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第54回安田記念(GI) 2004年6月6日(Sun) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 14 | ツルマルボーイ | 牡6 | 58.0kg | 安藤勝己 | 1.32.6 | − | 460kg(-8) | 6 | |
2 | ○ | 5 | 9 | テレグノシス | 牡5 | 58.0kg | 勝浦正樹 | 1.32.6 | クビ | 470kg(-6) | 4 |
3 | 8 | 16 | バランスオブゲーム | 牡5 | 58.0kg | 田中勝春 | 1.32.8 | 1 1/4 | 472kg(-6) | 5 | |
4 | 6 | 12 | ユートピア | 牡4 | 58.0kg | 四位洋文 | 1.32.9 | クビ | 466kg(+2) | 10 | |
5 | △ | 4 | 7 | ローエングリン | 牡5 | 58.0kg | 横山典弘 | 1.33.0 | 3/4 | 486kg(+2) | 1 |
■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重) |
ハロンタイム 11.9 - 10.4 - 11.4 - 11.9 - 11.9 - 11.3 - 11.6 - 12.2 上がり 4F 47.0 - 3F 35.1 3コーナー 13,18(7,12)(4,10,16)6,1(2,5)11,17-9,3,14,8,15 4コーナー (*13,18)(7,12)(10,16)(4,5,6)1(2,11,17)(14,9)(3,8)-15 |
■レース回顧 並み居るマイラーを決め手で撃破・念願成就ツルマルボーイ! |
■レース解説 メジロマイヤーがローエングリンを制してハナに立つ。大外からセルフフリットが積極的に前を窺う。ローエングリンはこの直後に控える。ユートピア、メイショウボーラー、ミデオンビットらが直後でひしめく。ファインモーションは中団馬群まで下げて追走。ウインラディウスは中団より後方、テレグノシス、ツルマルボーイは後方待機。メジロマイヤー以下一団で直線に向く。セルフフリットがすかさず先頭に立つが、直後からローエングリン、ユートピア、バランスオブゲームが進出。3頭が僅かに抜け出すも、馬場の中央からツルマルボーイ、外からテレグノシスが一気に差を詰める。ツルマルボーイが抜け出しゴール。 ■レース回顧 ハズレ。イーグルカフェはよく頑張った。でも軸馬は去年のままで良かった。・゚・(ノД`)・゚・ イーグルカフェはスタートこそ上手くいったがダッシュがつかず後ろに置かれていた。このまま追いかけるだけになるのを嫌ったのか、蛯名騎手は直線に向いたところでイーグルカフェを大外に放り出した。さすがにあれだけの距離損を蒙っては勝てるはずもない。勝ち馬から0秒4差、上がり34秒2(4位)の脚を使っただけに上手く流れに乗れていれば…という気もする。 ツルマルボーイはいつも通り後方に構えながら、直線では迷わず内に進路を採った。当然のことながら前はごった返してすぐには抜け出せない。動き出したのは残り400Mのハロン棒を通過したあたり。前の馬が早い段階から競り合ってくれたことで馬群がバラけるのも早かった。グリーンベルトの境目を選んで追い出すとそのままゴールまで一直線。普通に強い勝ち方だったが、中距離路線の中堅クラスがマイルの頂点を極めてしまうというのもどうかと思う。 テレグノシスは集団の外一杯のところから進出。昨年より着差は詰めたものの、今年も内から伸びた差し馬に足元を掬われた。勝浦騎手の乗り方は問題無かったが、勝つためには内を突くリスクを受け入れる必要があるようだ。NHKマイルCで狭いところから馬群を掻き分けて出てきたことがあるだけに出来ないことはないはず。 バランスオブゲームは前の馬がバテたところですかさず交わすというソツの無いレース運びを実践したが、ラストでツルマルボーイ、テレグノシスの差し込みに遭って3着。やはりGIの舞台で後ろから来る馬を押さえ込むには地力が足りない。弱くはないが強くもない。この何ともいえない中途半端さは往年のローゼンカバリーそのもの。 ファインモーションはスタートでいきなり隣の馬にぶつかってヒートアップ。武豊騎手がすかさずなだめにかかるが、馬は既に行く気モード全開。手綱を引いて重心を後ろにかけても全く落ち着く気配無し。とうとう腰を浮かして推進力の押さえ込みに入ったがそれでもダメ。結局付いて回るだけで何も出来なかった。マイルCSで好走できたのは大外枠発走で揉まれなかったことにあると思う。 |