラッグと並んで馬群の中を進む。マイネルモルゲンは後方寄りの外を抑えつつ追走。メテオバースト、シャイニンルビーは後方待機。各馬ほぼ一団。マイティスピード先頭のまま直線に向く。坂を駆け上がり、モノポールが徐々に前との差を詰めていく。大外からはメテオバーストが一気に進出。モノポールが先頭に立ったところで今度は内からアドマイヤマックスが急追。モノポールを並ぶ間もなく交わし、リードを広げながらゴール。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。アドマイヤマックスを切ったのはアホだった。そんなに外したいのか…。(^-^;)

 アドマイヤマックスは好スタートから積極的に行ったかと思ったが、鞍上がガッチリ手綱を締めていたようにこれは思惑違いだったようだ。その後中団まで下げて追い出すタイミングを窺っていた。直線はモノポールが抜け出た辺りで左鞭を入れて外に持ち出し、渾身の右鞭で瞬時に抜け出た。馬群がバラケず苦労したものの、直前までしっかり溜められた分だけ結果的に幸いした。

 モノポールは持ったままの進出でそのまま押し切るかに思えたが、ラストは決め手の差が出た。時計通りには走っており、今後に望みを持たせる内容だった。マイル戦における安定度は群を抜いており、マイル戦で3着以内に入れなかったのは1,000M通過56秒0という超ハイペースに付いていけなかった一昨年の水郷特別(7着、着差0秒7)のみ。

 メテオバーストは大外後方から虎視眈々。内の各馬がゴチャついているのを見越して一気にスパート。大きなストライドでモノポールを捉える位置にまで来ながらあと一押しというところで脚色が同じになった。前が競り合っていれば突き抜けていたかもしれない。上がり34秒3(最速)はアドマイヤマックスと同じで、敗れたとはいえ評価できる内容。

 ロードフラッグは抜け出すというよりは追い込むという内容。チョイ差し専門と考えていただけにこれは正直意外。重賞でこのようなレースが出来るなら見通しは明るい。アドマイヤマックス以上に前が支えて追い辛そうにしていたのが悔やまれる。

 活躍傾向があった京成杯オータムハンデ組は不発。マイネルモルゲンはスタートから抑えて後方からレースを進めた。結果が出ていない東京コースということで慎重になったようだがこれが完全な裏目。馬が行く気になっていたのを無理に押さえ込んでしまったように見えた。同じ位置にいたメテオバーストに追い抜かれた後は為す術なく沈んだ。シャイニンルビーは単純に相手強化で埋没した感。この馬なりに走っており内容は悪くない。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.