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第39回札幌2歳S(GIII)
2004年10月2日(Sat) 札幌芝1,800M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 6 ストーミーカフェ 牡2 55.0kg 四位洋文 1.49.9 486kg(+2) 5
2   3 3 ダンツキッチョウ 牡2 55.0kg 藤田伸二 1.50.0 1/2 476kg(+4) 1
3 2 2 セイウンビバーチェ 牡2 55.0kg 本田優 1.50.2 1 1/4 486kg(-4) 7
4 7 11 ジェダイト 牝2 54.0kg 川島信二 1.50.3 3/4 478kg(+2) 9
5   6 9 コスモスパーブ 牡2 55.0kg 菊沢隆徳 1.50.8 3 456kg(+4) 13
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 11.4 - 11.8 - 12.1 - 12.9 - 12.1 - 12.1 - 12.4 - 12.9
上がり 4F 49.5 - 3F 37.4
1コーナー 6-4,11,7(2,1,8)(3,14)-5,9-(10,12)=13
2コーナー 6-4,11,7(2,1,14)8,3-5,9-(10,12)=13
3コーナー 6(4,7)(11,1)(2,14)(3,8)-(9,5,12)10=13
4コーナー 6,11,7(2,3)4,1(9,5)8(14,12)-10-13

■レース回顧 豊富なスピードで他馬寄せ付けず・モノが違ったストーミーカフェ!
■レース解説

 ストーミーカフェがダッシュを利かせてハナに立ち、1コーナーを回ったところで後続に3馬身程のリード。モエレフェニックスが単独2番手。以下ジェダイト、セイウンニムカウ、セイウンビバーチェ辺りが続く。ダンツキッチョウ、マイネルアドホックは並んで中団待機。そこから5馬身開いてオーギュストが追走。快調な逃げを打つストーミーカフェにセイウンニムカウ、モエレフェニックスが動き出すも既に一杯。これを見ながらジェダイトが持ったまま進出。内からセイウンビバーチェ、外を回ってダンツキッチョウも接近して直線に向く。ストーミーカフェがラストスパートで後続を離しにかかる。ジェダイト、セイウンビバーチェが直後から追い上げるも差は縮まらない。ゴール間際でダンツキッチョウが猛追するもストーミーカフェがそのまま押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。狙いは悪くなかったが軸馬が沈んでしまってはどうにもならん。(´・ω・`)

 ストーミーカフェは抜群のスタートからすんなりハナに立つと、そのまま一度も抜かれることなく逃げ切った。当初は多少行きたがるところをみせたが、鞍上ががっちり手綱を締めると素直に従順。テン良し、中良し、終い良しの完勝だった。1,800Mで行われるようになってからの8年で1分50秒を切ったのは後のダービー馬ジャングルポケット(1分49秒6)に次いで2頭目。レース振りから控える競馬も可能。

 ダンツキッチョウは後方から押し上げる形で直線に向いた。早い段階で鞭が飛んでいたので切羽詰っていたのは確かだが、ストーミーカフェの脚色が鈍ったところを見逃さず突っ込んできた。走る度に時計を詰めており、次走以降も期待させてくれるのがいかにもサンデーサイレンス産駒らしい。頭の高いところをみせており、この是正が今後の課題か。

 セイウンビバーチェはそれまで唯一1分50秒台をマークしていた割には人気が無かっただけに穴として注目していた。直線で内からいい感じで抜けてきたが、ストーミーカフェから離れていたので勝ち負けまでには関与出来ず。ラストの脚は上回っていただけにもう少し前につけてもらいたかった。

 オーギュストはダッシュが利かず、自然と後方からの競馬となってしまった。一貫したペースで抜きどころが無く、付いて行かされただけになっていたのは残念。ジェダイトは好位で折り合い余裕綽々のようにみえたが、直線半ばでお釣りが無くなってしまった。今回は距離延長が悪い方に出たが、それでも勝ち馬から0秒4差なら上出来。牝馬相手なら上位にランクしていると見て良い。

 コスモス賞勝ち馬マイネルアドホックは時計通りの走りで特にコメント無し。クローバー賞勝ち馬モエレフェニックスは途中でついていけなくなった。例年の傾向が示す通り、このレースに先駆けてオープンを使って勝ち負けした馬は人気を集める割には大したことないというのは正解のようだ。


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