HOME > 重賞回顧 > 第55回毎日王冠

第55回毎日王冠(GII)
2004年10月10日(Sun) 東京芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 4 テレグノシス 牡5 58.0kg 勝浦正樹 1.46.0 474kg(+4) 1
2 8 10 ローエングリン 牡5 57.0kg 横山典弘 1.46.1 1/2 480kg(-6) 3
3 6 6 ブルーイレヴン 牡4 57.0kg 四位洋文 1.46.3 1 504kg(-2) 2
4   2 2 プリサイスマシーン 牡5 57.0kg 柴田善臣 1.46.5 1 1/2 478kg(-2) 5
5 11 11 ヴィータローザ 牡4 57.0kg 幸英明 1.46.6 クビ 462kg(-4) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.6 - 10.8 - 11.7 - 12.4 - 12.2 - 11.9 - 11.5 - 11.0 - 11.9
上がり 4F 46.3 - 3F 34.4
2コーナー (9,*10)2(3,11)(1,7)6-(4,5,8)
3コーナー 10(9,11)7(2,3)(1,6)5,8,4
4コーナー 10(9,11)(2,3,7)6,5(1,8)4

■レース回顧 得意の府中で鬼脚炸裂・秋盾も見えたテレグノシス!
■レース解説

 シェルゲームがじわじわと前に出るところへ外からローエングリンが交わしてハナを奪う。シェルゲームの両脇にプリサイスマシーン、ヴィータローザがつける。直後のマイネルアムンゼンは掛かり気味に追走。マイソールサウンドは中団の内を進む。テレグノシスは最後方待機。ローエングリンが後続に1〜2馬身のリードを保ちながら直線に向く。直後からヴィータローザとシェルゲームが前を追うが伸びは鈍い。その外からブルーイレヴンが徐々に接近。さらに大外からテレグノシスが強襲。ブルーイレヴンを交わし、ゴール直前でローエングリンを捉えて差し切る。


■レース回顧

 ハズレ。3連単、色々買ったが4→10→6だけは何度見直しても無かった。(´・ω・`)

 テレグノシスはいつも通りの後方待機で難なく差し切った。少頭数で馬群がバラけなかったこともあるが、稍重で上がり33秒4を叩き出したように力の差は歴然。京王杯スプリングCでも今回と同じ稍重で上がり33秒4をマーク。この時はウインラディウスに先に抜け出られながらも最終的にはクビ差まで詰め寄った。最後方から確実に追い込める馬というのは沢山いそうで実はなかなかいない。現時点では次走未定だが、距離が伸びる天皇賞でこそ大きく狙ってみたい。

 ローエングリンは坂を駆け上がるところまで待ってから追い出しており、一見して完璧のように思えたがテレグノシスにはきっちり差し込まれた。自らがペースメーカーに立つと必ずと言っていいほど差し込みに遭う。思えばレギュラーメンバーの暴走に近い逃げを前に置いて出し抜いた昨年の読売マイラーズC以来勝ち鞍から遠ざかっている。「なんであんなにまじめに走っちゃうの…」という横山典弘騎手の嘆きが何とも切実。いっそのことスプリント戦線に回った方が面白いのではないだろうか。

 ブルーイレヴンはスタート直後のペースアップにも全く動じず落ち着きを払っていた。追走も折り合いに苦心していた馬だとは到底思えないほどスムーズ。ここ2走で精神面のスランプは完全に脱した。今後も高速決着が見込めるなら積極的に狙っていきたい。

 シェルゲームはヴィータローザにぴったりマークされるなど他馬に絡まれた時点で勝負あった。逃げ脚質の割にはスピードが感じられなかった他、口向きの悪いところも見せており、あらゆる面で成長途上を思わせた。

 ヴィータローザは勝負どころの速い流れに途中から付いていけなくなっただけだと思うが、今回もジリっぷりを存分に発揮。直線が長い東京ではこの弱点が一層際立つ。阪神や中山など比較的小回りの利くコースが向いている。距離ももっとあったほうが良い。

 マイネルアムンゼンは追走段階で引っ掛かってしまい、直線でも他馬に圧迫されるなどしてまともに追えないままレースが終わってしまった。連覇を達成したエプソムCと同一コースなのに見せ場無し。毎度の事ながら初夏の快進撃とのギャップに驚かされる。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.