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第40回新潟記念(GIII)
2004年8月29日(Sun) 新潟芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 8 スーパージーン 牡6 56.0kg 中舘英二 1.57.7 486kg(0) 3
2 1 1 レニングラード 牡5 55.0kg 安藤勝己 1.57.9 1 470kg(+2) 1
3   3 3 トーセンダンディ 牡6 55.0kg 江田照男 1.58.2 1 3/4 520kg(+4) 6
4   5 7 ニシノセレッソ 牡5 51.0kg 石神深一 1.58.7 3 450kg(0) 7
5   6 9 トウカイオーザ 牡7 56.0kg 北村宏司 1.58.9 1 1/2 468kg(-14) 12
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.9 - 10.8 - 11.3 - 11.6 - 12.5 - 12.6 - 11.8 - 11.7 - 10.4 - 12.1
上がり 4F 46.0 - 3F 34.2
3コーナー 2,10-3(8,11)7,9(12,13)(1,6)-4,5
4コーナー (*2,10)3(8,11)(12,7,9)13(1,6)(4,5)

■レース回顧 長い直線で持ち味発揮・屈腱炎から再起果たしたスーパージーン!
■レース解説

 サクラデインヒルが好スタートからハナを窺うが、内からエイシンスペンサーが並びかける。3馬身離れてトーセンダンディ、スーパージーンが追走。レニングラードは中団より後方の内を進む。その外にマーベラスダンスとチアズブライトリーがつける。各馬位置取りは変わらず、徐々にペースを上げながら直線に向く。スーパージーン、トーセンダンディが前2頭に並びかける。グラスエイコウオーは内に進路を採って進出。この3頭の競り合いからスーパージーンが力強く抜け出す。外から迫るレニングラードを難なく退けゴール。


■レース回顧

 馬複◎−○(50%)的中。本線ゲットも馬単の配当を見てガッカリ。アカンなぁ…。(´・ω・`)

 41.5%。これは今回のレニングラードの単勝支持率である。前走が楽勝だったとはいえ、昇級戦を迎える馬の評価としては明らかに過剰。こうなるとスーパージーンからレニングラードを抑える予想と、レニングラードからスーパージーンを抑える予想とでは全く意味が違ってくる。終わってみれば馬複が8.7倍(枠連は何故か9.2倍)なのに対して馬単が26.4倍もついていた。競馬予想は弱気になったらダメだ。

 スーパージーンは直線半ばまで持ったまま、そこから追い出して突き放すという内容で楽勝。サッカーボーイ産駒はナリタトップロードやヒシミラクルらのように、一瞬の切れる脚は持たないが早めから追っても長く追える脚を備えている馬が多い。スーパージーンもこれに違わずの走りをみせた。ちなみに2走前の福島テレビオープンではコーナリングで追い鞭が入りながら勝っている。

 レニングラードは道中馬場の中央を選んで走っていた。直線に入ってから外へ進路を変えて追い込んできたが、先に抜け出たスーパージーンに追いつくことは出来なかった。時計が速過ぎたこともあるがラストでは再三フラついており、非力な印象を受けた。上がり33秒6はメンバー最速。

 エイシンスペンサーはサクラデインヒルと共倒れの格好。後続が牽制し合ったところで行った行ったを期待したが、エイシンスペンサー自身が持ち堪えられなかった。元々先行して強い馬ではなく、展開妙味でしか狙えない馬なので大敗でも仕方ない。

 トーセンダンディはスーパージーンと張り合っていたがラストで力尽きた。エプソムC、七夕賞、関屋記念と連続して0秒3差に踏ん張っていただけにこの3着は妥当。距離が伸びても前々の位置でレースを進めた江田照男騎手の判断も良かった。

 マーベラスダンスは勝負どころで最後方まで下がってしまったのが痛かった。仕方なく大外へ持ち出しゴボウ抜きを試みたが6着まで押し上げるのが精一杯。今回の決着時計1分57秒7は天の川Sと同じだっただけに、前に行けなかったことが全てのように思える。「昇級の壁に跳ね返された」という典型例。


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