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第48回産経大阪杯(GII)
2004年4月4日(Sun) 阪神芝2,000M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ツルマルボーイ 103 末脚強力も届かずばかり。展開も向かない。  
2 2 ブルーイレヴン 89 後方待機で再起図るも所詮は付け焼刃。  
3 3 マグナーテン 95 単騎逃げ可能もスランプ突入で狙い難い。  
4 4 カンファーベスト 99 相手なりに走る。とりあえず上位争いは確実。
5 5 ネオユニヴァース 98 実績上位もダービー以降の成長力に欠ける。
6 6 ローマンエンパイア 92 中団差しの前走収穫もここ一気に相手強化。  
7 ナリタセンチュリー 92 引き続き好調もGI級相手では荷が重い。  
7 8 アドマイヤグルーヴ 94 中距離で差脚堅調。牡馬相手でも軽視不可。
9 ファイトクラブ 89 悪くはないが前走からの反抗材料に乏しい。  
8 10 アラタマインディ 94 先行粘り込みが身上も出し抜くまでは苦しい。  
11 バランスオブゲーム 99 鉄砲得意のGIIハンター。マイペースで残る。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 グレード別定戦の逆を突いて強敵打破カンファーベスト
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【負担斤量2kg加算馬の成績一覧】
年度(回) 馬名 直近1年内の重賞好走実績 産経大阪杯成績
'95年(第39回) ネーハイシーザー 天皇賞秋、毎日王冠他 9着(1人気)
'96年(第40回) ネーハイシーザー (無し) 6着(7人気)
'98年(第42回) エアグルーヴ 天皇賞秋、札幌記念他 1着(1人気)
イシノサンデー 京都記念2着 3着(4人気)
エリモシック エリザベス女王杯 5着(5人気)
'99年(第43回) マチカネフクキタル 京都記念2着 2着(2人気)
'01年(第45回) エアシャカール 皐月賞、菊花賞 2着(4人気)
テイエムオペラオー 有馬記念、JC、天皇賞秋他 4着(1人気)
アグネスフライト 東京優駿、京都新聞杯 10着(3人気)
'02年(第46回) エアシャカール 産経大阪杯2着 2着(3人気)
'03年(第47回) ヒシミラクル 菊花賞 7着(8人気)
馬名赤は牝馬(57kg)。

 産経大阪杯は'01年より従来の賞金別定戦を改め、基本負担斤量を57kg(牝馬は2kg減)として、最近1年以内のGI勝馬2kg増・GII勝馬1kg増、最近1年以前のGI勝馬1kg増とするグレード別定戦となった。これにより重賞を幾つ勝っても最大で59kgまでしか課されないという実績馬優遇の斤量設定となったが、ここ3年の負担斤量2kg加算馬は勝ち切るまでには至っていない。


 軸はカンファーベスト。2,000Mでは昨秋から常に1分58秒前後で駆けているように、堅実さが最大の売り。ここ2戦はやや後手を踏む内容ながらもよく詰めており、相手強化のここでも前進が見込める。朝日チャレンジCを制した時と同じ叩き2戦目のローテーションにも好感が持てる。

 相手筆頭はアドマイヤグルーヴ。秋華賞とエリザベス女王杯でスローペース症候群を克服。牝馬限定戦ばかりの結果とはいえ、中距離での安定性は同世代の牡馬二冠馬ネオユニヴァースより優れる。ここでは「最近1年以内のGI勝馬2kg増」の足枷があるため一枚割り引く。

 単穴はバランスオブゲーム。使い減りするタイプで、休み明けこそ最大のパフォーマンスが期待できる。ただ好走実績は軒並み非根幹距離(2ハロン×整数で表現できない距離)に集中しており、条件的にはベストではないと思われる。

 連下はネオユニヴァース。皐月賞馬だが2,000Mの持ち時計は一番遅い。宝塚記念での敗退はまだしも、その後の成長が感じられないのは不安。「最近1年以内のGI勝馬2kg増」もあり、好走はあっても勝ち切るまでは苦しいかもしれない。

◎カンファーベスト
○アドマイヤグルーヴ
▲バランスオブゲーム
△ネオユニヴァース


■馬券構築

 カンファーベストから馬複流し。カンファーベストが格負けした場合も想定してタテ目を抑える。

[馬複] カンファーベスト−アドマイヤグルーヴ 30%
[馬複] カンファーベスト−バランスオブゲーム 30%
[馬複] カンファーベスト−ネオユニヴァース 20%
[馬複] アドマイヤグルーヴ−バランスオブゲーム 20%


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