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第39回京都大賞典(GII) 2004年10月10日(Sun) 京都芝2,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 7 | ナリタセンチュリー | 牡5 | 57.0kg | 田島裕和 | 2.25.2 | − | 468kg(-2) | 5 | |
2 | ○ | 4 | 4 | ゼンノロブロイ | 牡4 | 57.0kg | 岡部幸雄 | 2.25.2 | クビ | 492kg(-2) | 1 |
3 | 5 | 5 | レニングラード | 牡5 | 57.0kg | 福永祐一 | 2.25.7 | 3 | 472kg(+4) | 3 | |
4 | ◎ | 8 | 9 | アドマイヤグルーヴ | 牝4 | 57.0kg | 武豊 | 2.25.9 | 1 1/2 | 476kg(+12) | 2 |
5 | ▲ | 7 | 8 | ダイタクバートラム | 牡6 | 57.0kg | 小牧太 | 2.26.1 | 1 1/4 | 500kg(-4) | 4 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.9 - 11.4 - 11.5 - 12.6 - 12.7 - 12.8 - 12.8 - 12.6 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 11.4 上がり 4F 45.9 - 3F 34.3 1コーナー 8,10,4(3,5)-(1,9)(2,7)-6 2コーナー 8,10-4(3,5)(1,9)(2,7)-6 3コーナー (*8,10)5(4,9)1(3,7)(2,6) 4コーナー 8,10(4,5)(1,9)3(2,7)6 |
■レース回顧 ラスト1ハロンの衝撃・重賞の壁をも突き抜けたナリタセンチュリー! |
■レース解説 各馬出を窺う中、ダイタクバートラムが前に出る。ゼンノロブロイ、トウカイオーザがこれに続く。チャクラ、ナリタセンチュリー、アドマイヤグルーヴが並んで後方を進む。最後方はファストタテヤマ。ダイタクバートラムがペースを緩めながら逃げる。直後にトウカイオーザ、少し離れてゼンノロブロイ。中団以降はやや固まりながら推移。3コーナーの丘にかけてゼンノロブロイが徐々に進出。外を通ってレニングラード、アドマイヤグルーヴも動き出す。後方馬群が一気に凝縮して直線に向く。ダイタクバートラムのラストスパートに合わせてゼンノロブロイが早めに交わし先頭に替わる。レニングラードも差を詰めていくがその外からナリタセンチュリーが猛追。瞬く間にゼンノロブロイに並びかけ、クビの上げ下げに持ち込み競り落とす。 ■レース回顧 ハズレ。牝馬は牝馬同士仲良くやってなさいってことか…。(-_-) ナリタセンチュリーは残り200M標識を過ぎた辺りで鞭が入ったかと思うと、そこから弾けるような伸びをみせた。目算で4〜5馬身の差を僅かな距離で挽回。ラスト1ハロンは10秒台の脚を使っているはず。京都大賞典で重賞未勝利馬が勝利したのは'88年メイショウエイカン以来16年振りの快挙。とにかくインパクトが残る勝利だった。トニービン産駒が東西の秋盾前哨戦を制したことで、キングカメハメハ断然ムード(と私は思っている)の古馬王道路線も俄然面白くなってきた。 ゼンノロブロイはドンピシャの追い出しを決めて後はゴールに辿り着くだけだったが、ナリタセンチュリーにあり得ない脚を使われまさかの2着。このクビ差は何馬身差にも置き換え難い重みがあるように思える。並ばれるまでは一瞬で、並ばれた後食い下がっていたところをみると、この馬が勝つためにはゴール前まで追い出しを我慢する必要がありそうだ。天皇賞への出走は直近1年間の重賞実績の関係で権利馬回避の順番待ちという状況。 アドマイヤグルーヴは3コーナー付近で動き出したものの、すぐ前にいたレニングラードにつられたような感じで全く余裕が感じられなかった。3コーナーの下りで押し気味に上がっていったのをみてダメだと思った。ラストにかけてペースが上がっていく厳しい流れの中で牡馬と同じ斤量を背負っていてはどうしようもない。 レニングラードは早めに仕掛けた割にはラストまでバテずに付いていった。前の2頭に離されたが、そのうちの1頭は直前まで同じ位置にいた。同じ血統構成(トニービン×ノーザンテースト)の5歳牡馬でこれほどの違いが出るというのも何とも不思議な感じがする。 ダイタクバートラムは成り行き上逃げたような格好になったものの、向こう正面でペースを緩めて余裕を作っており悪くなかった。上がり勝負で力尽きただけで、この負けはある意味仕方のないところ。ここを叩いた効果は次走以降に見出したい。 |