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第39回デイリー杯2歳S(GII)
2004年10月16日(Sat) 京都芝1,600M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 14 ペールギュント 牡2 55.0kg 小牧太 1.34.3 518kg(+10) 9
2 1 1 ライラプス 牝2 54.0kg 松永幹夫 1.34.5 1 444kg(-4) 3
3   6 10 シルクタイガー 牡2 55.0kg 本田優 1.34.5 クビ 466kg(+14) 7
4 4 5 エイシンヴァイデン 牡2 55.0kg 福永祐一 1.34.5 ハナ 466kg(+2) 1
5 3 4 ショウナンパントル 牝2 54.0kg 吉田豊 1.34.5 アタマ 440kg(-6) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 10.8 - 11.1 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 11.7 - 11.9
上がり 4F 47.8 - 3F 35.7
3コーナー 3,5(1,6)(2,8)(9,12)(4,11)13(10,14)
4コーナー 3,5(1,2)(6,8)(4,9,12)(11,13)(10,14)

■レース回顧 不当な低評価に猛反発・直線一気で圧倒ペールギュント!
■レース解説

 各馬が出を窺う中、エムティーエアーがじわりとハナを奪う。内からライラプス、エイシンヴァイデンがこれに続く。オーヴェールも好位を形勢。ショウナンパントルは馬群中団を追走。ペールギュントとシルクタイガーが並んで最後方を進む。全馬ほぼ一団の状態のまま直線に向く。エイシンヴァイデンがすかさずエムティーエアーを捉えて先頭に立つ。その内からライラプスが接近。エイシンヴァイデンとライラプスの競り合いに最内からシルクタイガーが猛追。3頭が並んだところへ大外からペールギュントが一気に進出、まとめて差し切る。


■レース回顧

 ハズレ。3連単100万越え。13頭立てでも組み合わせ次第で出るものなんですね。ヽ(´ー`)ノ

 シルクタイガーとペールギュントだけが2〜3馬身置かれた最後方。直線ではシルクタイガーが最内を突き、ペールギュントが大外に回った。前に並びかけたところでライラプスに差し返しを受けたシルクタイガーと誰もいないところを突き進んだペールギュント。同じような脚を使いながらラストは明暗が分かれた。

 ペールギュントは新馬戦と未勝利で1番人気に推されていたが、久々でいきなりの重賞が嫌われて単勝51.5倍の9番人気まで評価を下げていた。同じような立場にあったシックスセンスがしっかり人気を集めていたことからすると、ペールギュントは不当な低評価だったと言わざるを得ない。人気馬は人気が暴落した時が買いというのは皐月賞のノーリーズンを例にとってみても分かりやすい。勿論、全てが全てこれに当てはまるとは限らないが、誰でも簡単に高配当が狙える手段であることは確か。問題はこれをレース前に気付けるかどうかだが…。

 エイシンヴァイデンはエムティーエアーにハナを譲って控える形。これは想定通りだったが、直線で先頭に立ったところでお釣りが無くなっていた。前走が弱メン相手の楽逃げだったことからするとある程度は予測できた結果だったが、例年の前残り傾向をそのまま当てはめて考えていた。今の京都は後ろから差してくる馬が強い

 ライラプスはエイシンヴァイデンを交わしつつ、内から迫ったシルクタイガーを差し返すなどおおよそキャリア1戦馬らしからぬパフォーマンスを披露。外から飛んできたペールギュントは防ぎようがなく、この2着は勝ちに等しいものがあるように思える。

 ショウナンパントルは馬群の中からの追い出しで、幾分忙しそうに見えた。ペースが上がって差せなくなるというのはれっきとした力負け。更に上を狙えそうなライラプスとは対照的に、こちらはある程度底が見えてしまったような気がする。

 オーヴェールは先行集団の外につけ、4コーナーを捲り気味に進出。理想的なレース運びだったが、肝心の伸びを欠いた。外回りの広大なコースが向いていなかったのか、ただ単に距離が長かったのかは次のレースを見てみなければ分からない。どちらかといえば前者か。


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