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第39回京都大賞典(GII) 2004年10月10日(Sun) 京都芝2,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | チャクラ | 差 | 95 | 捲り気味に動くためか相手が揃うとイマイチ。 | |
2 | 2 | ナムラサンクス | 差 | 94 | ここ相手揃うもスローの上がり勝負なら有力。 | △ |
3 | 3 | マーブルチーフ | 先 | 96 | 近走冴えないが京都で大穴あり一発に注意。 | |
4 | 4 | ゼンノロブロイ | 先 | 98 | 実力上位は認めても勝ち切れずは問題あり。 | ○ |
5 | 5 | レニングラード | 追 | 92 | 素軽さあるも力比べではいかにも非力に映る。 | |
6 | 6 | ファストタテヤマ | 差 | 97 | いつでも後方で死んだふり。今回展開向かず。 | |
7 | 7 | ナリタセンチュリー | 差 | 92 | 実績不足。差脚まずまずも勝ち負けまでは疑問。 | |
8 | ダイタクバートラム | 差 | 93 | 臨戦過程に難あるも前走で手応え掴み好勝負。 | ▲ | |
8 | 9 | アドマイヤグルーヴ | 差 | 94 | 牡馬相手でも直線平坦の京都なら好勝負可能。 | ◎ |
10 | トウカイオーザ | 追 | 89 | 復活の兆しみせるも上がり掛からないと苦しい。 |
■レース展望 先導役不在の緩い流れに触発・末脚嵌るアドマイヤグルーヴ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の資料を参照されたい。
宝塚記念で好走した後、夏を休養に充ててここを秋初戦で迎えた馬は延べ10頭が出走して【3・3・0・4】(60.0%)という好成績を収めている。特にここ4年はこの傾向が顕著に出ており、昨年は宝塚記念からの直行馬によるワンツーフィニッシュとなった。
夏開催の重賞を使った後、朝日チャレンジCを使って勝った馬は2頭いる('96年1着マーベラスサンデー、'99年1着ツルマルツヨシ)が、夏開催の重賞から直行した馬はそこの勝ち馬6頭を含む延べ10頭が全滅している。ローカル競馬場からの直行で連対した馬は当時GIIの中距離戦だった高松宮杯を経由した'94年1着マーベラスクラウンと同年2着アイルトンシンボリの2頭。 少頭数で明確な逃げ馬不在という状況は先日のオールカマーと同じ。京都記念や日経賞で先行したマーブルチーフ、前々でレースを進めるゼンノロブロイが先導役候補。いずれにせよ速い流れは考えにくく、上がり勝負が濃厚。 軸候補として真っ先に持ち上がるのはゼンノロブロイだが、余りにも勝ち味に遅くアタマで買うのは抵抗がある。この要因としては(1)騎手がコロコロ変わる、(2)どっちつかずの位置取りの2点が挙げられる。日経賞、天皇賞春はいずれも逃げ馬に逃げ切られて2着。有馬記念と宝塚記念は仕掛けが遅すぎて3着と4着。ここは評価を一つ落としておく。 軸はアドマイヤグルーヴ。マグナーテン、タップダンスシチーという強力な先導役がいた産経大阪杯や金鯱賞に比べ、今回はいかにも追走しやすい状況。牝馬相手でも直線でモノの違いを見せつけた前走内容からの上積みがあれば紅一点とて軽視は出来ない。 単穴はダイタクバートラム。元々は長距離での瞬発力勝負を得意にしていた馬。夏開催を経由した馬は冴えないが、その殆ど(というか全て)はそれまで実績がなく、夏開催で初重賞制覇となった馬ばかり。既に阪神大賞典勝ちがあった同馬には当てはまらないのではないだろうか。 連下はナムラサンクス。強力な決め手を武器に今年に入りオープンクラスの長距離戦を連勝。昨秋の比叡S(1600万・京都芝2,400M)ではシルクフェイマスに際どく迫り2着。続く八瀬特別(1000万・京都芝2,400M)では鋭い差し込みを決めて勝っている。いずれも前半1,000Mが62秒台のスローペース。 ◎アドマイヤグルーヴ ○ゼンノロブロイ ▲ダイタクバートラム △ナムラサンクス ■馬券構築 アドマイヤグルーヴから馬単流し。ダイタクバートラムとの組み合わせのみ裏を抑える。 [馬単] アドマイヤグルーヴ→ゼンノロブロイ 40% [馬単] アドマイヤグルーヴ→ダイタクバートラム 30% [馬単] アドマイヤグルーヴ→ナムラサンクス 10% [馬単] ダイタクバートラム→アドマイヤグルーヴ 20% |