HOME > 重賞回顧 > 第40回七夕賞

第40回七夕賞(GIII)
2004年7月11日(Sun) 福島芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 1 チアズブライトリー 牡6 57.0kg 柴田善臣 2.01.7 454kg(-8) 8
2   3 3 ストロングブラッド 牡5 56.0kg 岡部幸雄 2.01.7 クビ 494kg(+6) 9
3   7 7 マーベラスダンス 牡5 53.0kg 中舘英二 2.01.8 クビ 462kg(0) 5
4 5 5 メイショウキオウ 牡7 56.0kg 大西直宏 2.01.8 ハナ 514kg(+2) 4
5   2 2 メジロマントル 牡7 54.0kg 吉田豊 2.01.9 クビ 468kg(0) 1
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.8 - 11.4 - 12.1 - 12.5 - 12.6 - 12.3 - 11.6 - 11.6 - 12.2 - 12.6
上がり 4F 48.0 - 3F 36.4
1コーナー 2,5,10(3,8)(7,9)-4,1-6
2コーナー 2,5,10(3,8)7,9(1,4)6
3コーナー (2,*5)(10,4)(3,7,9)8,1,6
4コーナー (*2,5)10(3,4)9(7,8,1)6

■レース回顧 少頭数ながら大激戦・久々チアズブライトリーの大外一気!
■レース解説

 オークファイヤーが出遅れ。メジロマントル、メイショウキオウが出を窺う。外からロードフラッグも前につける。コーナリングでメジロマントルが先頭。メイショウキオウがこれをマーク。ロードフラッグが前2頭を見る形で追走。直後にストロングブラッドらがつける。チアズブライトリーは後方内で待機。3コーナー手前でカゼニフカレテが早め捲りを敢行。にわかに慌しくなり、メイショウキオウがメジロマントルを交わしにかかる。ロードフラッグもこれに詰め寄る。内外別れてメジロマントル、メイショウキオウが競り合うも、その間からストロングブラッドがじわじわ進出。大外からはロードフラッグ、チアズブライトリーが迫る。最内からマーベラスダンスも伸びる。ゴール前大接戦もチアズブライトリーが僅かに差し切る。


■レース回顧

 大ハズレ。ゴール前で5頭が横一線。ハンデキャッパーさんグッジョブ!(・∀・)b

 チアズブライトリーは休み明けで行き脚が付かなかったのかそのまま後方からレースを進めたが、結果としてこれが大正解。3コーナー手前でカゼニフカレテが一気に動き出し、ペースが急激に上がったところで大外を伝って進出。追っ付けながら大外に持ち出し、そこから鞭連打で突き抜けた。適度に湿り気を含んだ馬場も味方したか。

 ストロングブラッドはゲート入りを散々嫌い、レース前から勝負あったようにみえたが熾烈極める攻防の間隙を突いて2着に滑り込んだ。時計が掛かったのが最大の好走要因とみる。ただ前走のような凡走がある馬で、これで復調とは言い難い。

 縁起の悪い七夕賞1番人気を押し付けあったメジロマントル、ロードフラッグは共にゴール前で失速。カゼニフカレテが早めに来たことで完全にペースを狂わされ、力比べで非力を露呈した。格下が人気の中心となるレースは得てしてきな臭いもので、今回は別定重賞勝ち経験のある2頭で万馬券が獲れた。古馬重賞勝ち馬に範囲を広げても4頭。教科書に出てくるような典型的な穴パターンだったように思う。

 メイショウキオウはメジロマントルを力で捻じ伏せて直線先頭という目論見だったが、仕掛けが早まりアウト。ただマイペースの逃げ馬が力勝負に出てクビ+クビ+ハナ差なら健闘した部類に入る。ヤマノブリザードは勝負どころで特に動かず、直線で普通に追い出したが最後まで見せ場が無かった。過去3回の稍重でいずれも二桁着順に敗れており、馬場が渋るとダメという見解で良さそう。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.