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第55回朝日チャレンジC(GIII)
2004年9月11日(Sat) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 エイシンチャンプ 98 善戦止まり著しく過去最重量では妙味無し。  
2 2 カナハラドラゴン 97 小気味良く差す脚あり。ただ久々でどうか。  
3 3 メジロマントル 94 楽逃げ確実。好調キープで引き続き有力。
4 4 オペラシチー 84 これまでの内容悪くない。斤量差でどこまで。
5 5 ブラックコンドル 79 久々で古馬初対戦。先行出来ても厳しい。  
6 6 サンライズシャーク 98 昨年追い込んで4着。調子も戻らず苦しい。  
7 ヴィータローザ 98 開幕週の馬場ではキレ負けの可能性高い。  
7 8 マーブルチーフ 101 一発屋。少頭数では紛れようがなく見送り。  
9 オースミステイヤー 90 先行して渋太い。他が行かなければ妙味。
8 10 ノーリーズン 屈腱炎明けで勝負気配薄いもここ相手手薄。
11 スズカマンボ 95 差し込みに定評あるがここでは生かせない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 ローカル気分は抜けずとも好位から抜け出す術知るオペラシチー
■予想構築

 まずは以下の資料をご覧頂きたい。

【連対馬の前走レース一覧】
前走レース レース間隔 連対数
小倉記念(※1) 中3週 8
北九州記念(※1) 中6〜7週 3
(小倉条件・OP) 中2〜3週 3
札幌記念(※2) 中2週 2
函館記念(※2) 中2〜6週 2
新潟記念 中1週 1
天皇賞秋 11ヶ月 1
(※1)'95年から'99年まで北九州記念はハンデ戦、小倉記念は別定戦として施行。
(※2)'94年から'96年まで函館記念は別定戦、札幌記念はハンデ戦として施行。施行順序も逆。

【夏競馬を使わなかった馬の成績(抜粋)】
年度(回) 馬名 性齢 斤量 前走レース・着順 間隔 朝日CC成績
'94年(第45回) エイシンワシントン 牡3 53kg アーリントンC・2着 6ヶ月 5着(4人気)
'95年(第46回) マイシンザン 牡5 55kg 天皇賞秋・11着 11ヶ月 1着(4人気)
'97年(第48回) トーヨーリファール 牡7 59kg アンタレスS・11着 4ヶ月 7着(5人気)
'99年(第50回) エガオヲミセテ 牝4 56kg マーメイドS・3着 2ヶ月 5着(4人気)
'01年(第52回) エリモブライアン 牡4 56kg 金鯱賞・6着 3ヶ月 8着(6人気)
'02年(第53回) ビッグゴールド 牡4 57kg エプソムC・5着 3ヶ月 4着(6人気)

 朝日チャレンジCは格より調子がモノを言うレースで、休養馬の始動戦としては機能していない。夏競馬を使わずに連対した馬は前年の天皇賞秋からほぼ1年振りの出走となった'95年1着マイシンザンのみ。今年は夏競馬をスルーした馬が多く、しかもそれらが人気を集めそうなだけに夏競馬経由組のメジロマントルオペラシチーサンライズシャークオースミステイヤーに妙味を感じる。


【前走勝ち馬の成績】
年度(回) 馬名 性齢 斤量 前走勝利レース 間隔 朝日CC成績
'94年(第45回) ツルマルガール 牝3 53kg 札幌日経OP 中4週 1着(3人気)
ワコーチカコ 牝4 56kg 函館記念 中2週 2着(1人気)
キョウワアリシバ 牡4 55kg 松前特別 中2週 8着(5人気)
スイホービート 牝6 52kg サマーS 中4週 9着(9人気)
リュウフロリスト 牡5 55kg 関越S 中2週 10着(10人気)
'95年(第46回) スプリングバンブー 牝5 54kg 小倉記念 中3週 2着(2人気)
スーパープレイ 牡5 56kg 札幌記念 2ヶ月 8着(9人気)
フェスティブキング 牡4 56kg 関屋記念 中4週 12着(8人気)
'96年(第47回) マーベラスサンデー 牡4 57kg 札幌記念 2ヶ月 1着(1人気)
マジックキス 牝4 54kg 北九州記念 中6週 4着(3人気)
'99年(第50回) メイショウオウドウ 牡4 55kg TVQ杯 中2週 2着(1人気)
ジョービッグバン 牡4 55kg 函館記念 2ヶ月 9着(3人気)
'00年(第51回) ミッキーダンス 牡4 56kg 小倉記念 中3週 1着(1人気)
'01年(第52回) イブキガバメント 牡5 56kg 天の川S 中3週 1着(1人気)
'03年(第54回) アンフィトリオン 牡4 56kg 西部日刊S杯 中4週 6着(6人気)

 前走勝ち馬は出走があった7年のうち'03年を除く6年で連対がある。夏競馬を使って勝っている馬はそのまま信頼の対象となる


 軸はオペラシチー。前走は着差こそ物足りなかったが、3コーナー過ぎから早めに動いた上、内から勢い良く迫ってきたトリリオンカットを難無く差し返しており一定の評価が下せる。ここは重賞初挑戦となるが、ハンデ戦のような斤量差で勝ち切るシーンまで想定したい。

 相手筆頭はメジロマントル。七夕賞は先行勢に厳しいレースだったにも関わらず0秒1差(5着)。前走は5頭立ての2番手を進むという楽なレース運びで勝利。引き続き少頭数で流れが落ち着きそうなのは好材料だが、他に行く馬が見当たらずミエミエの単騎になってしまうのが気がかり。

 単穴はノーリーズン。久々の実戦とはいえ、今まで戦ってきた相手と比べると明らかに格が落ちるメンバー構成で与し易いのは事実。屈腱炎明けで58kgを背負うということである程度は前につけるとみて勝つところまで行くこの評価とする。

 連下はオースミステイヤー。夏場は全て3着とイマイチだが、他が軒並み休み明けの中にあって順調に使われてきたというのは強調材料。小倉記念はスムーズさを欠きながらも健闘しており、2〜3番手を取ることが出来ればスンナリも考えられる。

◎オペラシチー
○メジロマントル
▲ノーリーズン
△オースミステイヤー


■馬券構築

 オペラシチーから馬複流し。

[馬複] オペラシチー−メジロマントル 50%
[馬複] オペラシチー−ノーリーズン 30%
[馬複] オペラシチー−オースミステイヤー 20%


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