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第48回産経大阪杯(GII) 2004年4月4日(Sun) 阪神芝2,000M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | △ | 5 | 5 | ネオユニヴァース | 牡4 | 59.0kg | M.デムーロ | 1.59.6 | − | 496kg(+8) | 1 |
2 | 3 | 3 | マグナーテン | セ8 | 57.0kg | 川原正一 | 1.59.6 | アタマ | 506kg(-1) | 8 | |
3 | ◎ | 4 | 4 | カンファーベスト | 牡5 | 57.0kg | 藤田伸二 | 1.59.8 | 1 | 470kg(0) | 5 |
4 | ▲ | 8 | 11 | バランスオブゲーム | 牡5 | 58.0kg | 田中勝春 | 1.59.9 | 3/4 | 478kg(+6) | 2 |
5 | 6 | 6 | ローマンエンパイア | 牡5 | 57.0kg | 福永祐一 | 2.00.0 | 3/4 | 518kg(0) | 7 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重) |
ハロンタイム 12.7 - 11.3 - 11.9 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.9 - 11.3 - 12.4 上がり 4F 47.4 - 3F 35.6 1コーナー 3,10,11-4,5,2,7,6,8-9-1 2コーナー 3,10,11-4,5,2-7,6,8-9-1 3コーナー 3,10(11,5)(4,2)7(6,8)-(1,9) 4コーナー 3(11,10,5,2)(4,8)(6,7)1,9 |
■レース回顧 競り合いで目覚めた勝負勘・二冠馬ネオユニヴァース復調V! |
■レース解説 マグナーテンがハナに立つ。外からアラタマインディ、バランスオブゲームがこれに続く。カンファーベスト、ネオユニヴァースは少し離れた4・5番手を追走。アドマイヤグルーヴは後方寄り、ツルマルボーイは最後方からレースを進める。隊列は縦長。マグナーテンがリードを保ちながら最終コーナーを回る。ネオユニヴァース、バランスオブゲームが直後まで迫って直線に向く。ネオユニヴァースが満を持して追い出しマグナーテンに並びかけるが、マグナーテンも執拗に食い下がる。バランスオブゲーム、ブルーイレヴン、アドマイタグルーヴら3番手集団を引き離しながら前2頭が競り合う。ゴール間際でカンファーベストが迫るも及ばず、ネオユニヴァースとマグナーテンが首の上げ下げでゴール。 ■レース回顧 ハズレ。わざわざ難しく考えなくても良かった。先週に引き続き強いモンは強い。(´-`) ネオユニヴァースは勝負どころで自らハミを取ってマグナーテンの直後に取り付いていった。レースを引っ張った古豪マグナーテンを楽々捉え、後はワンマンショーかのように思えたが、そこから意外な食い下がりを受けた。ゴール前はさながら皐月賞の再現。アタマ差の辛勝だったが、低迷にピリオドを打つには十分な内容と言える。 マグナーテンは近走不振とはいえ、単騎がミエミエのメンバー構成で競りかけられるどころか突付かれることもなく、一定したラップを刻みながら快適に逃げることが出来ていた。やはり逃げ馬は人気薄で狙うに限る。昨年はマグナーテンを軸にしながら今年は無印。近走成績に囚われることなく、展開利や過去の実績を照らし合わせた上で総合的な取捨を考えたいものである。 カンファーベストは直線に向くところで多少窮屈になり進出が遅れてしまった。その後もすぐには加速がつかず後方に置かれかけたものの、一旦スピードに乗ると3番手集団を瞬時に抜き去っていった。いつものことだが、同馬の舌を出しながら首を激しく振って懸命に迫る姿には好感を抱く。 バランスオブゲームはいつも通りの位置取りでレースを進めたものの、マグナーテンの織り成す一貫したペースの逃げによって息つく暇もなく追走で手一杯になっていた。イマイチ馬らしく、前に引っ張る馬がいる展開では劣勢。同じ2,000Mでも弥生賞ではカラスを見遣る位の余裕があった。 アドマイヤグルーヴは悠々と後方に構え、勝負どころで満を持して上がってきたが、直線で内バランスオブゲームと外ブルーイレヴンに挟まれているうちに手応えを失ってしまった。一昨年の札幌記念勝ち馬テイエムオーシャンのように大幅馬体増&重斤量を課されても走る牝馬はいるが、差し込みが身上のアドマイヤグルーヴには酷なレースだった。 |