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第49回京王杯スプリングC(GII) 2004年5月16日(Sun) 東京芝1,400M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ▲ | 4 | 7 | ウインラディウス | 牡6 | 57.0kg | 田中勝春 | 1.20.4 | − | 516kg(-2) | 2 |
2 | 6 | 11 | テレグノシス | 牡5 | 58.0kg | 勝浦正樹 | 1.20.4 | クビ | 476kg(+10) | 5 | |
3 | 1 | 2 | フィートソーファスト | セ5 | 57.0kg | R.ムーア | 1.20.7 | 1 3/4 | 522kg(不) | 8 | |
4 | ◎ | 2 | 3 | マチカネアカツキ | 牡5 | 57.0kg | D.オリヴァー | 1.21.0 | 1 3/4 | 522kg(-2) | 1 |
5 | △ | 3 | 5 | ジョウテンブレーヴ | 牡7 | 57.0kg | 小牧太 | 1.21.2 | 1 1/2 | 496kg(0) | 11 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重) |
ハロンタイム 12.0 - 10.4 - 11.4 - 11.7 - 11.5 - 11.4 - 12.0 上がり 4F 46.6 - 3F 34.9 3コーナー 15,4,10,9,12(3,5,8)(2,6,18)(7,16,13)(11,17)-(1,14) 4コーナー (*15,4)(9,10)3(12,8)2(6,5)(7,16,18)13(11,17)(1,14) |
■レース回顧 昨年の覇者封じるレコード駆け・充実一途ウインラディウス! |
■レース解説 エースインザレースが好スタートから先頭を窺うが、外から強引にギャラントアローがハナを奪う。エースインザレースとミデオンビットが2番手を併走。少し離れてマチカネアカツキ、ネイティヴハート、ジョウテンブレーヴと続く。その直後の内にフィートソーファストが追走。サニングデール、テレグノシスは後方待機。ギャラントアローが僅かにリードで直線に向く。エースインザレースがギャラントアローを交わしたところへ直後からウインラディウス、マチカネアカツキ、フィートソーファストが接近。ウインラディウスが瞬時に抜け出す。取り残されたマチカネアカツキ、フィートソーファストの叩き合いを外からテレグノシスが強襲。更に前を追うもウインラディウスが押し切る。 ■レース回顧 ハズレ。「格重視」と言っておきながら重賞未勝利馬を軸にしてたらそりゃ当たらんわ。(´・ω・`) 昨年のミッドタウンに引き続き、今年も「先物買い」でアウト。いずれもGI馬テレグノシスに連対される始末。そのテレグノシスを傾向分析で挙げていながら展望で反映できないのは自分でも分からない。こんなアホな展望を毎週楽しみにしてくれている方がいるとすれば、それは本当に申し訳なく思う。 ウインラディウスは勝負どころで後方の内という厳しい位置取りだったが、直線では僅かなスペースを見逃さず抜け出してきた。田中勝春騎手も指の骨折が完治していないにも関わらず豪快に追い通してウインラディウスをアシスト。これまでスローで溜めて切れる馬という認識でいたが、今回のレコード勝ちでその考えは誤りである事に気付かされた。 テレグノシスは馬場がそれほど悪化しなかったことで伸び脚に陰りは見られなかった。遥か後方から加速をつけて一頭、また一頭と交わしていく様は去年と何ら変わらない。外が伸びる馬場とはいえ、ラストの一伸びは特に目を引いた。府中に対する適性が高いのは間違いない。昨年の安田記念は前が止まらず苦労しただけに、今年こそリベンジを期待したい。 フィートソーファストは安田記念に出走登録しておらず、このレースを獲りに来たのは明らかだったが、普段から新聞を買わないのでどんな馬なのか分からなかった。ググっても出てこないところをみると有名な馬ではないらしい。まあ無視しとくか、とナメていたら3着に来た。レースが終わってからJRA公式サイトで紹介されていたことに気付いた。レース前に気付いても無視していたと思うが。 マチカネアカツキは持ったままの手応えで直線に向いたが、すぐ外で追い出したフィートソーファストの勢いに怯んだのかゴール前で脚が止まってしまった。ギャラントアローが織り成すハイペースで自然となし崩しの脚を使わされたことが一番の敗因か。 ギャラントアローは直線平坦がベスト条件。直線半ばに設けられた坂に加え、阪急杯でハナを奪われたアタゴタイショウや読売マイラーズCでレースを引っ張ったエースインザレースがいる時点で要らないと判断。今回はハナを奪うだけで精一杯でリードらしいリードを奪えず、坂に差し掛かったところで終わってしまった。 サニングデールはラスト1ハロンピッタリのところで止まった昨年に比べればラストまでしっかり追えた今回は幾分マシ。一連のスプリント戦線でのパフォーマンスと見比べると1,400M以上で勝てというのは相当難しそうである。これほどまでの筋金入りのスプリンターはかえって珍しい。 キスミーテンダーは連闘策も空しくブービー負け。スタートから行き遅れるなど、終始走る気が感じられなかったのは残念。高齢だけに終わったと片付けるのが無難だが、実はこれも計算のうちで、叩き3戦目の安田記念で劇走するというオチなら怖い。 |