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第9回秋華賞(GI)
2004年10月17日(Sun) 京都芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 11 スイープトウショウ 牝3 55.0kg 池添謙一 1.58.4 450kg(-2) 2
2   8 16 ヤマニンシュクル 牝3 55.0kg 四位洋文 1.58.5 1/2 472kg(+4) 5
3   3 5 ウイングレット 牝3 55.0kg 田中勝春 1.59.3 5 458kg(+2) 10
4 1 2 ダンスインザムード 牝3 55.0kg 武豊 1.59.3 アタマ 474kg(計不) 1
5   6 12 ヤマニンアラバスタ 牝3 55.0kg 柴田善臣 1.59.3 ハナ 438kg(-4) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.0 - 12.1 - 12.4 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.6 - 11.6
上がり 4F 46.5 - 3F 34.9
1コーナー 7,13(2,9,17)(5,14)4(6,16)1,12,8(3,10,15)11-18
2コーナー 7,13(2,9,17)(4,5,14)(6,16)(1,12)(8,10,15)3,11-18
3コーナー 7(2,13,17)(4,9)(14,16)5(6,12)(1,10,15)(8,11)3-18
4コーナー (*7,2)(4,9,13,17)(5,14,16)(1,6,12)(8,10,15)11(3,18)

■レース回顧 得意の淀で惜敗続きに終止符・豪脚一閃スイープトウショウ!
■レース解説

 フェミニンガールが馬なりでハナを奪う。外から押してバレエブランがこれに続く。コーナリングでダンスインザムード、メイショウオスカル、アズマサンダースが続く。ヤマニンシュクルは中団の外を追走。レクレドールは後方馬群の外から徐々に動き始める。スイープトウショウもこの直後から進出を開始。3コーナーを過ぎ、前は4〜5頭が横一線で並ぶ。ヤマニンシュクルもこの直後まで進出。直線に向いたところでダンスインザムードが持ったまま先頭に踊り出る。フェミニンガールを突き放し独走かと思われたところへヤマニンシュクルが急追。更に外からスイープトウショウも猛追。ヤマニンシュクルがダンスインザムードを並ぶ間もなく抜き去った直後、スイープトウショウがこれを上回る脚で差し切る。


■レース回顧

 ハズレ。ダンスインザムードを桜で買わず、樫とここで買って散りました。(・∀・)アウチ!

 スイープトウショウは前走の敗因が早仕掛けにあるのは明白で後方一気なら脈ありとは思ったが、今まで勝てるレースを前詰まりで落としてきただけに軸にするのは躊躇した。裏を返せばまともならこの馬が一番強いということになる。秋華賞はそれを証明するに余りあるパフォーマンスを見せ付ける場となった。ゲート入りをゴネるところは相変わらずだが、レースに行くと問題にならないのは流石だ。

 ヤマニンシュクルは中団で上手く脚を溜めていた。前で引っ張った馬が次々垂れてくるおあつらえ向きの展開になりながら勝てなかったことには物足りなさを感じるが、スイープトウショウと共に後続を5馬身千切ったことで2歳女王としての存在感は示した。突出した特徴がないのが勝ち切れない所以。先行する脚を身に付ければ大成すると思う。

 ウイングレットは逃げを期待して軸に推した前走(クイーンS)が案外だったのでここは無印とした。鞍上の田中勝春騎手はここもめげずに控えて直線抜け出す競馬に専念。その執念が実ったのか、直線で上手い具合に道が開いた。スピードを封印して直線で解き放つ作戦は思いの外有効のようだ。近々重賞を獲りそうな感じがする。

 ダンスインザムードは今回もパドックからカリカリしていた。グリーンチャンネルで前々走(オークス)と今回のパドックの様子を平行して映していたが、あれを見てダンスインザムードを買い足した人はまずいなかっただろう。直線であっという間に抜け出した時は桜花賞の再現かと思ったが、そこで脚が止まった。オークスと同様に僅差で3着も守り切れず。3連ベースの馬券は買っていないが、買った時のことを考えると今回はいい勉強になった。

 レクレドールはローズSでの役回りがスイープトウショウと入れ替わっていたのが残念。今回先に動いたのがレクレドールで、スイープトウショウは直後でこれをみてから進出。またレクレドールは4コーナーで既に全開だったが、スイープトウショウはまだ持ったまま。役者が違った。


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