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第18回セントウルS(GIII)
2004年9月12日(Sun) 阪神芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 12 ゴールデンキャスト 牡4 56.0kg 武豊 1.08.2 478kg(+6) 1
2 6 8 キーンランドスワン 牡5 57.0kg 四位洋文 1.08.4 1 1/2 490kg(+8) 3
3 5 5 サニングデール 牡5 59.0kg 福永祐一 1.08.5 クビ 450kg(0) 2
4   8 11 フォルクローレ 牝5 54.0kg 佐藤哲三 1.08.6 1/2 466kg(+12) 9
5 4 4 チリエージェ 牝3 52.0kg 河北通 1.08.7 1/2 448kg(+4) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 11.1 - 11.2 - 11.4 - 10.5 - 11.7
上がり 4F 44.8- 3F 33.6
3コーナー (*4,12)1,8(2,6)11(3,5,7)(10,9)
4コーナー (*4,12)(1,8)11(2,6)7(5,9)-(3,10)

■レース回顧 待ち望んだ重賞タイトル・堂々押し切りゴールデンキャスト!
■レース解説

 チリエージェがハナを奪う。内からヒューマ、外からゴールデンキャストがこれに続く。キーンランドスワンは4番手、その直後にドリームカムカム、サニングデールが追走。各馬ほぼ一団の状態から4コーナーで密集。チリエージェとゴールデンキャストが体を並べて直線に向く。暫しの併走からゴールデンキャストが前に出る。直後からキーンランドスワンがじりじりと追い上げる。その外からはサニングデールが急追。しかし坂を駆け上がって更に脚を伸ばしたゴールデンキャストがこの2頭を楽々抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。2日連続ユタカ消しは無謀。ただこちらはゴルキャス飛ばしが目当てだったが。(-。-)

 ゴールデンキャストは佐世保S2着、小倉日経オープン勝ちの内容からすれば、重賞勝ち馬相手でも順当勝ちと言って差し支えない。外枠からの発走でスムーズに先手が取れたのも幸いした。チリエージェを交わすのに梃子摺ったものの、坂を駆け上がるところで脚を伸ばしていたのは評価できる。武豊騎手をして「正直こんなに人気になって大丈夫かなと思っていました」と言わしめるほどの人気者で、役者が揃う次走でもそこそこの人気を背負いそうである。

 キーンランドスワンはスタートから積極的に先行し、4コーナーでゴールデンキャストの外にピッタリ張り付くなど休み明けながら要所要所で機敏な動きを見せた。平坦巧者だが、坂もこなす程度には走る。ゴールデンキャストとは直線に入った当初から離されておらず、上がりの脚も同じ。

 サニングデールは4コーナーで馬群後方の内という苦しい位置取りから外に持ち出して追い込みをかけたが届かず。ただ前の2頭が抜け出してからぐんぐん伸びており、いかにも消化不良といった内容で悪くない。次走も引き続き有力だが、神掛かった脚を使うあの馬相手に追込一手で挑むのは厳しく、勝つためには戦法を改める必要がありそうだ。

 チリエージェは大健闘。ゴールデンキャストに交わされた後も一時は2着に残りそうな手応えを残しており、成長途上ながら執拗な食い下がりをみせた。鞍上の河北騎手は同馬の母メガミゲランにも騎乗しており、短距離戦を中心に5勝を挙げている。

 ドリームカムカムは何故か勝負どころで最後方まで下がってしまった。それでいて直線に向いてもすぐに追い出そうとはせず、そのまま流すような感じでフィニッシュ。長距離輸送に前走増のリバウンドが重なって馬体重を大きく減らしたのが運の尽き。夏場を使ったからといって、休み明けの馬より動くだろうと高を括っていると酷い目に遭うという好例。

 後続集団からはフォルクローレ、スウィートエルフが差し込んできた。どちらかと言えば直線に向くところと坂に差し掛かった辺りで前が窮屈になって実質100Mしか追っていないスウィートエルフのほうが評価が高いように思える。


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