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第26回新潟大賞典(GIII)
2004年5月16日(Sun) 新潟芝2,000M 4歳以上オープン ハンデ [指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 16 マイネルアムンゼン 牡5 56.0kg 大西直宏 2.00.5 460kg(-2) 2
2   8 15 ハレルヤサンデー 牡6 55.0kg 後藤浩輝 2.00.6 1/2 456kg(0) 7
3   7 13 スーパージーン 牡6 55.0kg 向山牧 2.00.6 アタマ 488kg(-10) 5
4   6 11 ウインクリューガー 牡4 57.0kg 武幸四郎 2.00.6 クビ 484kg(-4) 6
5   2 3 メイショウキオウ 牡7 55.0kg 秋山真一郎 2.00.7 クビ 512kg(+6) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.8 - 11.5 - 12.0 - 12.0 - 12.6 - 12.8 - 12.3 - 11.6 - 10.6 - 12.3
上がり 4F 46.8 - 3F 34.5
3コーナー (*9,1,11)(4,3,16)(5,6,13)(12,10)(8,15)(2,7,14)
4コーナー (*9,1,11)(4,3,16)6(5,13,10)(12,8)(15,14)(2,7)

■レース回顧 初夏に魅せられ完全復調・マイネルアムンゼンが混戦制す!
■レース解説

 ウインクリューガーが前を窺うところへ内からアラタマインディが押してハナを奪う。次いでウインクリューガー、その外にマイネルアムンゼンが続く。最内からはアサカディフィートが押し上げ気味に進出。メイショウキオウがこれに平行する形で控える。ヤマノブリザードは最後尾につける。3コーナーに差し掛かったあたりで各馬が密集し始める。アラタマインディにアサカディフィート、ウインクリューガーが並びかけたところで直線に向く。アラタマインディだけが馬場の内、その他が外に進路を取って追い出しを開始。逸早くウインクリューガーが先頭に立つも直後は大混戦。10数頭が横並びの状態で激しく叩き合う。全く予断を許さない状態から外ラチ一杯のところからマイネルアムンゼンが僅かに抜け出す。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。軸馬が勝ったら紐抜けはお約束。涙はとうの昔に枯れました。(-_-)

 マイネルアムンゼンは叩き良化型春から初夏にかけて活躍するという非常に分かりやすい馬。今回は外が伸びる馬場で大外枠を引き、絶好のお膳立てが整った。スタートから外々を回り、直線ではジワジワと加速しながら寸前のところで勢い良く抜け出てきた。ここを叩かれて更に状態アップは確実で、エプソムC連覇は相当堅そうだ

 アサカディフィートは今回もスタートでタイミングが合わず出遅れ。やはり池添騎手とは相性が悪いらしい。徐々にポジションを上げてアラタマインディの直後につけ、直線での叩き合いに懸命に応じたが最後には力尽きた。横一線からの叩き合いというレースをあまり経験していなかったのが敗因か。

 ヤマノブリザードは勝負どころを誤り早々と争覇圏内から脱落。大外に持ち出したものの、他馬も外へ持ち出したために位置取りの分だけ損をした感じで、追い出してからは全くと言っていいほど伸びなかった。この馬は小回りコースで捲りをかけて勝つというイメージが強く、新潟外回りは最も苦手とするコースだったように思う。

 2着争いは紙一重。2着ハレルヤサンデー、3着スーパージーンはいずれもマイネルアムンゼンの直後からなだれ込むように突っ込んできた。ハレルヤサンデーは終始追い通しでようやく伸びてきたが、スーパージーンは進路が開けてから追い出しを始めており、見栄えは後者のほうが良かった。

 ウインクリューガーは自ら叩き合いの先導を取って最後まで粘りかけた。馬場が渋ったこともあり、高速決着が避けられたのが好走の要因と考えるが、やはり腐ってもGI馬、邪険には出来ない。今後も人気になることは無さそうで、またいつか狙ってみたい気がした。NHKマイルCでお世話になった馬だし。


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