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第9回NHKマイルC(GI) 2004年5月9日(Sun) 東京芝1,600M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(混)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | コスモサンビーム | 差 | 92 | 近走冴えないがこの距離なら好適性示せる。 | ○ |
2 | トラッドスキーム | 先 | 74 | マイルで暫く足踏み。再度の距離延長に不安。 | ||
2 | 3 | ダイシンチャンス | 差 | 79 | 前走で芝を使うも付いていけず。現状ダート馬。 | |
4 | ナイストップボーイ | 追 | 89 | 前走際どく追い込むも展開嵌っただけの感。 | ||
3 | 5 | シーキングザダイヤ | 差 | 90 | マイル重賞連勝も相手緩い。ここは試金石。 | ▲ |
6 | メイショウボーラー | 逃 | 94 | 実績上位。距離短縮で加速する脚復活。 | ◎ | |
4 | 7 | アポインテッドデイ | 先 | 91 | 相手なりに走るがラストで末甘くなるのが難点。 | |
8 | ダイワバンディット | 差 | 83 | 新潟以降は不振。父産駒は1,400M超で脆い。 | ||
5 | 9 | タイキバカラ | 逃 | 81 | 前走は最後詰められる。距離延長で脱落確実。 | |
10 | ビッグファルコン | 追 | 80 | 使い詰めで上積み無し。展開向いても厳しい。 | ||
6 | 11 | ロードインザスカイ | 差 | 76 | 直線平坦の1,200Mで勝ち負けレベル。用無し。 | |
12 | シゲルドントイケ | 差 | 81 | 距離短縮で活躍。ここは条件的にも厳しい。 | ||
7 | 13 | キングカメハメハ | 先 | 87 | 毎日杯圧巻も厳しい流れで追走苦しいか。 | |
14 | ハートランドカフェ | 逃 | 79 | 前走好時計で逃げ切るもここは同型が強力。 | ||
15 | エイシンマルカム | 差 | 88 | マイルでは差脚冴えない。距離実績無く苦しい。 | ||
8 | 16 | ムーンシャイン | 差 | 86 | 前走以上に流れ厳しくなる。ここも出番無し。 | |
17 | ローランジェネルー | 差 | 77 | 速い流れを体験した直後。多少は妙味有り。 | ||
18 | フリーダムホーク | 先 | 88 | 前傾ラップ適性あり。仕掛け所知る鞍上不気味。 | △ |
■レース展望 前傾ラップで能力全開・二の脚で突き放すメイショウボーラー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の資料を参照されたい。
このレースはとにかくマイル以上の距離実績がモノを言う。過去8年の連対馬16頭全てにマイル以上での連対実績があり、'02年2着アグネスソニックを除く15頭に勝ち鞍があった。また上表を見る限りでは、マイル実績があっても2ハロンの距離延長は良くない。該当馬は10頭が出走して【0・0・0・10】(0.0%)となる。 以上より、当該距離で未連対のダイシンチャンス、タイキバカラ、ロードインザスカイ、シゲルドントイケ、エイシンマルカムは要らない。当該距離に勝ち鞍の無い馬も1頭のみということから、ナイストップボーイ、アポインテッドデイも見送りの対象となる。
NHKマイルCでは'97年を除いてテンが速く上がりが掛かるという前傾ラップを示している。一般に府中のマイルは中・長距離で繰り広げられるような瞬発力勝負は起こりにくく、地味でもバテずに長く追える脚が重宝する。
タイキバカラがクリスタルCでマークした落差が+2.4(テン33.1-上り35.5)であることからすれば、前傾ラップに陥りやすい2歳短距離戦での結果といえどメイショウボーラーが小倉2戦でマークした4秒近い落差はもはや脅威的。朝日杯FSでは自ら飛ばして落差+2.1、僅差の2着に粘っている。ここ2戦は距離不適&逆ベクトルでのレースで力を出し切っていない。
キングカメハメハは明らかな前傾ラップとなった京成杯でフォーカルポイントから0秒8差の3着に敗れており、全体的に見てもここで求められる適性とは逆ベクトルなのが気になる。距離短縮は問題ないが、追走で一杯になってしまう可能性は否定できない。
シーキングザダイヤは前傾・後傾問わず好走がある。前哨戦・NZトロフィーは軽い前傾ラップ。前年2着のエイシンツルギザンもNZトロフィーで落差+0.7(テン35.0-上り35.7)の流れを中団から差し込んで勝っている。
穴ではフリーダムホークを推奨したい。マイルで明らかな前傾ラップを体得している点は強調材料。前走は重賞初挑戦でシーキングザダイヤに0秒2差の5着なら適性が勝れば逆転も有り得る。何より鞍上の横山典弘騎手は同レースでの仕掛け所を熟知しており、マイル以上で連対実績のある馬に騎乗した4回全てで連対('96年2着ツクバシンフォニー、'99年1着シンボリインディ、'02年2着アグネスソニック、'03年2着エイシンツルギザン)している。 軸は前傾ラップの鬼・メイショウボーラー。相手筆頭は朝日杯FSでメイショウボーラーを負かしたコスモサンビーム。単穴はラップ適性・距離適性とも抜群のシーキングザダイヤ。連下は前走よりも上の着順が狙える下地を持つフリーダムホーク。 ◎メイショウボーラー ○コスモサンビーム ▲シーキングザダイヤ △フリーダムホーク ■馬券構築 メイショウボーラーから馬複流し。3連複の紐でキングカメハメハを抑える。 [馬複] メイショウボーラー−コスモサンビーム 30% [馬複] メイショウボーラー−シーキングザダイヤ 30% [馬複] メイショウボーラー−フリーダムホーク 10% [3連複] メイショウボーラー−コスモサンビーム−キングカメハメハ 10% [3連複] メイショウボーラー−シーキングザダイヤ−キングカメハメハ 10% [3連複] メイショウボーラー−フリーダムホーク−キングカメハメハ 10% |