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第40回七夕賞(GIII)
2004年7月11日(Sun) 福島芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 チアズブライトリー 102 今年に入り不振。一息入ったここ叩き台か。  
2 2 メジロマントル 84 4連勝中だが昇級で同型いるここは妙味無し。  
3 3 ストロングブラッド 95 スピード不足。時計が掛からないと苦しい。  
4 4 カゼニフカレテ 96 追い込み一手で不器用。好走は展開次第。  
5 5 メイショウキオウ 99 脚質転換で成功。ここも力で押し切る構え。
6 6 オークファイヤー 77 中央での2戦は見所無し。最軽量だが無理。  
7 7 マーベラスダンス 94 コース実績良好。勢いないが決め手秘める。  
8 トーセンダンディ 98 夏馬。前々につけることで前走位は走れる。
8 9 ヤマノブリザード 99 ムラ駆け傾向。ブリンカー装着で前進期待。
10 ロードフラッグ 94 叩かれつつ良化。ここ出し抜け図る絶好機。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 逃げ馬の直後で虎視眈々・七夕賞でタナボタ狙うロードフラッグ
■予想構築

 過去10年における七夕賞の傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 条件戦経由なら前走勝ち必須。
    ―→条件戦経由馬は勝ち経由【2・3・1・9】(33.3%)、負け経由【0・0・0・19】(0.0%)と明暗が分かれる。前走条件戦敗退のカゼニフカレテオークファイヤーマーベラスダンスは要らない。4連勝中と勢いに乗るメジロマントルは狙っても良い。
  • 行った者勝ちの傾向が強い。
    ―→福島施行時の勝ち馬8頭はいずれも4コーナーで5番手以内につけていた。差し込んで届いたのは'99年2着シグナスヒーロー(牡7・55kg、4角10番手)のみ。近走の位置取りから考えると、メジロマントルメイショウキオウロードフラッグが優勢。
 '98年はそれまで逃げたことがなかったタイキフラッシュがフルゲートのシンガリ人気でクビ差の2着に残って波乱を演出(勝ち馬はオフサイドトラップ)。'99年は追い込んだシグナスヒーローが2着に突っ込んだが、勝ったのは逃げたサンデーセイラ。東京開催を挟んだ翌年の'01年もゲイリートマホークが逃げ切り。逃げ馬が潰れた場合、その直後につけていた馬が繰り上がる形で勝っている。昨年のミデオンビットはまさにこのパターン。

 軸はロードフラッグ。メジロマントル、メイショウキオウは共に控えると微妙。逃げ馬が競り合う状況を想定した場合、その直後でレースを進められる利点は大きい。今年に入り東京で3度使われた中でレコード勝ちがあり、高齢馬ながら高速決着も歓迎。

 相手筆頭はメイショウキオウ。逃げ馬が競り合った場合は共倒れが筋だが、一方が引いた場合はどちらかが残る公算が高い。条件戦4連勝で54kgのメジロマントル、オープンクラス2勝で56kgのメイショウキオウの比較では消えるのは前者か。

 単穴はヤマノブリザード。今年に入ってからオープン勝ちがあり、このメンバーでは実績上位。昨年の七夕賞は積極的な位置取りを敷いたが3着。乗り方一つで勝てて不思議の無い馬だけに、ここはイーグルカフェ、ミデオンビットで七夕賞連覇中の田中勝春騎手の手腕に託したい。

 連下はトーセンダンディ。7〜9月【4・1・2・2】(55.6%)、このうち芝に限定すると【3・1・1・0】(80.0%)という季節巧者。エプソムCで4角5番手の位置取りから0秒3差に残り、ここに来て調子を上げているように思える。前々につけることで連対圏突入の目も十分。

◎ロードフラッグ
○メイショウキオウ
▲ヤマノブリザード
△トーセンダンディ


■馬券構築

 ロードフラッグから馬複流し。

[馬複] ロードフラッグ−メイショウキオウ 50%
[馬複] ロードフラッグ−ヤマノブリザード 30%
[馬複] ロードフラッグ−トーセンダンディ 20%


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