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第9回NHKマイルC(GI)
2004年5月9日(Sun) 東京芝1,600M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   7 13 キングカメハメハ 牡3 57.0kg 安藤勝己 1.32.5 496kg(+2) 1
2 1 1 コスモサンビーム 牡3 57.0kg 四位洋文 1.33.3 5 484kg(+6) 4
3 3 6 メイショウボーラー 牡3 57.0kg 福永祐一 1.33.6 1 3/4 472kg(-4) 3
4   4 8 ダイワバンディット 牡3 57.0kg 北村宏司 1.33.7 1/2 472kg(+2) 12
5   5 10 ビッグファルコン 牡3 57.0kg 吉田豊 1.34.0 2 442kg(+2) 16
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:良)
ハロンタイム 12.1 - 10.7 - 11.1 - 11.7 - 12.2 - 11.6 - 11.7 - 11.4
上がり 4F 46.9 - 3F 34.7
3コーナー 9,14,6(11,7)(2,8)5(1,13)(4,12,15,17)(3,16)-10-18
4コーナー 9,14(6,11,7)(2,8)5(1,4,13)(15,17)(3,12)(16,10)-18

■レース回顧 初マイルも何のその・変則二冠へ確かな手応えキングカメハメハ!
■レース解説

 メイショウボーラーが楽に先手を取るも、タイキバカラが押してハナを奪う。メイショウボーラーはロードインザスカイと並んで追走。ダイワバンディット、アポインテッドデイ、シーキングザダイヤらがその直後につける。キングカメハメハはその外を追走。タイキバカラが直後に2馬身程のリード。メイショウボーラーの後の馬群は一塊で推移。4コーナーを迎えたところで好位につけた馬が一斉に詰め寄る。タイキバカラが逃げ込みを図るが、直後からメイショウボーラー、コスモサンビームが迫る。コスモサンビームがメイショウボーラー、タイキバカラと交わしたところで大外からキングカメハメハが豪快に伸びて単独先頭に踊り出る。そのままぐんぐん加速して他馬を圧倒。


■レース回顧

 ハズレだが3連複(10%)的中。これだけぶっ千切られてはどうしようもない。(-_-)

 キングカメハメハはハイペースで追走に梃子摺る、はずが余裕綽々。持ったまま外を回って上がっていく様を見て勝たれたと思った。直線を広々と使って追う度に伸びる様はまさに圧巻。ラスト1ハロンで先頭に立った後も更に加速して11秒4。適距離に戻った皐月賞3・4着馬相手に5馬身差。ダイワメジャーやコスモバルクに手合わせがないだけにダービーではアタマも有り得る

 コスモサンビームは直線入口から追いに追って前を行くメイショウボーラー、タイキバカラを交わして先頭に立ったところまでは完璧。ラップ構成はテン33秒9−上り34秒7で前傾ラップを示しているが、今年は上がりも速かった。コスモサンビームも上がりを34秒7でまとめており、キングカメハメハに離されてはいるが前向きな評価が与えられる。ちなみにキングカメハメハの上がりは34秒0。

 メイショウボーラーはスタート直後こそ先手を取れたが、スタートで後手を踏みながら強引にやってきたタイキバカラにハナを奪い返され、やむを得ず控える競馬を実践。それでもぴったりマークというわけにはいかず、直線で道中のリードを詰めるだけで一杯になっていた。差を詰める競馬を強要されてはひとたまりも無い。あの状況からタレなかったのがせめてもの救い。

 シーキングザダイヤは勝負どころで多少置かれてしまい、直線で巻き返しの鞭を使いながら追っているうちに次第に減速。そのままその他大勢に混じってドロップアウト。マイル重賞連覇で距離適性は申し分なかったはずだが、そこで激しいレースをしていないという観点からすれば底力を問う府中マイルでは荷が重かったのかもしれない。

 穴で狙ってみたフリーダムホークはスタートから大きく後方に下げての競馬。計算高いヨコテン(横山典弘騎手)が採った作戦とはいえ、今回ばかりは冒険し過ぎ。直線ではポツンと離れたところから懸命に追い込むも9頭抜きが限度だった。天皇賞がアッと驚く逃げ切りなら、NHKマイルCでは後方一気のドンデン返しを狙うとはおおよそヨコテンらしい。


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