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第40回新潟記念(GIII)
2004年8月29日(Sun) 新潟芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 レニングラード 85 前走余裕残し。昇級課題も軽視は忍びない。
2 2 エイシンスペンサー 98 決め手皆無も粘りあり。仕掛け遅らせば妙味。
3 3 トーセンダンディー 98 ここ3戦健闘みせるも詰め甘いのは問題。  
4 4 マーベラスダンス 94 ここに来て充実。決め手比べでもヒケ取らない。
5 サンライズシャーク 98 依然低調も末脚健在。コース替わりで反抗も。  
5 6 チアズブライトリー 102 前走距離不足にしても負け過ぎ。やや劣勢。  
7 ニシノセレッソ 84 軽量でも自己条件負けの時点で用無し。  
6 8 スーパージーン 96 前走時計通りには走る。改めて見直す手。
9 トウカイオーザ 103 休み明け。距離不足の上高速決着にも不安。  
7 10 サクラデインヒル 89 軽量で単騎逃げ妙味あるも距離延長で相殺。  
11 マンノチャンピオン 85 既に峠越す。変わり身にも乏しくまず無理。  
8 12 グラスエイコウオー 98 新潟向きそうだが不器用でアテにならない。  
13 エイシンハリマオー 94 前走平凡。叩き2戦目でも一変まではどうか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 新潟の上がり馬を迎え撃て・小倉経由組スーパージーン
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【小倉経由馬の成績】
年度(回) 馬名 前走レース 前走着順(着差) 新潟記念成績
'94年(第30回) インターシュプール 北九州記念 3着(0秒1) 1着(5人気)
メモリータイヨウ 小倉記念 3着(0秒1) 7着(8人気)
'95年(第31回) トウカイサイレンス 小倉記念 6着(0秒6) 2着(2人気)
'96年(第32回) トウカイタロー サマーS 2着(0秒2) 1着(1人気)
'99年(第35回) メイショウバチカン 北九州記念 12着(1秒7) 7着(9人気)
ロングワールド 小倉記念 4着(0秒5) 9着(10人気)
ニシノダイオー 小倉記念 2着(0秒0) 13着(7人気)
'00年(第36回) アンブラスモア 小倉記念 2着(0秒3) 3着(3人気)
'01年(第37回) サンプレイス サマーS 1着(+0秒7) 1着(1人気)
'02年(第38回) ダービーレグノ サマーS 3着(1秒3) 3着(9人気)
ウインマーベラス 小倉記念 4着(0秒6) 10着(5人気)
'03年(第39回) ダービーレグノ 北九州記念 2着(0秒6) 1着(3人気)

【函館経由馬の成績】
年度(回) 馬名 前走レース 前走着順(着差) 新潟記念成績
'97年(第33回) パルブライト UHB杯 6着(0秒7) 1着(2人気)
'98年(第34回) パルブライト 函館記念 1着(+0秒1) 10着(6人気)
'99年(第35回) ブリリアントロード UHB杯 3着(0秒1) 1着(8人気)
エイシンガイモン 函館記念 2着(0秒6) 3着(4人気)
'00年(第36回) メジロロンザン 函館記念 16着(2秒2) 4着(6人気)
'01年(第37回) エアスマップ 函館記念 15着(2秒6) 2着(3人気)
ブリリアントロード 函館記念 4着(1秒0) 5着(4人気)
プレジオ 函館記念 10着(1秒3) 9着(7人気)
メジロロンザン 函館記念 16着(5秒5) 13着(13人気)
'02年(第38回) トーワトレジャー 函館記念 3着(0秒1) 1着(2人気)
エアスマップ 函館記念 13着(1秒5) 11着(4人気)
エーピーグリード 函館記念 16着(4秒6) 15着(15人気)
'03年(第39回) タニノエタニティ みなみ北海道S 7着(1秒2) 5着(10人気)

 新潟記念は夏の新潟開催と並行して行われる函館・小倉開催からの転戦馬が強い。小倉・函館経由組が連対しなかったのは該当馬が1頭のみだった'98年、中山で行われた'00年の2回。全面改装された'01年以降もサンプレイス、トーワトレジャー、ダービーレグノと函館・小倉経由組が3連勝。一方で前走で新潟を使っていた馬は延べ67頭が出走して【0・4・5・58】(6.0%)と何故か勝てていない。


【トニービン産駒の成績】
年度 馬名 前走レース・着順 新潟記念成績
'95年(第31回) アイリッシュダンス エプソムC4着 1着(1人気)
'96年(第32回) エスプレッソトニー 七夕賞2着 4着(2人気)
'98年(第34回) オフサイドトラップ 七夕賞1着 1着(1人気)
'02年(第38回) トーワトレジャー 函館記念3着 1着(2人気)
ダービーレグノ サマーS5着 3着(9人気)
エイシンワンシャン 天の川S2着 5着(3人気)
'03年(第39回) ダービーレグノ 北九州記念2着 1着(3人気)
ゴーステディ 関屋記念4着 11着(2人気)

 トニービン産駒は実質7頭で4勝をマーク。逃げ潰れた昨年のゴーステディ以外は堅実に駆けており、相性の良さは揺るぎ無い。

 今年は函館転戦組がゼロだが、小倉転戦組は3頭いる。北九州記念10着経由のスーパージーン、小倉記念7着経由のエイシンハリマオー、同9着のサンライズシャーク。但し負け幅が大きい馬ばかりで取捨が難しい。トニービン産駒はレニングラードのみ。ただこちらも2段階昇級で挑んだ馬が【0・0・0・10】(0.0%)となるため全幅の信頼は寄せられない。


 軸はスーパージーン。途中で追っ付け鞭が入ってもゴールまで持続する末脚は新潟向き。前走は途中から付いていけなくなる苦しい内容だったが、時計通りには駆けており悲観するほどではなかった。今回はメイショウバトラーのような明確な逃げ馬不在でハイペースが避けられそうなのは好都合。

 相手筆頭はレニングラード。過去10年で1000万から2段階昇級で迎えた馬は10頭いるが、そのハンデは53kgが上限。準オープンを勝った直後のマーベラスダンスが54kgなのに対し、同馬が55kgということからもハンデキャッパーの苦心が窺える。内回りから外回りへの対応がカギ。

 単穴はエイシンスペンサー。前走は不向きなマイル戦ながら勝ち馬から0秒5差に健闘。2,000Mでは昨年の鳴尾記念(0秒1差4着)、3走前のエイプリルS(0秒2差3着)など意外に残る。決め手が無いだけに早めに寄られると苦しいが、状況が関屋記念のロードフラッグ(2着)に似ており妙味。

 連下はマーベラスダンス。決め手は上位。ただ新潟大賞典でスーパージーンより3kg軽いハンデで0秒2負け。前走勝ちを考慮しても2kg差に縮まるだけに強気にはなれない。なおこのレースは何故か新潟巧者が勝てない傾向にあり、コース実績は加点材料と捉えない方が無難。

◎スーパージーン
○レニングラード
▲エイシンスペンサー
△マーベラスダンス


■馬券構築

 スーパージーンから馬複流し。タテ目を抑える。

[馬複] スーパージーン−レニングラード 50%
[馬複] スーパージーン−エイシンスペンサー 10%
[馬複] スーパージーン−マーベラスダンス 20%
[馬複] レニングラード−エイシンスペンサー 20%


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