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第58回ラジオ日本賞セントライト記念(GII) 2004年9月19日(Sun) 中山芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 7 | 13 | コスモバルク | 牡3 | 56.0kg | 五十嵐冬樹 | 2.10.1 | (レコード) | 486kg(-12) | 1 |
2 | 3 | 4 | ホオキパウェーブ | 牡3 | 56.0kg | 藤田伸二 | 2.10.1 | クビ | 476kg(+10) | 2 | |
3 | 8 | 14 | トゥルーリーズン | 牡3 | 56.0kg | 大西直宏 | 2.10.1 | クビ | 480kg(-6) | 9 | |
4 | 4 | 6 | モエレエルコンドル | 牡3 | 56.0kg | 田中剛 | 2.10.3 | 1/2 | 538kg(+4) | 10 | |
5 | ○ | 1 | 1 | エスユーグランド | 牡3 | 56.0kg | 柴田善臣 | 2.10.5 | 1 1/2 | 480kg(+16) | 3 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.2 - 11.2 - 11.6 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 12.0 上がり 4F 47.4- 3F 35.4 1コーナー 2(6,13)(1,8)(9,10,14)3,4-12(11,15)(5,7) 2コーナー (2,*13)(6,8)(1,14)(9,10)3,4-12,11,15(5,7) 3コーナー 13(2,14)(6,8,9,10)(11,1,3,4)12,7-15,5 4コーナー (*13,14)(6,4)(2,11)(8,12)(1,9,10,3)7-(5,15) |
■レース回顧 闘志剥き出しの走り・コスモバルクがスーパーレコードで快勝! |
■レース解説 各馬が出を窺う中、スマートストリームが先手を取る。2番手にモエレエルコンドルがつけたところへ外からコスモバルクが掛かり気味に接近。そのまま抑え切れない感じでモエレエルコンドル、スマートストリームを交わしてハナに立つ。トゥルーリーズンが外から3番手集団に加わる。エスユーグランドは中団の後ろ、ホオキパウェーブがこの外につける。3コーナーを迎えたところでエアシェイディが内を通って追い上げていく。コスモバルクが直後の集団を引き連れて直線に向く。コスモバルクのスパートに内モエレエルコンドル、外トゥルーリーズンが食い下がる。さらに後方からホオキパウェーブが接近。ホオキパウェーブが際どく追い詰めるもコスモバルクが凌ぎ切る。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。何だこの時計は…。ちなみに去年は2分24秒5(不良)でした。(^-^;) コスモバルクは勝つには勝ったがダービーで曝け出した折り合い難を修正できていなかった。向こう正面に差し掛かるところで早くも首を上下に振って行きたがっていたコスモバルクに対し、五十嵐騎手はスマートストリームを交わす寸前まで制御を試みていた。あわよくば控えて後方からという思惑も驚愕のレコード勝ちで飛散。菊花賞に向けてある意味課題の残る結果となった。一貫して12秒を刻み続けたラップからも緩急がある長距離戦への適性が疑問視される。 ホオキパウェーブは3コーナーで捲り気味に進出し、コスモバルクを射程圏に入れてから追い込んできた。上がりは唯一34秒台をマークしており、早めの進出でも決め手が損なわれなかったのは評価できる。「青葉賞で好走した結果ダービーを走らされた馬はその後没落する」という推測により狙いを下げてみたが、よく考えれば青葉賞で善戦した相手がハイアーゲーム。物差し論理でエスユーグランドを抑えながらホオキパウェーブが無印というのは何ともお粗末。反省したい。 エスユーグランドはいい感じで内ラチ沿いを進んでいるなぁと思ったが、3コーナーを迎えた辺りでエアシェイディに内から抜かれたのを見てあきれた。柴田善臣騎手は「前の馬が動かないから全く動いていけなかった」とコメント。ならば自分から動くという選択肢は無かったのだろうか。馬自身が直線で追い上げを見せていたのがせめてもの救い。 モエレエルコンドル、トゥルーリーズンはコスモバルクを前に置く位置から踏ん張り通しての好走で、展開利があったのは否めない。当初はモエレエルコンドルがコスモバルクを交わす勢いにあったが、坂を上ったところでトゥルーリーズン、ホオキパウェーブ優勢に変わった。何となくだが、モエレエルコンドルにスプリングSのダイワメジャーに近いものを感じた。 メジロニコラスはスタートと同時に外へ逸走し、一頭だけポツンと取り残されていた。最初のコーナーまでに隊列へ復帰したが、道中も気の抜けたような走りで後方を追走。直線でも目立った伸びはなく見どころ無しに終わった。ただこれでも山吹賞よりもコンマ7秒速く走っている。エアシェイディは上手い具合に内を掬って先頭集団に取り付いたが、直線に入ったところで前4頭に突き放され終了。とはいえ長期休養明けでこれだけ走れば上出来で、次走は確実に変わってきそうだ。 |