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第64回桜花賞(GI) 2004年4月11日(Sun) 阪神芝1,600M 3歳オープン 定量 (牝)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 5 | 9 | ダンスインザムード | 牝3 | 55.0kg | 武豊 | 1.33.6 | − | 464kg(+2) | 1 | |
2 | ▲ | 7 | 13 | アズマサンダース | 牝3 | 55.0kg | 蛯名正義 | 1.33.9 | 2 | 472kg(-4) | 7 |
3 | △ | 3 | 6 | ヤマニンシュクル | 牝3 | 55.0kg | 蛯名正義 | 1.34.3 | 2 1/2 | 472kg(-6) | 4 |
4 | ◎ | 8 | 17 | ムーヴオブサンデー | 牝3 | 55.0kg | 四位洋文 | 1.34.3 | ハナ | 472kg(0) | 3 |
5 | ○ | 2 | 4 | スイープトウショウ | 牝3 | 55.0kg | 池添謙一 | 1.34.5 | 1 1/2 | 448kg(+2) | 2 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.4 - 10.9 - 11.4 - 12.1 - 12.2 - 11.8 - 11.1 - 11.7 上がり 4F 46.8 - 3F 34.6 2コーナー 16(8,17)(13,15)(9,18)(1,5)(12,7,14)6(3,10,11)4,2 3コーナー 16,17(8,15)13(1,9)(5,18)7,6(12,10,14,11)(3,4)-2 4コーナー (16,*17,9,7)15(8,13,18)5(1,10,6,11)(12,4,14,2)3 |
■レース回顧 18年振りに桜前線東上・亡き母に捧ぐ3度目のクラシック制覇ダンスインザムード! |
■レース解説 ヤマニンアラバスタ、ウェディングバレーが出遅れ。ホシノピアスが押して先頭を窺うが、外からヤマニンアルシオンが交わしてハナに立つ。ムーヴオブサンデーが気負い気味ながらも先頭へ取り付いていく。アズマサンダース、コンコルディアが好位を形勢。この直後にダンスインザムードがつける。ダイワエルシエーロはこの外をマーク。ヤマニンシュクルは中団後方、スイープトウショウは後方待機。ヤマニンアルシオンの直後に先行勢が並びかけながら直線に向く。内から抜け出しを図るムーヴオブサンデーをダンスインザムードが馬なりで交わして先頭に立つ。直後からアズマサンダースが進出し単独2番手に躍り出る。前2頭が等間隔で並び後続を離す。後方からヤマニンシュクルが迫るも前には遠く及ばず。 ■レース回顧 ハズレ。まあ、アレですわ。ダンスインザムードが強過ぎたということで。ヽ(`Д´)ノウワアアン 忙しいながらも桜花賞は現地へ見に行った。ただパドックに長居し過ぎたせいで正面スタンドには入れなかった。いつもは閑散としている4コーナー付近も超満員。仕方なくモニターを通じて観戦したが、狙いから外した馬に余裕綽々の手応えで4コーナーを回られた時点でもはやどうでも良くなった。 ダンスインザムードは馬なりで追走し、直線に向いても暫くは持ったまま。鞭を入れたのは後続を離してからで、ほぼ流すような感じでの楽勝だった。それでいて桜花賞レコードをマーク。フラワーCは完全に遊びながら勝ったが、桜花賞でも5割程度の力しか使っていないように見えた。 アズマサンダースは相変わらず追い出されてからの反応が鈍かったが、そこから渋太く伸びて2着。早仕掛けが影響した阪神ジュベナイルフィリーズ(6着)以外は好位に取り付く手際の良さが光っており、乗り方次第で安定した成績を得られるタイプ。ハイ・スローを問わず乱ペースで台頭がありそうである。 ムーヴオブサンデーは直線入口で同じ勝負服のダンスインザムードに真っ向勝負を挑んだものの、手応えと決め手の違いからそのまま一方的に突き放されてしまった。スタート直後に多少掛かる仕草を見せており、キャリアの浅さが出てしまったのは残念。ただ仮に折り合ったとしても、今回のダンスインザムードには手も足も出ない。 ヤマニンシュクルは今回も後方からの競馬を選択したことで追撃が及ばなかった。阪神ジュベナイルフィリーズこそ外差し一気を決めたが、先行した馬に同じような脚を使われてしまってはどうしようもない。アズマサンダースに1勝3敗という対戦成績はそれを如実に物語る。先行すれば面白いと思う。 スイープトウショウにもヤマニンシュクルと同じようなことが言えるが、こちらは追い込み一辺倒なので性質が悪い。チューリップ賞は大外に振って豪快に差し切ったが、今回はすぐ前にいたダイワエルシエーロがふら付いたことですぐには追い出せなかった。阪神ジュベナイルフィリーズ時に比べれば些細なロスだが、今回は前の馬が完璧だっただけに影響は大きい。 |