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第55回朝日チャレンジC(GIII)
2004年9月11日(Sat) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 11 スズカマンボ 牡3 53.0kg 武豊 2.01.6 476kg(-2) 1
2   6 7 ヴィータローザ 牡4 58.0kg 幸英明 2.01.6 ハナ 466kg(0) 5
3 5 3 メジロマントル 牡7 56.0kg 吉田豊 2.01.6 クビ 470kg(-2) 3
4   2 2 カナハラドラゴン 牡6 57.0kg 角田晃一 2.01.7 3/4 476kg(-10) 7
5   5 5 ブラックコンドル 牡3 52.0kg 赤木高太郎 2.01.8 クビ 450kg(+2) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.9 - 12.1 - 12.5 - 12.6 - 12.5 - 12.8 - 12.1 - 11.7 - 10.8 - 11.6
上がり 4F 46.2- 3F 34.1
1コーナー 3(1,5)7(4,11)(2,9)(6,8)10
2コーナー 3(1,5)7(4,11)-(2,9)(6,8)10
3コーナー 3(1,5)7(4,11)(2,9)(6,8)10
4コーナー (*3,5,7)(1,11)(4,2,8)(6,9,10)

■レース回顧 緩い流れで目覚めた末脚・今度は届いたスズカマンボ!
■レース解説

 メジロマントルが楽な手応えで先手を取る。エイシンチャンプ、ブラックコンドルが直後につける。ヴィータローザが4番手、これを見る形で内オペラシチー、外スズカマンボが併走。ノーリーズンは最後方待機。ゆったりとした流れから3〜4コーナーにかけて徐々に加速。メジロマントルにブラックコンドルが並びかけていく。大外からはノーリーズンが捲り気味に進出。各馬一団で直線に向く。ブラックコンドル、ヴィータローザが脚を伸ばすがメジロマントルも二の脚を使って抵抗。メジロマントルがそのままなだれ込むかというところで外からスズカマンボとヴィータローザが併せの状態で突っ込む。


■レース回顧

 ハズレ。想定を遥かに超えるスロー。当然の如く上がり勝負に…。(´・ω・`)ショボーン

 例年の高速決着とは似ても似つかぬ凡時計。ペース配分が違うとはいえ、6R・3歳未勝利の決着時計より1秒近く遅い。グリーンプレジャーの直前回避で先導役が減っただけでこれほどまでのスローになるとは思わなかった。瞬発力に富むサンデーサイレンス産駒のワンツーになったのも頷ける。

 スズカマンボは持ち前の瞬発力を存分に引き出せる展開を味方につけ快勝。京都新聞杯でハーツクライに迫った時のような鋭い脚は見られなかったが、ヴィータローザとの競り合いを制しての勝利で収穫はあった。

 ヴィータローザは追い出されてからフラフラしてそのまま沈むのかと思いきや、ラストで再度盛り返してきた。スッパリ切れないがジワジワ伸びるという表現が相応しく、追い込みに全てを賭けた他の血族達とは明らかに異なる。掴みどころのない馬で買い時がイマイチ分からない。

 メジロマントルは単騎でもミエミエだったのが気になって評価を下げたが、やはり最後の最後でその懸念が出た。逃げ馬は明らかに実力が抜けているか、あるいは多頭数で無視される存在になる時に狙うのがベスト。

 オペラシチーは無難な位置取りから普通に追い上げたが、脚色が他と同じになり見事に埋没。ここ2戦で見せた積極性も鳴りを潜め、ただ単に付いて行かされただけのような内容だった。キャリアの浅い(格下)馬が重賞で祭り上げられると大抵こうなる。

 ノーリーズンは最後方待機という時点で勝負気配ゼロ。結果論でも何でもなく、屈腱炎を患った長期休養明けの馬を狙いに含めた時点でアウト。重斤量を背負わされる分ある程度前につけるというのは希望的観測でしかなかった。


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