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第52回神戸新聞杯(GII)
2004年9月26日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 7 キングカメハメハ 牡3 56.0kg 安藤勝己 1.59.0 502kg(+8) 1
2 2 2 ケイアイガード 牡3 56.0kg 松永幹夫 1.59.2 1 1/4 494kg(+2) 3
3 8 8 ハーツクライ 牡3 56.0kg 武豊 1.59.4 1 1/4 486kg(+4) 2
4   6 6 グレイトジャーニー 牡3 56.0kg 小牧太 1.59.5 1/2 462kg(+2) 4
5   4 4 ラバグルート 牡3 56.0kg 秋山真一郎 2.00.3 5 454kg(+18) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.8 - 12.4 - 12.1 - 12.2 - 11.9 - 11.4 - 11.4 - 11.2 - 11.9
上がり 4F 45.9 - 3F 34.5
1コーナー 6,5,2,4,1,7(3,8)
2コーナー 6,5(2,4)1-7(3,8)
3コーナー 6,5(2,4)1-7(3,8)
4コーナー 6,2(5,4)-(1,7)8-3

■レース回顧 一夏越して更にパワーアップ・充実の秋誓うキングカメハメハ!
■レース解説

 グレイトジャーニーがハナを奪う。マイネルマグナートがこの直後につける。ケイアイガードは3番手の内を追走。キングカメハメハは後方寄りを進む。ハーツクライは最後方待機。道中は前5頭、後3頭が分かれる。各馬位置取りが変わらないまま4コーナーに差し掛かる。キングカメハメハが外を通って徐々に進出。これを見てハーツクライも動き出す。直線に向き、グレイトジャーニーが粘り込みを図るところへケイアイガードが詰め寄る。その外からキングカメハメハが一気に接近。グレイトジャーニー、ケイアイガードをまとめて交わし、そのまま流してゴール。


■レース回顧

 3連単◎→▲→○(20%)的中。均等配分にしていたので2・3着はどちらでも良かった。(・∀・)

 キングカメハメハとハーツクライの2頭が抜けた存在であることは疑いようがない。当然連ベースでは激安。しかし前が残る馬場で後ろから行くハーツクライは差し損ねが考えられる。さらにダービーの内容からしてハーツクライの逆転は難しそうである。ここで買いたいのは「キングカメハメハが勝ち、ハーツクライが2着か3着に来る」馬券。言い換えればハーツクライが3着でも当たりとなる馬券。この場合は二強の一角を崩すというリスクを受け入れることになるので配当妙味があるほうがいい。…こんな我侭な願いを叶えてくれる馬券は今まで無かった。しかし今は3連単がある。

 3連単は買い目が爆発的に増えるのが厄介だが、買い方が決まればスッキリ整理される。上記の括弧書きのように、買いたい馬券を紙に書き出せば要らない買い目が削れる。私にとって、今回ハーツクライやケイアイガードが勝つという馬券は必要無かった。これにより3頭ボックス6通りから4通りが除去できる。仮にキングカメハメハが負けたとしても、それは予想が外れたということで諦めがつく。

 キングカメハメハは着差以上の完勝。ハーツクライのお株を奪う上がり最速33秒7の豪脚を使って他馬を問答無用で捻じ伏せた。ターフに脚を叩きつけるような力強い走りが一際目を引いた。「馬体が並んだら、グンと重心が沈んで伸びた。凄くたくましくなった。春とは沈み方が全然違う」と感触の違いを言葉にした安藤勝己騎手のコメントからも成長が窺える。

 ケイアイガードは単独2番手から直線暫く持ったままという楽な手応えから押し切りを図ったが、キングカメハメハには何の抵抗も示せなかった。今回ばかりは相手が悪過ぎたとしか言えない。先行して安定した力を発揮できているだけに、距離が持つ持たないを別にして菊花賞で狙ってみても悪くない。

 ハーツクライは予定調和とも言うべきか追い込み及ばず敗退。キングカメハメハに同じ戦法を取られ、かつ直線で突き放されるという内容には物足りなさを感じた。ただ着順自体は大した問題ではなく、キングカメハメハのいない菊花賞は京都新聞杯勝ちという「地の利」があるこの馬から入るべきだろう。

 グレイトジャーニーは想定どおり果敢にハナを奪っていったもののラストでハーツクライに差され4着。それでも5着ラバグルートとは5馬身差で、重賞勝ち馬4頭とその他4頭が綺麗に分かれた。ちなみにラバグルートの走破時計2分00秒3は10Rビワハヤヒデメモリアル(3歳以上1000万下)の2着に相当する。


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